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BLOOD  作者: 御火影
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あるものの呟き

 この世界が仮に、すべての人に等しく優しく、等しく残酷であるとすれば、この世界で彼は世界の因果を乱しうる、この世界にあってはならない個体なのである。否、この世界に本来は関わっては駄目なのだ。彼はそれを分かっていてすべてのことを為した。

 私がこんなことを言っているのも、彼におそらく知られているだろう。それでも私は不憫な彼らのことを考えれば、こうやって残していかざるを得ないだろう。私は彼らに干渉できない。ただ見守るだけの私を許して欲しい。

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