その九十八
三千七百二十二
或る気候の厳しい地方の小学校のホームページを見ていて、次の言葉に目が留まりました。
『「生き方」と「教育」は直結します。
その時に、意味のある教育ができます。』
もう、何も言う事はありません。久しぶりに、私以外の人間が書いた言葉に励まされました。
斯んな風に、本物の言葉はいきなり伝染するのです。それが発される迄に既にそう思ってそう願って生きて来た人間の歴史のある言葉は、即座に燃え移るのです。嬉しい、迚も嬉しいです。
三千七百二十三
「ありのままの自分では愛されない。だから自分を偽って他人に見せる事をせざるを得ない」
気持ちは分かります。悲しくも正直な言葉だと思います。しかしその想いは遂に虚しいでしょう。偽る事は、人には時々単発的に出来るだけです。ずっと何十年もの間それを続ける事は出来ません。それを無理に続けていると、今度は別の何かを失うのです。自分を自分たらしめているもの、自分の根幹を。
自分を偽る事をしないでおきましょう。そうしなければ失うものだというのなら、悲しみながらそれを失うべきです。その上で、もっと深い自分の運命、自分の使命を知るべきです。そうやって拓いた自分の道を行く自分の足取りは、その前よりもずっとしっかりしている事でしょう。そういう深い足取りをもって、一歩一歩人生を歩いて行って下さい。
三千七百二十四
私程度の『忙しさ』の人間の話ではありますが、自分が寸暇無く忙しく様々な事をこなして生活していても、それ以上に大変で余裕の無い暮らしをしている人が居るのですね。そういう現実を教えてもらう事はどうしても必要です。間違って、自分程頑張っている人間は居ないなどと自分が思い込まない為にです。
私は謙遜からそれを言っているのではありません。そうではなく、単に自分の言動や思考を事実でないものの上に組み立てて仕舞う間違いを避けたいだけです。忍者の様に事態を正確に把握し、そして隙の無い行動をとる。必要な事なのです。全ては、自分が取り返しのつかない後悔をせずに済む様に、です。自分の大切な人に関してその後悔が来たら、私は生きて行けないどころではなく、自分を呪う事しか出来なくなりますから。
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