表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

26/29

◆最後の審判

……

彼らは、その口に虚偽無く、その身に瑕疵無き者なり。

久遠の清らかなる言葉を携え、大音声にて言う。「汝ら守を畏れ、守に栄光を帰せよ。その裁きのとき既に到りたればなり。汝ら天と地と海と水の源泉とを造り給いし者へ拝跪せよ」

……

第一の災い、獣の徽章しるしを持てる人々とその偶像を拝跪する人々との身に、悪しき苦しき腫瘍生じたり。

第二の災い、海は死人の血のごとく腐りて、海にある生物ことごとく死にたり。

第三の災い、あらゆる河と、あらゆる水の源は、みな血となれり。

第四の災い、日輪は烈火をもて人を焼くことを許さる。かくて人々烈しき熱に焼かれり。

第五の災い、獣の国暗くなり、その国民、痛みによりて己の舌を噛み、耐え難き痛苦と腫瘍を生ぜり。

第六の災い、河の水ことごとく枯れたり。

第七の災い、かくて無数の電光と叱声と雷挺とあり、また激しき地震起これり、人の地の上に在りし以来かかる激しき地震なかりき。偉大なる都は三つに裂かれ、諸国の町々は倒れ、全ての島は離れ散り、山は見えずなれり。また天より百斤ほどの大いなる雹、人々の上に降れり。

……

――鳩州ハトノス誉羽ホマレバが受けた啓示集


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ