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山かったどーーーーー!!!!!! からの・・・ その4

<<その頃、山のゆきさんは・・・>>


最初は困ってしまって、慌てそうになってたんだけど、子供達もお腹を空かせているみたいだったんで、スライムさん家族には一度家に戻ってもらうことで話をして、調理に戻ったんです。


スライムから人型に戻る時、また微妙にプルンプルン揺れて気持ち悪かったけど、変身ひとつでわかることも多かったから、なかなか良い収穫になったのかな?と浮かれてたら、子供達が「ゆきさんだけスライムさんと話してずるい!」って言われちゃった。


じゃあ、みんなでご飯食べ終わったら、スライムさんたちと一緒に遊べるか聞いてみるね、と言うと、みんなにこにこ顔になってくれたので、急いでご飯を炊く。


カレーは、年上の男の子と女の子が材料を切って入れてくれたので、野菜がしんなりしてきたら水を入れて~なんてお願いしたから大丈夫でしょ?


ご飯は鍋とかで炊いたことないんだけどなぁ~なんて思ったら、な、なんと!そこらへんの調整をマネックスさんがやってくれるって事だったので、お米をといで、子供達が用意してくれていた土鍋っぽいものに入れ、ファイヤーボールで火を維持させながら焚くことにしたの。


本当に、マネックスさん最高です!!!


そんな事を思っていると、カレーを作ってくれた二人が「あじみー」なんて言ってくれる。

塩胡椒も、最初はドキドキしながら入れてた二人だったけど、ちょこちょこ「あじみー」なんてつまみ食いしてたの見てたから大丈夫かな?と思ってたけど、うん、おいしい!


丁度、お米も焚けてくれたので、申し訳ないと思いながらも、年上の二人を呼んで、配膳のお手伝いをしてもらう。


実質二人がこの子供たちのリーダー見たいな感じになってるのを見てたから、安心して任せちゃってるんだけどね、この子たちも見たところ10歳にもなってない子。


せめて私たちがいる間に、安心して笑って生活できるようにしてあげたいなぁ~と思っていたら、配膳が終わったらしいので、みんなで地面に座って「いただきます」と言って食べたんだ。


なんだろう?


疲れたんだけど、笑顔で食べている子供たちを見ていると、いつもよりもカレーが美味しい。今回生もの持ってこなかったんで、野菜だけのカレーになっちゃったんだけど、みんな美味しい美味しいって食べてくれてるから本当に良かったよー


マネックスさんによそおうとしたんだけど、「実体化出来ないので、お食事を食べる事ができないのです、すいません」と断られてしまったので、申し訳ない気持ちを持ちながら、その分をスライムパパママさんたちに食べてもらおうかな?と思って、手招きすると、こっちに寄ってきてくれたので、人数?分をよそって食べてもらう。


食べた瞬間、ちょっとびくっとしたけど、その後ぷるんぷるん言いながら喜んでるような感じだったので、害になるようなものでなくて良かった~とほっとして、ふと空を見上げる。


同じ空の下だと思ったんだけど、こんなにひもじい思いをして生活している子って本当はもっと多いんだよね。


子供だけではなく、大人もそうなんだけど、みんながみんな美味しいもの食べれないんだよね。


まだ自分たちの世界だったら、支援活動など何らかの声が上がるとは思うけど、ここじゃそういう事はないのかな?もし銀色の誰かがこの子を救わなかったら、この子達は今頃どうなっていたのだろう?と思うと、正直恐ろしく思うの。


私は、偶然魔法が使えるようになったから、自分の身は自分で守れるし、いざとなったら現実世界に逃げることも出来るけど、この子たちはそうはいかない。


この世界で必死に生きていかないといけないんだよね・・・と思ったら、なんだか涙が出てきて止まらくなっちゃった・・・


子供達が心配して近づいてきてくれたのを見て、作り笑いをしてみたけど、やっぱりだめだぁ





そんな事を思ってたら、私の肩に手を乗せて「どうした?」と言ってくれる人がいたの。


あ、旦那。


いつもタイミング悪いのに、今日だけなんでこんなタイミングなの?なんて思いながら、ちょっと胸を借りて泣いてしまった私を抱きしめながら、頭をなでてくれる旦那に甘えるわたし。


自分達が住んでいる日本という国がどれだけ恵まれているかを、この世界で痛感するようになり、自分たちがちょっとの不満を持って生活をしていることが本当に馬鹿らしくなるくらい、ここの世界は良くないことが多い気がするので、せめて身近にいる子供達のために、微力ながら頑張りたいと、泣きながら思いました。


「あ、子供達!悪いけど、そこにいるお兄さんたちにもカレーよそってくれるかな?」

旦那が私の肩を抱き寄せながら子供たちにお願いしているのを聞いて、村の人を連れてきたのがわかったら、なんだか急に恥ずかしくなって、旦那を突き飛ばして、あ、私がやります!なんてあたふたしながら離れた私。


子供達に見られても平気なのに、大人だと恥ずかしい!


この年になっても、こんなに旦那に甘えることになるなんて思っても見なかったけど、夫婦だから多少は許してもらえるかな?なんて思う今日この頃。


さて、いろいろお話があるようですから、私も気持ちを切り替えて頑張りますかー!


「ぉぃぉぃそりゃねぇよ!」と、ひっくり返りながら言う旦那に、手を合わせてごめんのポーズをとりながらね・・・本当にごめんね。旦那。

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