用語解説①
1章の振り返りも兼ねて。
本編未読の方はネタバレになりますので、ご注意ください。
■大災厄
全ての始まりと終わり。始まりの能力者によって引き起こされた戦後最大の人災。
一都市が壊滅し、これを契機に新たな能力者が次々と生まれるようになった。
本舞台は大災厄から約10年後の未来。
■災厄破片
大災厄から漏れ出し、残っていた因子の通称。
大小大きさはまちまちで、紫の炎の様な物体。大災厄を再び引き起こしかねない呪いの結晶。それを取り込んだ能力者は"特性"という属性が付与され、自身の能力とは別に、既存の能力の影響を受け付けない特殊な力を獲得する。
現在報告されている"特性"の効果は【不能】。
死しても対象の自由を奪う、災厄の権能の一つ。
破片ごとにそれぞれ効果が異なるらしく、災厄破片同士であれば、干渉できるらしい。
■能力者化現象
【大災厄】をきっかけに、近年10代、20代の若者中心に見られるようになった。
特別個性もない一般人が、突如超常の力に目覚める現象で、規則性も見いだせず、今の科学では原因などは解明されていない。
能力に目覚めると、能力名や技能など自然と頭の中に入ってきて、生まれたころから知っているような感覚になるという。
■特別開発指定区
大災厄で壊滅した一都市を開発した能力都市。通称『特区』。
壊滅的な被害を受けたが、【征天使】の力で、一晩で修復された経緯がある。
能力に目覚めて能力者となったものは特区に集められ、ある程度非能力者とは区分けされた環境で生活を送っている。
理由もなく非能力者が特区へ移ることはできないが、能力者の同居している家族や、仕事関係などで特殊な申請を出した場合は、移住が認められている。
中央に本部を据え、扇状に第1区から第6区までの6つの区域に別れている。
各区には能研の支部が置かれ、それぞれが区の運営を担っている。
■能力開発研究所
能力者の育成と運用を担う政府公認の組織。通称『能研』。
特区内の各区にそれぞれの支部がある。
大まかに分けて開発部と研究部という二つの部署がある。
・開発部
戦闘班:主に戦闘能力に特化した能力者が集められる。実戦多め。
偵察班:主に諜報活動に特化した能力者が集められる。集めた情報は情報班に送られる。
・研究部
解析班:主に研究色が強い班。非能力者の割合が一番多い。
情報班:開発部のバックアップ。前線で戦えなくなった戦闘班の受け皿にもなっている。
■特戦員
能研の兵隊と恐れられる。「特区の戦闘員」の略。
揃いの白い仮面と、黒塗りの刃を潰した武器を装備している。
非能力者ではあるが、能力者に能力を付与されて、前線で戦えるものを指す。
警察官やその候補生から選ばれることもあって、逮捕術や武道に精通している。
下手な能力者よりも、戦闘能力は高い。
■能力ランク
能力の危険度、脅威を表す能研が定めた指標。
S+からC-まで、8段階ある。(S+、S-、A+、A-、B+、B-、C+、C-)
あくまで攻撃性を持つ能力の判断基準として設けられたものなので、低ランクの能力=使えない能力、ということではない。
■B級案件
能研内でのミッションの内の一つ。
ベーシックな任務で、Bランク以下の能力者か特戦員が対応する。
情報収集から戦闘など幅広い任務がある。
■A級案件
能研内でのミッションの内の一つ。
B級では対応できないと判断された上級任務。
主に戦闘能力が求められるため、Aランク以上が最低一人参加が義務付けられている。もちろんAランク以上で人員を揃えるのが理想ではあるが、Aランク以上は数も少ないため、指揮やエース役に一人、後は戦闘向きのBランクの能力者を数名下に就かせる、というのがよく見られる編成となっている。
■S級案件
能研内でのミッションの内の一つ。
一般の所員にはその条件すら明かされていない。
S級に指定される条件は『災厄破片』が絡んでいるかどうか。
能研内でもトップシークレットの任務。




