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絶望……そして希望17
「はぁ……はぁ……!」
私は何とかイメージを作り出す。
何か……召喚……。
えっと……すぐには……動物……?
そ、そうだ犬をイメージして……。
ピカッと何かが光る。
魔法陣のような幾何学模様が床に現れる。
そして、光や幾何学模様が消えてそこには……。
「鉄……?」
何かの金属の塊だけがそこにあった。
「どう……して……。」
自分がイメージした物とはまるで違う。
先ほどのメイビスの言葉を思い出す。
やっぱり、私は、こんな……。
「決まりですわね。」
「ひっ……!」
「ゴミ虫。」
「ぁぐ!!」
背中に衝撃が走り、そのまま前のめりに倒れ込む。
「どうしてオンリーワンが両極端なのか理由教えて差し上げますわ。」
「……うぅ。」
「心が極端に弱いか強い者しかオンリーワンになれないからですの。あなたは間違いなくオンリーワンのゴミですわ。」
ガッと頭を踏みつけられる感覚。
その衝撃でおでこを床に打ちつけつつ、這いつくばる。
情けない。
でも、これが私なんだ。
誰からも必要とされず、誰の役にも立たない。
これが……私なんだ……。




