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世界最強者の学院暗躍譚  作者: ルナ
第一章〜イングラシア学院編〜
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転校生

ふわぁ〜。眠い........。

寝終わったから教室に戻ろうとしたら、知らない奴が俺の席の隣に座っていた。しかも、相手はこれでもかと言うくらい整った顔をしている。簡単に言うとすごく目立っている。そんな奴がなんで俺の席の隣に座っているのかと言う疑問は仕方のない事だ。 

だが、何処かで見た事がある気がする。.........何処だったか........。

そう思いながら自分の席に座ると隣の奴が話しかけて来た。


「ねぇ、君名前はなんて言うの?」

「........俺の名前を聞くならまずお前が名乗った方が良いぞ?」

「ふふ、そうだったね。僕はルシフェル・アルドロンって言うんだ。よろしくね。」

「.........俺はルシリア・ノートン。一応、よろしく。」

「へぇ、ルシリアって言うんだね。シリウスとセシリアからとったのかな?」

「........俺が決めた名前じゃないからな。そうなんじゃないか?」

「へぇ、そうだったんだ。良いな。僕も君の名前に自分の名前をとって決めたかったよ。」

「お前には無理。お前は忙しいから。なのに、何でここにいるの?シリウスが何か言ってたの?」

「ふふ、気付いてたんだ。何にも言わないから気付いてないのかと思ったよ。まあ、確かにシリウスに言われて来たよ。」

「ふぅん。シウがね。どうしたんだろ?しかも、何で序列2位のルシエル・アルドロンをこっちに向かわせて..........?」

「あ、それはね。僕は君と一緒にこの学院に通う事になったんだ。後、色欲の魔王の娘の護衛は色欲の魔王がやるからそれは気にしなくて良いらしいよ?」

「任務がないのに何故俺とエルがこの学院に通わなければならないんだ?」

「あ〜、それは.........。近々、この学院に憤怒と怠惰に傲慢、暴食の魔王がこの学院を攻め入って来ると言う情報が入ってね。だから、僕たちが一緒にこの学院に通うって言う事だね。」

「はぁ〜、最悪。お前がいると目立つから嫌だ。」

「そうかな?普通じゃない?」

「........お前の容姿が整っているから目立ってしまうんだよ。俺が一緒にいると余計に.........!」

「そうかな?ルウの方が容姿は整っていると思うけどな.........。」

「別にそんな事ないだろ。」

「そんな明る様に不機嫌にならないでよ?ごめんって。ね?だから、許してよ?」

「別に不機嫌じゃないし.........。」

「まあ、それはおいといて。これからよろしくね?ルウ。」

「........よろしく。」

「ふふ、一応じゃなくなったんだね。」

「.........一応、よろしく。」

「ははは、ごめんって。ふふ。相変わらず分かりやすいよね?社交界とか大丈夫なの?」

「........大丈夫。どうせ、出ないし.........。」

「え?明日、あるみたいだよ?シングルスのお披露目会。そして、その次の日にはシングルスと決闘だって.........。まあ、簡単に言えば序列入れ替え戦だね。」

「めんどい。休みたい..........。眠い........。帰りたい。」

「ダメだよ?僕はシリウスに頼まれているからね。」

「エルも休めば良い........。俺は行かないもん......。」

「ダメ!ほら、行くよ?明日はいろんな人が来るんだからおめかししないと........!」

「嫌だ!あそこに行くと顔を見せないと行けないから嫌だ!」

「別に良いじゃないか。顔を見せるくらい。」

「.........フォーロイド帝国からは誰も来ていないのか?」

「え?うん、その筈だけど......?」

「........なら、出ても良い..........。」

「え!本当に!?やった!これで、ルウのおめかしした姿を見れるよ!ふふ、楽しみだなぁ。」

めんどい........。けど、フォーロイド帝国が来ていないなら大丈夫なはず。誰も気づかない筈!

て言う事は、社交界ではあの感じで行かなきゃ行けないんだっけ?出来るかな?久しぶりだからな........。

いや、でも、出来たらシウが褒めて来れるかも!

そう考えたらやる気が出て来た!


「シウに褒めてもらえるように頑張らないとな!」

「あはは、目的が変わっちゃってるよ........。まあ、頑張ってくれるなら良いのかな?」

それから、翌日。


「嫌だ。めんどい。行きたくない。もう、帰りたい。わざわざ、何で顔見せなきゃ行けないの?仮面してるからまだマシだけど..........。」

今の俺の格好は前髪を上げて顔を出しているが仮面をつけているから顔は分からないのだ。本当に助かった。仮面がなければ行ってなかったしな。


「やぁ、ルキ!来て来れたんだね!僕はてっきり来ないのかと諦めていたよ。」

「シウがわざわざ呼び出したから来たんだけど........?」

「あははは、そういえばそうだったね。でも、よく来れたね。そんな仮面をつけて.........。ライセンス見せたら何故か顔を真っ青にして通してくれた........。」

「あ〜ぁ、なるほどね。ライセンスを見せたのか。それにしても、真っ青な顔か.........。ふふ、一体どんな事を思いながら顔を真っ青にしていたんだろうね?」

「どうせ、シウたちがいらない事を言ったんだろ?おかげで、俺には怯えて誰も近寄らないし........。まあ、そのおかげで楽出来ている訳だから感謝してるけどさ。」

「まさか、ルキから感謝される日が来るなんて......!僕は嬉しいよ!」

「はいはい。日頃から感謝しなくて悪かったな!」

「別にそこまでは言ってないんだけどな。」

「シウの笑顔を見ているとみんな深読みしすぎるからな。仕方ないだろう。まあ、俺はしないがな。」

「長年、一緒にいるからね!でも、いまだにルキの過去は話して来れないよね。出身地ですからも........。」

「出身地を言ったらバレるからな。」

「なるほどね。出身地が大ヒントな訳だね!覚えておくよ。」

「別に覚えておかなくて良い。大した話でもないしな。」

「え〜、僕は気になるんだけどな〜。」

「知らない........。」

「もう、仕方ないな。今日はこのくらいにしとくよ。それより、ちゃんと話をしなよ?」

「分かってる。」

「お初にお目に掛かります。シリウス・アルノルド様.........。ルキウス・レインバーグ様..........。」

「これはこれはルークス伯爵様。今日は一体どのような御用でしょうか?」

「ええ、実はウチの娘.......セシリアの妹ねセルシアがシリウス様との婚約をしたいと申し出ておりまして.........。」

「それは困りますね。私は誰とも婚約をしないと公言していますのでセルシア様には申し訳ないがお断りさせていただくよ。」

「そこをなんとか出来ないでしょうか?ほら、我々伯爵は貴方様の機関に多大なる寄付をしていますでしょう?」

「それを踏まえて婚約してほしいと申しているのですか?」

「はい。断られた場合には援助を断たせていただきますが............。いかがなさいますかな?」

「...........。」

「ルークス伯爵、それは脅しと捉えられてもおかしくはない発言です。それに、伯爵家如きがウチの組長の格を勝手に計らないでいただきたいものですね。シリウスは、私たちの機関には必要なのです。それを否定し勝手に婚約をされた場合にはあなたの先程の発言を公開させていただきます。一体、皆様はどう言った事を思われるのでしょうね?」

「くっ、貴様.........!覚えておけ!」

そう言ってルークス伯爵は去って行った。


「驚いたね。何で僕を庇ったんだい?今ので君は確実に標的にされただろう。良いのかい?」

「別にウザかったから煽っただけ。それに、アイツなんかじゃシウや俺に勝てないから。どうせ、すぐに潰れるか後悔するだけ..........。」

「ルキって意外に頭良いんだね。しかも、社交界の意味を完璧に把握している。」

「まあ、昔に習ったから.........。」

「あれは習ったと言うより社交界に出たことがあるような立ち振る舞いだったように見えたけどな。」

「それは余計な詮索だ。」

「........それもそうだね。それじゃあ、もう帰って良いよ。後は僕の方でなんとかしておくからね。」

「助かる。転移。」

俺は中庭に転移した。何故、部屋に飛ばなかったかはすぐに分かる。


「出てこい。お前たちは何者だ?」

「失礼しました。私たちはフォーロイド帝国で騎士団を務めています。騎士団長のアイゼン・シロフォンドと申します。そして、お久しぶりでございます。ルカリス・フォーロイド第一皇子殿下..........。」

「何の話だ?俺はルキウス・レインバーグだ。」

「殿下、私の異能は魔力探索でございます。ですから殿下の魔力を見つけるのは簡単です。」

「.........いまさら、何のようだ?俺は皇帝たちから捨てられた。だから、戻れと言われても無理な話だ。」

「........分かっております。ですが、殿下に助けていただきたいのです。フォーロイド帝国を........。このままでは、フォーロイド帝国が滅びてしまいます。」

「.........父上に俺の事を伝えたのか?」

「いえ........。今は敵の手に渡されてはいけない重要な情報なので.........。」

「と言う事は、父上と母上は操られているんだな。」

「はい。」

「........母上の異能は異能無効化の筈だ。一体どうやったんだ?」

「それはまだ分かっておりませんが現状分かっている事は魔王の権能の影響かと..........。」

「なるほどな。だが、俺には立場という物がある。だから、簡単には帝国には行けない。ましてや、敵国にな.........。だが、一年以内には行けるようにする。それまでは、持ちこたえていろ。良いな?」

「っ、はい!ありがとうございます!」

「.........それから、ルリとルイ、ルアを頼む。」

「はい。承知しました。」

「転移。」

俺は部屋に帰って来るとすぐさまベッドにダイブした。

面倒事が増えたな.........。まあ、今の話しがバレてないだけで上々か..........。

まあ、明日の序列交換戦で発散するとしよう。

ふわぁ〜。おやすみ........。

次回もお楽しみに!

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