1.海斗達side
俺は後悔している。あの時俺がしっかりしていれば。どうして優なんだ!どうして!親友すら守れなくて何が勇者だ!クソっ!だがまだだ、まだ諦めちゃいない。必ず優を助け出す!そして、今度こそ守ってみせる!
コンコン
「海斗入るわよ」
「あぁ」
入って来たのは美咲と結、莉夏それと雪音だった。
「どうしたんだ?」
「どうしたじゃないでしょ?大丈夫,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,なわけないわよね」
「あぁ、そう,,,,,,,,,,,,だな,,,,,,,,,,,,,,,,,」
「来栖くん。優くんはまだ死んだわけじゃないよ。諦めたらダメだよ。絶対に生きてるから、だから私達は強くなって優くんを助けて、また同じことを起こさないよう強くならなくちゃ!だから、来栖くん。したばっかり向いてないで前向いて頑張ろうよ?優くんにあった時に強くなったって胸はろうよ!ね」
「あぁ、そう、だな。井上さんの言う通りだ。優はああ見えてしぶといからな。」
「えぇ、そうよ。それに、先生のことも心配だし私達がしっかりしないと」
「そうですよ。睦月先生は音無君のこと結構気にかけていましたから。私達でケアしないといませんよ!」
その後は今後の流れを話し合い明日から頑張って行こうということになった。
一方その頃謁見の間には国王と家臣達と騎士団がいた。
「団長よ始末はできたか?」
「はっ!問題なく」
「そうか。それは大儀であった!して、召喚士は何を使っておった?」
「ドラゴンを3匹を召喚してたみたいです。」
「「「おぉー」」」
「それは、誠か?」
「はい」
「して、その召喚士は何処に?私が用意はしたが後はお主に任せたからの」
「私から報酬を貰うと直ぐに消えていきました。なんでも次も依頼があるとかで」
「そうか。なら仕方がないの。それにしてもドラゴン3匹とは中々優秀な召喚士だ」
「国王様!次もしも我々の前に現れたら引き抜きましょう」
「そうだな」
「もう1つ私に案があるのですがよろしいですか?」
「申してみよ」
「はい。では、今回のドラゴンの件を全て魔族の仕業にするのはいかがでしょう?そうすれば勇者たちはやる気を出してくれるでしょう」
「なるほど。それは名案かもしれんな。では、日にちを開けた後食堂にてその事を伝えよ」
「はい。分かりました」
「団長よ明日から頼むぞ。戻ってよい」
「はっ!」
国王達は自分たちの作戦が成功したと思っていた。逆に優にその策を利用されていたとも知らず。
翌日、食堂に集まっていたが来ていない生徒もいる他の生徒達は気分がすぐれていなかった。それもそうだ、目の前で同じクラスの奴がドラゴンに血を流しながら咥えられて飛んで行った姿を見ている。それに今いるこの世界は常に死と隣り合わせだ。その現実をつい先日叩きつけられたのだ。
雪音は目を真っ赤にして少し晴らしていた。自分がいない所で元気な生徒が死んだかもしれないそんな事を聞いたらなくに決まっているし、自分を責めまくるだろ。
そんな感じで食堂の雰囲気はすごく重たかった。その後誰も喋ることなく食事を終えたものから部屋へと戻って行った。海斗達も食事を終え部屋に戻り結達と雪音の様子を見に行くことにした。
現在海斗達は雪音の部屋の前に来ておりノックをして中に入っていいか聞いていた。
「入っていいですよ」
「失礼します」
先に美咲が入りその後に結、莉夏、海斗と順番に入って行った。近くで雪音を見ると目の下にクマが出来ていた。
「先生!優は死んだわけじゃない!いいか先生、俺達が諦めちゃダメだ!」
「え?」
「そうよ先生。音無君は生きてるわ」
「そうだよ!優くんはそんな簡単に死んだりしないよ!」
「そうですよ!私達が諦めちゃいけませんよ!」
「み、みんな,,,,,,」
「優を助けたあとやこれからも同じこと繰り返すのはもう嫌なんだ!その為には俺達は強くならなくちゃいけない!」
「だからさ、むっちゃん先生も私達と一緒に頑張ろうよ!」
「海斗と結の言う通りよ」
「そうですよ」
「そ、そうね。来栖君達の言う通りですね。先生である私がこんな状態じゃ何も出来ませんね!」
海斗達の言葉で雪音は正気を取り戻しやる気に満ちた目をしていた。その後は今後の方針を話し合っていき一日が終わった。
次の日から海斗達は何人かに声をかけていった。その中でもやる気に満ちていたのが3人いた。藤崎集、津田恭颯、音風圭だった。この3人は優ともそれなりに仲が良く優の事を海斗達の次に気にかけていたからだ。
この日から海斗達は来た当初より訓練を頑張っていき、団長などに頼んで外に出て魔物などを倒していきレベルをグングン上げて行った。
1週間たち夜食堂で食事をしていると扉が開き国王達が入ってきた。皆が何事かと注目していると国王の横にいた男が話を始めた。
「昨日訓練の最中でドラゴンが出てきたと聞き即刻調査をした結果魔族の仕業だと言うことがわかった!」
そう聞くと海斗は優の事が気になったので聞いてみた。
「あ、あの、あいつは、優は音無 優は見つかりましたか!」
「いや、見つかってないもしかすると魔族が捕虜にしているのかもしれない。助けるために君たちにはより一層頑張って貰いたい。話は以上だ。明日からも頑張ってくれ」
話が終えた国王達は食堂を出ていった。
海斗達はその事を聞くと更に気合が入っていた。そして、他の生徒達も死んでないかも分かるとほっとしていた。
その後は各自食堂を終え部屋へと戻って行った。




