表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怨讐の拷問塔  作者: ころぶくん
1章
18/97

絶望……そして希望18

 それからの私は何というか不憫だった。



 毎日のようにメイビスからいびられ、殴られ。



 訓練ではクラスメイトから良いように使われて。



 唯一優子先生だけは私を庇うようには立ち回ってくれてはいたが、1人の力ではどうしようもなかった。



 私は心身共に疲れ切って、もはやただの歩く人形となっていた。



「おはようサンドバッグ。」



「ぐぅ…っ!」



 今日はいつものようにメイビスに蹴り起こされた。



「これで死なないなんて少しは頑丈になってきたのかしらね!」



 笑いながらもう一度蹴られた。



 コンコン。



 ドアノックの音。



「入るぜ〜……げ、メイビス。」



「様を付けなさいな勇者。何か用事ですの?」



「ちっ……もうすっかり猫かぶる気ねぇな。」



「有事以外では必要ありませんもの。」



「あっそ。で、そいつ借りてって良いか?」



 紗斗はいきなり入ってくるなり軽口をメイビスと飛ばし合い、私に指を指しながら言った。



「今日は訓練はありませんわよね?」



「ああ。だから沼地に行こうと思ってな。」



 よく見ると後ろにもう2人ほど見えた。



 何が目的かは分からないが、もう何かを考える気力はなかった。



「ふーん。まあ良いですわ。」



 メイビスは私を摘み上げるとそのままポイっと紗斗に投げた。



「うっ…!」



「いつまで寝てんだカス。起きろや。さっさと行くぞウスノロ。」



 私は引っ張られるがままに紗斗に連行されるのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ