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第15話 明日は出掛けます
気付けば、窓の外はすっかり暗くなっていた。
「また一日終わってしまいました……」
結局。
今日も何もできなかった。
街案内を読んで。
悩んで。
考えて。
それだけで一日が過ぎてしまった。
ソフィアは苦笑する。
「ですが」
街案内を胸に抱え、小さく頷く。
「明日こそ、街へ行ってみましょう」
スイーツ。
市場。
劇場。
公園。
全部は回れなくてもいい。
まずは、一歩踏み出してみよう。
「そう決めました」
それだけで少し嬉しくなる。
ソフィアは寝間着へ着替えると、ベッドへ腰を下ろした。
「とりあえず今日は……」
「寝ます」
布団へ潜り込む。
ふかふかの枕が心地よい。
まだ疲れが残っていたのだろう。
目を閉じた次の瞬間には、意識が遠のいていく。
(おやすみなさい……)
いつ眠りについたのかも分からない。
まるで泥のような深い眠りだった。
史上初の聖王大聖女。
三日目の休日は、きっと今までとは少し違う一日になる。




