表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/61

第六層 episode.6

遅くなりましたあああorz

「「隊長!」」


 そこにはたった1人で人型を何人も撃破した人類の英雄、ショウマがいた。

 敵の斬撃をナイフだけで受け切るという正気の沙汰ではない行動をしている。

 もちろん今までナイフで受けるなどという奇行をした人間はいない。


「遅くなったな。もっと早く来れればよかったんだけど……迷子になってた」


 黒い中世のような鎧を着た騎士の大きな一太刀を受けたナイフは大きく削れてしまった。

 相手は自分の斬撃を受け切ったことを信じられないのか、驚きの目で俺を見つめいていた。

 それも無理はない。何人もの人間を一撃で葬り去って行った自分の斬撃をたった1人に止められたのだから。

 俺が拳銃を向け数発発砲すると、相手は飛び退った。

 そのまま追撃。相手に接近してナイフを振るう。

 それも剣の腹でガードされて反撃の一閃を喰らうがこれはしゃがんで回避。

 すると人型は何か思うことがあったのか飛び下がった後に首を傾げた。

 

「待てよ……?その戦い方……。お前……ショウマとかいう小僧か?」


 人型の口からなぜかショウマの名前が出た。どうして俺の名を知るかは不明だ。


「……なんで知ってる?」


「お前のことを呼ぶやつがいたからな。覚えていないとは言わせないぞ。過去にお前に手傷を負わされた借りがある」


 自分の兜を脱ぎ、顔をあらわにする。そこには痛々しい深い切り傷があった。

 それを自分が付けた傷跡ということらしい。全く身に覚えがない。


「悪いが過去の記憶がないから知らんな」


「なんだと……?。じゃあ……あの小僧のことは覚えてないのか……」


「あいつ……?」


「お前を庇って死んだやつがいたんだが……。その時のお前は滑稽だったな。獣のような声をあげて勝ち目のない戦いをしてきよって。 まあ、今回は前回のように油断したりはしない」


「あ……あぁ……」


 そうだ。いつか、俺が誰かを抱き抱えながら泣いていたのをどこかの層で発作的に思い出したことが………。

 その瞬間、その時の記憶がフラッシュバックした。


「………そうか。お前だったのか」


「ん?ようやく思い出したか小僧」


「あぁ、ありがとう思い出させてくれて。これでようやく………取り損なった仇を取ることができる」


 俺の、俺の一番の友達を殺したお前だけは絶対に許さない。

 ナイフを握る手に力が入る。それと同時に二つの怒りが湧き出てきた。

 あいつが親友を殺したこと。そしてそれを守れなかった自分の弱さに。


「さあ、第二ラウンドと行こうか。前と同じと思うなよ。再起不能になるまで叩きのめしてやる」


「騎士として小僧。貴様の相手をしてやろう。俺の名はヴァルグス。一騎討ちと行こうじゃねぇか」






「ショウマさん……」


「きゅぅ…」


 彼に置いてかれてしまった。ひとりぼっちになってしまった私は部屋をくるりと見回す。

 特に目立つものはない静かな病室だ。


「……置いていかないでなんて言えませんよね」


 肩に乗せていたおもちがまるで私と話しているかのように返事をする。


「きゅ!」


「やっぱり私は足手纏いですもんね。ショウマさんの役に立つのは案内だけですし、その案内もあの方々がいれば私なんて……」


「きゅうう!」


 すると、おもちは私の肩をスルスルと降りる。掌まで降りると鳴きながら小さくジャンプを繰り返した。


「……そうですね。私も行きます。足手まといかも知れませんけど、きっと何か役に立てることがあるかも知れません」


「きゅう!」


 私は病室の扉を開き、彼のところへ行くために走り始めた。



構想は練れたんで少しずつ書いていきます…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ