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山かったどーーーーー!!!!!! からの・・・ その3

<<その頃、村の正木まさきは・・・>>

山に何があるのか実際に見てもらいたいと、山に向かう5人。


俺を先頭に、村長・雑貨屋さん・アデル・アデルのお母さんって順番で歩いているんだけど、歩きついでにいろいろ聞いておきたいと思って、俺からどんどん話を振っていく。


えっと、村長さんがさらっと言った村の人口って、村長さんが記憶しているだけなんですよね?特に何かに記録して取っておくということはしないんですか?なんて話をしてみると、今までの支援金などは人口ではなく立地条件で出ていたようなものだから、人口把握しても意味がなかったという理由で記録していないとの事。


そこで、住民登録と税金について簡単に説明してみようかと思い、「役所で住民登録をすると、役所のほうで正確な人数が把握できる。住民登録するとそこの住民ということでお金をとられるが、そのお金は住んでいる人達のために使われるお金になる」と、おおざっぱな説明をしてみると、村長さん目を輝かせて「それ良い仕組みですね!」と言ってくる。


どうせなら、この機会に住民の記録だけでもやってみませんか?と言うと、やたら乗り気だったので、自分が記憶している、最低限必要としている項目を書いて見たんだけど、考えてみたら俺こっちの世界の文字書けないんだよね。


ま、まぁ村長さんが自分のメモを見て、各項目について聞いて補足してくれたから、ま、いっか!と思ったんだけど、本当におおざっぱにしか説明してないから、本当にいいのかな?って思っちゃうよ。


ちなみに内容は、


登録日・・・住民票を作成した日にちを記載

住所・・・個人的にこの村は区画整理が必要かと思っている、と記載。

世帯主(種族・性別・生年月日・職業)・・・住んでいる人の代表者という意味、と記載。

同居の家族(種族・性別・生年月日・職業)・・・代表者以外の家族全員を記載してください、と記載。

住民となった年月日・・・転出転入の関係をあるかと思うが、最初は登録日と一緒で良いかと思う、と記載。


あとはマイナンバーとかいろいろあった気がするけど、「どこに誰が何人くらいで住んでいるのか?」「その人はどのような職種で生計を立てているのか」が誰の目にもわかるようにしておけばよいくらいで書いたメモだったんで省略。


まぁ~村長さんを助けるためとは言え、自分が各お宅の食糧の用意をしないといけないので、そのついでにでも書いて頂き、人口の把握を通して、この村の問題点を見てもらえればいいのかな?なんて思ったんだよね。


あと、歩きながらなんだけど、自分が見た場所の地図なんて書いて見たんだけどね、



   山並み山並み山並み山並み山並み

   山並み山並み山並み山並み山並み

山並み                山並み

      川(っぽい跡)


川(っぽい跡)☆俺の山☆  ☆鉱山跡☆

   (両方とも鉱山跡、現在未使用)

   ---------------------------


 (木々と民家がバラバラに配置されている)

(畑もちらほら、でも手をかけているようには見えない)


   ---------------------------

自然に出来た道。馬車を待つための掘っ立て小屋が立ってる

   ---------------------------


上の落書きもどきも日本語で書いてるから、説明しながらみんなで回し読みしてもらったんだけど、みんな山の裏に川の跡があること知らなかった見たい。あとで確認してみよう!なんて言ってるよ。


俺が見た時はちょっと水っぽい何かが残っている程度の溝だったんだけど、山の裏手に近いところにあったから、近づいてはいけないと思ったのかな?


いくら山の所有権が村?村長にあったとしても、今までの貴族様の影響力が強いみたい。


う~ん、ちょっと違う?


触らぬ神に祟りなしって奴かな?今まで関わってこなかったから、これからも関わらない方がいいか~という気持ちが住民全員に根強く残っていたのかな?なんてことを思ったんよ。


まぁ、その気持ちもわからなくはないけどね。

たまたま俺が異世界人で、たまたま子供たちを見つけたら偶然面白いものを見つけた程度で済んでるけど、元からここの住人で貴族などの強い力で押さえつけられてたら俺も近寄らかなったかもしれないもんなぁ~


まぁ、近いうちに、この村の人達全員で村の状況を変えていかないと、この村潰れちゃうって思ってるから、何か出来る事があったら滞在期間中でしたらさせて頂きますよーなんて言うと、なんかほっとしている村長さん達。


こんなただのサボリーマンのおっさんに何が出来るかわからないけど、これも縁と思っていろいろ頑張りたいなぁ~と思いながら、5人で雑談しながら山のふもとまで歩いていると、ふわぁ~んと良いにおいがするよ!


ぉっ?!


今日はカレーか!やっほーい!!!!!!!!!!


そんな俺を見て「かれえってなんだろう?」「なんだこの強いにおいは?」なんて顔を見合わす面々に、「カレーは最強アイテムなんで是非是非食べてくださいな!」と言いスキップしながら入り口に向かう俺。


そんな様子を不思議そうに見ながらも、ついてきてくれる面々に感謝しながら、この人達がカレー食ったらどんな反応するんだろうなぁ~と楽しみになる俺がいました。


カミサンや~今かえったどー!!!!!!!!!

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