表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
史上初の聖王大聖女ですが、休暇の過ごし方が分かりません!!  作者: Atelier Lotus


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
30/46

第28話 料理

 その日の夜。


 ソフィアは教会の寄宿舎にある共用厨房を訪れていた。


「せっかくのお休みですし……」


「今日は、お料理に挑戦してみましょう」


 普段、この厨房は神官や修道女たちが自由に利用している。


 もちろん、ソフィアも利用することはできる。


 もっとも――


「いつ以来でしょう……」


 ソフィアは苦笑する。


 聖王大聖女となってからは仕事に追われる毎日。


 食事は給仕や秘書が用意してくれるため、自分で料理をする機会はほとんどなかった。


「女性として、お料理くらいはできなければ恥ずかしいですよね」


 料理本を開き、ぱらぱらとページをめくる。


「さて……」


「何を作りましょうか」


 その時だった。


「せ、聖王大聖女様!?」


 厨房にいた修道女たちが、一斉に立ち上がる。


「どうしてこちらへ!?」


 ソフィアはきょとんと首を傾げた。


「今日は、お料理を作ろうかと」


 その一言で、修道女たちの表情が変わる。


「お、おやめください!」


「私どもがお作りします!」


「聖王大聖女様に包丁など持たせられません!」


 口々に止められ、ソフィアは思わず苦笑した。


「いいんですよ」


「今日は休日ですから」


「たまには、自分で作ってみたいんです」


 修道女たちは顔を見合わせる。


「で、ですが……」


 ソフィアは優しく微笑んだ。


「失敗しても、それも勉強です」


 その笑顔に押され、修道女たちはようやく観念したように苦笑する。


「……分かりました」


「ですが、危なくなったら、すぐお手伝いしますからね」


「はい」


 ソフィアは嬉しそうに頷き、料理本をもう一度開いた。


「さて……」


「何を作りましょうか」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ