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88話 乱入者!!!

88話 乱入者!!!


パカリッ、パカリッ、心地の良い音を鳴らしながら馬を走らせ続ける。


大木の家から離れて半日、アルルはスカートの件を既に諦めていた。


現在木に囲まれた森の道を走っている。


アルル「…えーっと…方向も間違いなし…」


アルルはターサーの背中に掴まりながらコンパスを見ている。


アルル「…さーて…あとどのくらい進む必要があるのかなぁ…」


アルルは既に疲れているのか大きなため息を吐いた。


ターサー「マジリカの端の端から来た割には…長旅は得意じゃないみたいだな…」


それを聞いたアルルはムスッとしながら。


アルル「うっさい…」


そんな会話が続いていた時。


シュバッ!! 


何かが高速で飛んでくる。


ターサー「くっ!」


ターサーは背後のアルルと一緒に走っている馬から飛び降りる。


アルル「きゃっ!?」


ズザザ!!アルルを守りながら飛び降りて背中を引きずっていく。


アルル「な…なに…?」


ターサーはゆっくりとアルルを立たせながら自分も立ちすぐにハンドガンをホルスターから引き抜く。


ターサー「敵だ…」


アルル「っ…」


アルルはそれを聞いてすぐに落とした杖を拾い上げて構える。


アルル「ど…どこ…」


ターサー「…俺と背中を合わせろ…」


アルルとターサーは背中合わせになる、四方向の内二方向はそれでカバーした、そしてそれは両脇の茂みがある方ではなく、道のある方を向き合う。


ターサー「よく音を聴け…目で前を見て…茂みは音を感じとるんだ」


アルル「…分かってる…」


その時…ザザッ…


横の茂みから音、飛び出してくるのは…。


紫色の着物に頭巾、足袋…!忍者だ!


スバババ!!一斉に周りの茂みから飛んでくる。


アルルとターサーは左右別々に茂みを見てそれぞれ攻撃をしかける。


ターサー「っ…ここかっ!」


ターサーはハンドガンを構え相手を数える。


ターサー「(三人っ…)」


バババン!!


空中にいる忍者三人の頭を撃ち抜きダウンさせる。


一方アルル


ズバッ!と勢いよく杖を構える。


アルル「…バフバリュス!!」


三人の忍者は確かに空中にいたがビタン!!と地面に落ちる、それは速かった、そして黒い灰になる。


ターサーはアルルと変わらず背中合わせのまま。


ターサー「平気だな?アルル」


そう聞いた。


アルル「平気!そっちも平気そうだね!」


二人は警戒を解かずに辺りを見続ける。


アルル「あいつら何なの!?」


ターサー「熱心なファンだ、追っかけ」


サササッ!!今度は道の先から3体走って来る。


ターサー「アルル!南西注意!」


アルル「っ…!まかせて!」


アルルは3体向かって来ている方向に杖を構えて。


アルル「バフエラフリース」


目の前の3体の身体が浮き始める、バランスを崩し逆さまになった忍者達は地面に触れようと手を伸ばす届かず浮いていく。


そこに…


アルル「バフバリュス!!」


浮かせた3体の忍者を重力魔法で地面に叩きつける。


3体の忍者は黒い灰になった。


ターサー「警戒を緩めるな…どこかに奴が…」


アルル「奴…?」


???「ご名答~♡!」


シュバババ!!横から先ほどの忍者達とは比にならない速さで何かがくる。


アルル「っ…!」


アルルは急いで杖を構えて守る。


ターサーは丁度良いタイミングで足を前に出し、相手の足にかけては…アルルに向かう敵の体勢を少し崩す。


???「わおっと♡!」


向かってきた女…はすぐさま体勢を立て直し目の前に姿を表す、アルルへの攻撃には失敗したようだった。


ターサー「メシス…」


ターサーはハンドガンを構える。


メシス「お久しぶりぃー♡そうでもないかなぁ♡?」


メシスは手を後ろに回して乙女のように立つ。


メシス「今回も痛くしてくれるのぉ♡?」


ピンク色のポニーテールを揺らしてピンク色の瞳を輝かせて見てくる。


アルル「っ…なにこいつ…へ…変態か何か?」


ターサー「油断するな…さっきので分かると思うが…こいつは速い…」


アルル「っ…なら!バフバリュス!!」


アルルは乙女立ち続行中のメシスに杖を向け魔法を唱える。


メシス「っ…!あはっ♡!!なんだか懐かしい…魔法♡」


メシスは上からのし掛かる重力に地面に立ちながら抵抗していて。


メシス「でも…これじゃあダメ♡!」


メシスはその重さから抜けて素早くアルルに攻撃をしかける。


アルル「っ!バフエラフリース!」


アルルの魔法の向けた先はメシス自身とクナイ。


メシス「もーう…!痛くないことしないの♡!」


メシスは地面を蹴ってズザッ!と砂ぼこりを舞わせる。


アルルの向けた魔法は砂ぼこりの無数の砂に対してぶつかり砂ぼこりだけが軽くなり空に向かっていく。


アルル「ゲホッっ…っ…バフバリュス!!」


アルルはもう一度杖を向ける。


その時!


メシス「あはっ♡!」


ビュン!!メシスがクナイを投げてアルルの持つ杖の方向をずらす。


ターサー「っ!くっ!!」


ターサーにバフバリュスが当たる。


ズン!!ターサーの身体周辺が重くなる。


アルル「っ…!ターサーくん!!」


メシス「隙あり!」


メシスはアルルの視線がターサーに逸らされた瞬間、アルルの懐に斬りに行く。


アルル「っ!舐めないで!」


アルルは杖で上手く斬りつけを流す。


メシス「わぉっ♡!」


流されたメシスは少し遠くに離れる、アルルに対して警戒していた。


メシス「今の速さで見切るって…♡ふーん…♡近接も強いんだ…♡私の事傷つけてくれそう…♡」


メシスは目をハートにしてアルルを見てくる。


アルルはメシスを見ながらチラリと横目でターサーを見る。


アルル「っ…ターサーくん!平気!?」


ターサー「…平気だ、この類いは慣れてる…」


重い重力の中ターサーは足を浮かして魔法圏内から出る。


ターサー「しかし…お前のは少し重かったが…」


ターサーは再びハンドガンをメシスに向ける。


アルル「…あいつ…どうすれば良いの…」


アルルは杖を構えながらターサーに聞く。


ターサー「さぁ…まだ分かってない」


しかしメシスは待たない、クナイを構えて今度はターサーに飛び付く。


メシス「私を傷つけてぇー♡!」


ターサー「ふんっ!…」


ターサーは飛び付いてきたメシスにまず膝を構える、メシスの持った武器が最初にターサーに到達する前にターサーの膝がメシスの腹部にぶつかる!


メシス「アオン♡!!」


相変わらずダメージを与えた気はしなかった、が、ターサーは続ける!


怯んだメシスの腕を掴んで地面に投げ叩きつける。


メシス「っ♡!!」


メシスは地面に倒れると反応がなくなる。


アルル「っ…ど…どうなったの…」


アルルは倒れたメシスに変わらず杖を向け続けている。


ムクッ…勿論立ち上がるメシス。


メシス「…次はどっちがしてくれるの♡?

おしおき…♡!」


メシスはクナイを広い走り再び向かってくる。


アルル「バフメガピュール!」


ターサーとアルルの周りに炎を纏わせる。


メシス「っ!あっつぅぃ♡!」


メシスは後ろに後退する。


焼けた部分は再生している。


纏われた炎が消えた瞬間、何かが投げ込まれた。


ターサーのフラッシュバン、Momentary Sunだった。


パァン!!!


メシス「あぅっ!!!またこれ!!うぁぁ!!」


メシスは目を抑え地面にのたうち回る。


ターサー「今だ、走れ!」


ターサーはアルルを連れて馬に乗り込む。


ターサー「やっ!やっ!!」


ターサーは馬を蹴って速く走らせていく。


アルルは地面にのたうち回るメシスが遠くなっていくのをただ見ていた…。


続く。


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