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第六層 episode.4

めちゃめちゃ遅くなりました。受験と大学とゲームが忙しくて……これからはちゃんと書きます(n回目)

「てなことがあったんですけど……覚えてないですか?」


「………」


 何か頭の中で引っかかっていた一部がパズルのピースがはまる様に今まであった違和感とともに消滅した。

 思い出した。俺はコイツらを助けた。

 その他にも多少思い出せたが、これが全部とは到底言い難い。

 自分が元軍人で、しかもゴブリンとやらを何百と相手にしても負けないぐらい強かった。

 そんな気は全くしないが。オークのスケルトンにも勝てなかったし、何より何度も死にかけているのがその証拠だ。


「思い出した。少しだけだがな」


「本当ですか!?」


「ああ。忘れてて悪かったな、タクミ」


「隊長……!」


「隊長…思い出してくれたんですね!」


「カスミも…悪かったな。他人行儀に振る舞ってしまって」


「それで……どこまで思い出せたんですか……?」


「お前ら……他の面子も含めて最下層に降り始めたところくらいの事は……」


 そこら辺もなんだか曖昧だ。でも確信を持てる記憶だった。

 他にも何か思い出せそうな気がするがモヤがかかっており、なかなか思い出せそうにない。


「本当に……よかった…」


 話もひと段落ついた所に忙しない足音が近づき、病室の扉をバン!と開けた。

 入ってきたのは10代前半の人懐っこそうな少年だった。


「大変ですタクミ先輩!敵が!アグレッサーが北から侵攻中です!数は約500!」


「マジか……すみません隊長。少し行ってきます」


 眉を顰めたタクミがスミカを連れて病室を出ようとする。

 それを俺は声をかけて呼び止めた。

 

「……俺は…俺は何もしなくていいのか…?」


 すると驚いた様に一瞬目を見開くと、すぐに元に戻し「隊長はここにいてください」と言ってカスミと病室から出て行った。


「……別に怪我なんてしてないんだけど」


 起き上がってベットに座る。麻酔もそんなに強いものでもなかったらしく、もうある程度は体を動かせるようになっていた。

 戦うには十分なくらいには。


「悪い、エル。ここでしばらく待っててくれ。あの2人の手伝いをしてくる」


 ベットから降りて机の上にあったナイフと拳銃を手に取る。

 弾は……予備の弾薬が見当たらない。

 回収されてしまったか。


「いいんですか?じっとしておいてと言われてませんでしたか?」


「大丈夫。体も動くし、むしろ寝て元気になったから」


「……そうですか。では、怪我だけはしてはいけませんよ?」


「分かった。気をつける」


 病室から出て病院の中を走る。

 意外と大きな病院人もたくさんいた。

 といってもそこまでの大差では無い。

 しかし、どうしてここには人がいるのだろうか。

 今までの階層では数人しか出会わなかったというのに。

 出口の案内を見つつようやく病院の中から出る。


「北か………。だめだ方角がわからない」


 今自分がどっちを向いていてアグレッサーがどこに居るかもわからない。

 これじゃ出てきた意味がない。


「……まあ騒がしい方に行けばなんとかなるだろ」


 方向音痴特有のダメスキルがここで発動した。

 こういう状況では人に聞いて行動するのが1番効率も良いのは大抵の人間は分かりきっていることのはずだが、残念なことに大抵の人間に方向音痴の人間は含まれていない。

 それから迷いに迷った挙句、結局人に聞いて目的地を教えてもらった。

 聞いた話によるとどうやらこの場所は2m程度の壁に囲まれた場所らしく、その南門でアグレッサーが攻めてきているとか。


「……やっとついた……!」


 南門と書かれた寂れた看板が重そうな鉄の扉の上のあった。

 自分の方向音痴を心底呪った。

 ほっと一息つき、拳銃の薬室に弾を装填して安全装置をかける。


「よし……じゃあ…行きますか」


 俺はおそらく扉の開閉するためのレバーに手を伸ばし、引く。

 扉はそれに呼応してギギギと耳障りな音を立てながら開いた。



内容忘れてるから取り敢えず1から読み直さねば…。誤字は許して…

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