気晴らし
1段階の技能教習7回目あたりから、気晴らしにネットで『教習所 行きたくない』とか『教習所 憂鬱』とかで検索するようになった。
他の人がどう思っているのか知ることは良い気分転換になる。中でも自分と同じように教習所に行きたくない人の意見は読んでいて安心してくる。
狭路に躓いてるのは自分だけじゃないんだとか、教官にイラッとくるのはみんな同じなんだなとか、読んで救われたことは多い。
みんな頑張ってるから自分も頑張らないと。そう思うようにしながら教習を進める中、ある日1つの疑問が浮かぶ。
ここで行きたくないと書き込みしている人たちは結局免許を取ったのだろうか。
答えはわからなかった。さすがに2段階に進んでいる人は卒業したとは思うが、1段階の人は途中で諦めてしまったかもしれない。
そもそも僕が見ていたのは大体行きたくないと思っている人の不平不満の一部分。教習所の通い始めから卒業、そして免許取得までの体験談を書いている人は、僕が見た中ではほぼいない。中でも体験談を詳しく書いている人は車好きしかいなかった。
もっと探せば車嫌いの人の詳しい体験談が出てくるのかもしれない。しかし、車嫌いな人で書いている人がいても、僕のような『車嫌い人嫌いコミュ障方向音痴』な人で体験談を書いている人はいないように思えた。
僕は日頃から誰かの役に立てればと思っている。たとえ自分が書いた話を読んだ人が100人、1000人、或いは10000人がつまらないと思っても、1人でも面白いと思ってくれたら、生きる上での参考にしてくれたらと思い書いている。
だから、僕みたいな『車嫌い人嫌いコミュ障方向音痴』の人の道標となるように、僕は僕の体験談を書くことを決めた。
この話で誰かの心が少しでも軽くなることを願って。




