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怨讐の拷問塔  作者: ころぶくん
1章
20/98

絶望……そして希望20

「……。」



 あれ?



 私どうなったんだろう。



 死んじゃったのかな……。



 まるで夢の中のようなふわふわした感覚だった。



『き…。』



「……?」



 声がする。



『き…こ。』



「何?誰?」



『斬子』



「私を呼んでるの?」



 今度はハッキリと声が聞こえた。



 女の人の声?



『ふふふ……やーっとボクの声が聞こえたんすね!』



「え?え?……誰?」



 私は取り乱したように聞く。



 身体の自由は一切きかないが、声は出せるみたいだった。



『いやー誰と聞かれても…娘?って答えた方が良いっすかねー?』



「ど、どういうこと……ですか?」



『正直自分自身の正体なんてよくわからないっす!でもずっと斬子と一緒にいたっすよ!』



「そう…なんですか……?」



 意味がまるで分からなかった。



 私とずっと一緒?



『そうっす!もう時間がないから大事な事だけ伝えておくっすね!ボクの名前はシュルーフィドルっす!シュルーで良いっすよ!』



「あ、あの……。」



『あーー!もう時間ないっすね!じゃあ伝えられることは伝えたっすから!絶対に忘れないで欲しいっす!』



「ま、待っ……!」



 次の瞬間。私は見知らぬ場所で目を覚ましていた。

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