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52話 コンバットタイム

ザッ…さらに大柄な男二人は近付いてくる。


重いブーツが地面にふれる度に砂ぼこりが舞う。


ターサー「おい、待て…こいつはさっき決められたお金は返したと言っていたが」


男達はラルフィに歩む足を止める。


男1「あぁ?なんだぁ?てめぇ…」


大柄な男たちはターサーと近い身長二人でターサーにターゲットを変え歩いてくる。


ターサー「…(大柄…189cm…体重推定80前後…しかし…)」


ターサーは男二人の歩き方を見る。


ターサー「…やめておけ、それ以上近づくな」


ルリィはそれを遠目に見続けていて。


ルリィ「っ…(ターサーさん…大丈夫でしょうか…いざとなったら…私の魔法で…)」


そう考えてる間にもターサーに近付いてく二人。


男1「おらぁぁぁ!!!」


男がターサーの右手の方向から正面蹴りをいれてくる。


ターサーはその蹴りを避けて素早く肘で脛を攻撃。


男1はどれだけ大柄でも脛は鍛えていなかった。


男1「ぐぁっ!?」


その痛みに脛を抑えて倒れる男の一人。


それを見てもう一人の男2は右手でのパンチを振り上げてくる。


ターサーは左腕でそれを抑えては右足で男2の膝を蹴る…体勢を崩し、膝をついた男の顔に勢いよく膝蹴りをかます。


男2「ぐべらぁ!」


男2もその場に倒れる。 


ルリィ「…っ…(す…すごい…)」


しかし大柄な男なだけあるのか気絶はしていない。


ターサー「ラルフィ…急げ、こっちだ」


ターサーは冷静にラルフィの手を掴み走ってその場を離れていく。


離れて見ていたルリィもそれに合わせてついていく。


ターサー「ルリィ…こいつの病院の場所に行くぞ…」


ルリィ「はいっ…こっちです!」


ラルフィの腕を引いてルリィの後を走ってついていく。


ガチャ!バタン!と…病院に三人入りすぐに閉める。


ターサー「あいつらは病院の場所を知っているか?」


ラルフィ「し…知られているに決まっている!」


ターサー「だろうな…」


ターサーはラルフィの前に達は目を冷静に合わせて言う。


ターサー「用件は一度しか言わない…金は払う…今すぐ医療器具…輸血に必要な物を持って出るぞ…PITからの物ならコンパクトなのがあるだろ」


ラルフィはそれを聞いて焦り、困惑しながら。


ラルフィ「っ…?わ…わかった…!」


ラルフィは数十秒の内に引き出しと机の上の物を取りバックに詰め込み。


ターサー「よし…行くぞ…」


勢いよく病院から出た三人。


ルリィ「っ!目の前来てます!」


男1「っ…!いたぞ!」


男二人は通りの道から走ってこちらに来る。


ターサー「ルリィっ…こいつを馬の所に連れていけ…15秒後程後に追い付く」


ルリィ「わ…分かりました!…さ…こちらです!」


ラルフィ「あ、あぁ!」


ルリィはラルフィの手を引いて馬の所に連れていく。


ターサーはこちらに向かってくる男二人に走っていく。


先頭の男1、先ほどとは違い走り近付いてきて飛んで殴りかかって来る。


ターサーはそれを避けて男の膝を後ろから蹴る。


それにより男は膝を曲げ再び体勢を崩す。


男2「っ…!」


男2はその隙をついてターサーに蹴りをいれようとする。


勿論素人丸出しの蹴りにターサーは反応できないわけもなく男1を壁にし男1を飛ばさせる。


男2「しまっ─!」


男2が油断した隙をついて膝裏に脚をかけて男2の顎を少し持ち上げ手で肘を掴み勢いよく地面に転ばせる。


男2「ぐっ!」


ターサー「よし…」


ターサーはすぐにルリィ達のいる方に走り。


ルリィ「っ!来ました!」


ラルフィ「2.73秒早い!」


ルリィ「えっ…」


ルリィはラルフィに少し引いていた。


ターサー「乗れ!乗れ!」


二人が限界の馬に三人で

馬前 ラルフィ ターサー ルリィ 馬後ろ

と…いった形でどうにか乗り込み走らせる。


ルリィが触れているおかげで馬はその時だけ体力を消耗せず三人を乗せた限界速度きっかりに走る。


そうしてジャスフから脱出するのだった…。


ヒヒーン!!!馬の鳴き声が響く。



ー夜ー


残り22時間程…。


ジャッカルに止まると時間の都合上不安な為、

ジャッカルを過ぎて二時間程の場所で止まっていた。


流石にルリィの魔法があると言えど馬は三人を乗せて走り続けることは出来ず時間を食ってしまったのだった。


ターサー「…(きっと間に合うはずだ…ここは冷静に夜を過ごそう…)」


そう心で考え焚き火に枝を放り込む…。


焚き火の傍には他にルリィが座っていた…


ラルフィはと言うと既にテントで眠っていた。


ターサー「…大変だったな、苦労をかけてすまなかった…。」


ルリィ「いえいえ…でも…これでリリーさんは救われるはずです…。」


ターサー「あぁ、本当は夜も進みたいが、前に話したリスクは避けたい、ルリィ…お前も寝るのなら寝てくれ…見張りは俺がする」


ルリィはそれを聞いて焚き火に視線を落とす。


ルリィ「無理はしないでくださいね?」


ターサー「あぁ…」


ルリィはそう言うとテントに入る…


数十分後…。


ターサー「…」


ターサーは銃を持ちながら焚き火の傍で座っていた。


が物音…隣に誰かが座る…


ルリィだった。


ターサー「どうした…寝ないのか?」


ルリィ「…ラルフィさんのいびきが酷くて…」


ターサーはふっと笑い。


ターサー「そりゃ…災難だな…しかし…疲れてないのか?」


ルリィ「…平気です…寝れないのは慣れてるので…」


ルリィはそう言って焚き火をずっと眺めている…

ターサーはそんなルリィの横顔を見てまたそれ以上は何も聞かないでおく。


続く。

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