序列入れ替え戦
ルタリス視点が入っています。
ふわぁ〜。眠い.........。帰りたい。面倒.......。
「なんか面白くないよね〜?こんなに弱いのに良く挑もうとするよね〜?なんかムカついちゃうよ。」
「そうか?俺は別にそうは思わないけどな........。」
「だって、こんなに弱い奴を僕達を相手にさせる気だったんでしょ?僕たちを舐めすぎでしょ!?」
「こらこら、そんな事大声で言っちゃダメだよ?彼らだって必死なんだからね?」
「........絶対にお前の一言が一番余計だな。」
「.........何故、俺の周りに集まる?他に席がある。」
『暑いから。』
「.......俺に集まったら余計に暑くなると思うが?」
「まあまあ、キレないでちょうだいよ〜?私は最初にここにいたのだから大目に見てほしいわ〜。」
「うるさい。離れろ。レロ。」
今、俺の右隣で引っ付いているのが序列6位のレローゼ・マクスタン。何故かいつも俺に引っ付いてくる。
「嫌よ〜?私は離れないわ〜。そんなに言うならそこの貧乳チャンに言ってあげれば良いじゃない〜。」
「チッ、黙れ!このデブ女!」
「はぁ〜?私はデブじゃないわよ!巨乳と言いなさい!この貧乳女!」
見ての通りレロと序列5位のセシリア・ルークスは仲が悪い。本当に面倒.........。喧嘩するなら俺を巻き込まないでほしい..........。
「こらこら、ルウが困っているからそこまでにしておきな。」
今、コイツらを止めようと無謀な事をしているのが序列2位のルシエル・アルドロン。まあ、簡単に言えば顔が良すぎて目立つ!
「おい!静かに俺の応援をしてろよ!俺のを見ないとは良い度胸してんじゃねぇか!」
今、コチラに向かって怒鳴っているのが序列3位のセルテシア・ヘキドール。一応、色欲の魔王をやっている。
「チッ、うるさいな!今はルキウス様を観察しているんだから静かにしていてくれないか!?」
今、意味不明な事を言っていたのが序列8位のアルシエル・ルトバーク。何故かいつも俺を観察しているらしい。
「ルカ、こっちにおいで.........?」
「あ、兄上〜!」
今、俺の事を本名で呼んだのが序列7位のルタリス・フォーロイド。俺の実の兄だ。
「あら、ずるいわね!私のところにはいつも来ないのに.........!」
今、意味不明な事を言ったのは序列10位のアシェル・ルトバーク。アルの実の姉だ。
「うわ〜!あ!ルウ様!お久しぶりっす!学院は大丈夫っすか?イジメられてるな自分にいつでも相談してくださいっす!」
「あ、あぁ.........。悪いな。」
「いえ!このくらいは、当然の事っす!」
今の忠犬ぶりな発言をしたのが序列9位のロゼリア・ディスランス。俺にはやけに心配性。
「おい!何処を見てんだよ!お前の相手は俺だろ!?余裕ぶっこいてんじゃねぇぞ!?お前を倒したら次は序列1位だ!強いとか言われてるがあんなガキが強い訳ねぇだろ!?みんな、ビビリすぎなんだよ!見とけよ!俺様が序列1位を倒すところをな!」
「チッ、お前........!ぶっ殺す!」
「そうだ!やれ!殺してしまえ!」
「ルウをバカにする奴は殺しちゃいなさいな〜!」
「うん、なんなら僕に変わってほしいよ。」
「は?それなら、僕がやりますよ!ルキウス様をバカにしたんですから呪ってやります!」
「ふふ、ルカは人気者だね。でも、さすがに私もちょっと殺したくなっちゃったよ。」
「ふふ、早くボコボコにしちゃいなさい!」
「そうだ!早く殺してしまえ!序列3位の癖にそんな雑魚に手こずってんじゃねぇぞ!」
相変わらずロゼは俺以外になると口が悪い........。
それにしても、暇だなぁ。早く終わらないかな。
「チッ、どいつもこいつもシングルスなんかに夢見すぎなんだよ!どうせ、序列1位もシリウス・アルノルドも大して強くねぇのによ!」
「あ?おい、お前今なんて言った?シリウスが弱い?冗談は寝てから言えよ。雑魚がシリウスの事をバカにするな!セルテシア、変われ!」
「っは?お前、終わったな。今日はめっちゃ、キレてんじゃん。」
♢♢♢
ルタリス視点
「ルウ様、結構キレてんな。どうかしたのか?」
「さぁ?何か嫌な事でもあったんじゃないか?」
「ねぇ、ちょっと、ヤバくない!?」
「あれは、本気で殺しそうな形相だね。」
「遺言を聞いてやろう。言ってみろ?」
「お前なんか死んでしまえ!シリウス・アルノルド!お前は我が主人に殺される運命だ!」
「そうか.........。それが遺言だな。なら、シリウスを侮辱した事を後悔しながら私に殺されるがいい。氷華の剣!千の舞!」
「っ、結界を貼り直して!ルカがマジでキレてる!」
「はぁ!?何で分かるんだよ!?」
「ルカの一人称が私に変わってた!」
「っ、おいおい!俺たち死ぬんじゃないか?」
「まさか、憤怒の権能を使ったのか!?もう!あれ程使う場所は気をつけなよって言ったのに.........!」
「まあ、ルウらしいわね。けど、今はこの状況をどうにかしないとね。」
「ルカ!相手は生きてる?」
「いや、魔族だったから殺した。それに、シリウスの事侮辱してたから跡形もなく消した。」
「ふふ、さすがね。」
「けど、会場がボロボロっすよ?どうするんすか?」
「直せば問題ない。異能時間逆行。」
「うわ〜、元に戻ったわね〜!一体、どう言う異能なの〜?」
「.......知らない。」
「どういった異能なんだい?ルカは本当に知らないのかい?」
「いえ、この異能は名前の通りに時間を戻す異能です。先日、バイスから貰った異能です!」
「ふふ、そうかい。ありがとうね、ルカ........。」
「はい!」
ふふ、まだまだ子供だね。まあ、当然か.........。帝国を追い出されたのが10歳。まだ、甘えてもいい歳だった。だが、あそこはルカを異端として扱っていた。無論、父上も母上も.........。そんな帝国に嫌気が差して私は出て行ったんだけどね。でも、まさかルカが序列1位になっていたのを知った時は驚いたなぁ。まあ、私に褒めてほしくて頑張ったみたいだからね。
「会場も元に戻った。さぁ、挑戦者よ!今回は特別に私が相手になってやる!私と闘いたい者は私の下へ来るがいい!そして、私を倒し序列1位を手に入れろ!」
「っ、ちょ!る、ルウ!?さ、さすがにダメでしょう!?そんな勝手な事したら.........!」
「案の定、シリウスがキレてるね。まあ、ルウの前だから頑張って笑顔を貫いているけど.........。」
「目が笑っていないし血管が飛び出てるんだが!?」
「ははは、これは死んだかもね。」
「ちょ!縁起のない事言わないでよ!」
「大丈夫だろ。ルウ様が骨を拾って蘇生してくれるからな!」
「その自信は何処からくるんだよ!」
「え?だって、ルウ様がキレたのって俺たちとシリウスがバカにされたからだろ?」
『え?そ、そうなの?』
「.......〜〜!うるさい!黙って見てろ!」
「.......マジだった。」
「ふふ、かわいいわね!」
「違います!ルキウス様は綺麗なんです!」
「そうだよな!やっぱ、ルウは綺麗だよな!」
「〜〜!何回も大きい声で言うな!........どうやら、挑戦者はいないようだな。実に残念だ。では、次回は期待しておく。転移。」
ベッドは気持ちいいな。ふわぁ〜。おやすみ.........。
次回もお楽しみに!




