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努力畢生~人生に満足するため努力し、2人で『無敵』に至る~  作者: たちねこ
第四部 青年期 『2年生編』
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『体育祭2年生編』 『リレー』 4

 「頑張れサティス!」


 フェリスからの応援を背中に受けたサティスは嬉しそうな笑顔を浮かべながら速度を上げる。


 「今年は負けないわよ!」


 決意を改めながら叫ぶサティス。


 「いいえ。 勝つのはわたくしですわ!」


 その隣にスィダが並ぶ。


 「やっぱり速いわね! 負けないわよ!」


 隣に来たスィダとともに速くも曲がり角までたどり着く。


 「お2人とも速すぎです!」


 その2人のすぐ後ろをぴったりとくっついて走るシオン。

 

 「くっ!」


 シオンの一歩後ろを必死に歯を食い縛りながら追いかけるクラボ。

 そして、その更に後ろを2年生の『魔族』が走っていた。


 「・・・」


 そんな様子を最後尾から見ているのはテーセラ。

 

 テーセラは走りながらこの3日間の事を思い出していた。


 (・・・悪くなかった)


 本番までの練習。

 徐々に打ち解け、今では種族関係なしに話すようになった者達。

 負けてしまったが、それでも最後は楽しかったと思えた『東西帽子取り』。


 そして、フロロースの楽しそうな笑顔。


 テーセラは速度を上げる。


 フロロースが『リレー』の前に言っていたことが頭を過る。


 『『勝ちたいね! 勝ったらきっともっと楽しいと思う!』』


 「・・・そうだな。 きっと、そうに違いない!」


 更に加速したテーセラは曲がり角を過ぎたところでシオンに追いつく。


 「良いわね! 楽しいわ!」


 テーセラの速度が上がった事にサティスは喜ぶ。


 全員が全力を出しているのが伝わってくるのだ。

 サティスは全力のぶつかり合いができる事を喜ぶ。


 更に加速する全員。


 どんどん加速し横一列に並ぶ。


 しかし。


 ここで、体力の差が出る。


 少しずつ速度が緩み始めた皆の中からサティスだけが抜け出た。


 「今年は絶対勝つわ!」


 抜け出たサティスが全員を置いていく。


 しかし、全員も諦めない。

 盛り返す。


 そして。


 「「行けぇ! サティス!」」


 フェリスとファセールが叫ぶと同時、サティスがゴールラインを通りすぎた。


 もちろん、1着で。



 1着、サティス。

 2着、スィダ。

 3着、クラボ。

 4着、テーセラ。

 5着、シオン。

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