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第9話 寝ます
休日。
初日目。
朝。
教会総本山ルミエール大聖堂。
聖王大聖女の私室。
ソフィアは目を覚ますと、ぼんやりと天井を見つめた。
「……今日から休暇でしたね」
昨日、サンセリテから命じられた一週間の休暇。
生まれて初めての長期休暇だった。
だが。
身体は鉛のように重い。
「せっかくのお休みですが……」
「流石に、体力を回復させねばなりません」
布団をぎゅっと抱き寄せる。
「もう少しだけ寝ましょう」
そう呟くと、ソフィアは再び目を閉じた。
◇
「……ん」
ゆっくりと目を開ける。
部屋は薄暗かった。
「あれ……?」
窓の外を見る。
夕焼けは、とっくに消えていた。
夜だった。
「……」
しばらく時計を見つめる。
「寝過ぎました」
それだけ呟くと、ソフィアは再び布団へ顔を埋めた。
史上初の聖王大聖女。
生まれて初めての休日は。
寝て終わった。




