異能検査
途中にシリウス視点が入っています。
俺は異能検査は嫌いだ。面倒だからな。それに、異能と同じく俺は魔王の権能を持っているからそっちも検査しなければいけない。だから、余計に長引いてしまう。これは、夜しか寝れないかもな。
「あ!いた!もう、何で昨日来てくれなかったの!僕、ちゃんと言ったよね?異能検査に来いって。」
そう言いながらピンク髪の淡い水色の瞳を持った自称美少女のセシリア・ルークスがやって来た。
「面倒だから。そして、昨日は用事があった。」
「用事って言ってもどうせ寝てただけでしょ?」
「だから何?問題はないはずだけど?」
「.........ルウ君はシウがいないと本当に喋らないよね。最近は、話してくれるようになったけど僕はたちから喋りかけないと基本話さないもん!」
「その呼び方嫌いなんだけど?やめてくれないか?」
「........シウがいないと口調も変わるし。ていうか、良いの?シウとルウ........。名前が似てて兄弟みたいじゃん。」
「........何でもない。」
「あはは。本当にシウの事が大切なんだね。シウの名前出しただけで機嫌良くなったし。」
「........別に。やるなら、早くしてくれないか?帰って良いなら帰るが........。」
「ご、ごめんって!ほら、やろうか。じゃあ、まずは異能の確認からするね?........異能は増えた?」
「..........。」
「その感じだと増えたみたいだね。」
「.........うるさい。あの神が押し付けて来ただけだ。」
「神ねぇ.........。見た事はないけど.........ルウ君は嫌いなんだね。」
「別に........。嫌いではない。好きでもないけど.......。感謝はしてるし。」
「ふぅん。意外。じゃあ、異能はこれまでのと合わせて12つになったって事であってる?」
「あぁ........。」
「じゃあ、順番に確認するから違ったら言ってよ?今は、魔力無限、絶対防御、絶対攻撃、全状態以上無効化、痛覚無効、死者蘇生、創造、神召喚、情報処理、絶対記憶、瞬間記憶........であってるよね?」
「あぁ.......。」
「で?能力は?」
「........魔眼と神獣召喚。」
「あ〜、なんか、ごめんね?」
「うるさい。........それに、別に気にしてない。俺が勝手に契約してしまっただけだし。.........代償がこれなのは嫌だけど..........。」
「あはは、変な神様に好かれちゃったんだね〜。それで?その代償は何だったの?」
「.........前と一緒で強い異能を授けられる事と神になれだって..........。後者は、断ったけど........。」
「ふぅん。まあ、アレだよ。どんまいだね。」
「うるさい。.........次は?」
「はいはい。じゃあ、魔王の権能に移るね。それで?暴走はしてないよね?」
「してない........。」
「凄いね!魔王の権能を3つも持っているのにまだ暴食しないなんて........!」
「別に........。」
俺は魔王の権能を本当は3つ持っている。けど、シウに伝えたら絶対に心配するから言ってない。
俺の権能は憤怒と怠惰と傲慢。元々、憤怒と傲慢の権能を持っていたが、シウとの会話でも言ったが怠惰を倒して権能を継承したから俺は魔王の権能を3つ持っているという訳だ。
「そろそろ帰って良いか?明日は朝早くから任務があるから早く寝たいんだが?」
「あ、そうだったんだ。なら、言っていいよ。もう、検査は終わったから。」
そう言われた俺は転移を使って俺の部屋に帰って来た。そして、ベッドにダイブした。
疲れた。今日は特に疲れた。眠い........。寝よ。
そして、翌日。
俺は今日から学院に通わないと行けない。面倒だ。
まぁ、シウが設定してくれたキャラが俺の素のままで良いらしいから助かった。後は、俺が無能でいるだけだな。
任務期間は色欲の娘の学院卒業までか.........。面倒い。ダルイ。長い。でも、無能でいたらきっとサボれる。だから、行ってきます。
♢♢♢
シリウス視点
あ〜ぁ、ルキが学院に行っちゃったや。本当は僕も行きたかったけど組長なんて地位にいるから行けないんだよなぁ。ルキは大丈夫かな?ちゃんと、仲良くやれるかな?
「はぁ〜、早く帰って来ないかなぁ。」
「相変わらずだね。君は少しはルウ君離れした方がいいよ。」
「.........うるさいな。君には言われたくないよ。君だって、ルキに付き纏ってるじゃないか。」
「僕は良いんだよ。同じシングルスだからね。元シングルスの君とは違うんだよ。」
「チッ、調子に乗るなよアホ女!」
「ルウ君に見せてあげたいよ。今の君を........。」
「ルキがいる時はちゃんと治してるから気づかれないよ。」
「はいはい、短気なのは良いけど.........ルウ君は大丈夫だと思うよ?だって、ルウ君だし。」
「けど..........!ルキは強くてカッコいいし綺麗だから嫉妬されてイジメられてるかもだし!」
「綺麗って言ったらルキに怒られるよ?最近は顔あんまり見てないから分かんないけど.........。」
ルキは綺麗だ。冗談抜きにして。今は前髪で顔を隠しているけど本当に綺麗なんだよなぁ。艶があってふわふわな漆黒の髪に綺麗で見ていたら吸い込まれそうになる紫色の瞳!本当に綺麗なんだよなぁ。最近は、見てないけど........。でも!絶対に綺麗になってると思う!なんなら、絶世の美少年になってる!
「シウは相変わらずの狂気だね。ルウ君が可哀想に思えてくるよ。..........シウのヤンデレは段々悪化して来てるし.........。早く帰って来ないかなぁ、ルウ君。僕も早く会いたいし。」
そう言いながら、頬を赤く染めてる奴に言われたくないね。まったく、確かにルキは綺麗だしカッコいいけど人をすぐにたらし込むから困るんだよねぇ。まあ、自覚はないみたいだけど。だから、セシリアの想いに気づいてない。無自覚は一番困るんだよねぇ。しかも、天然だし。
ルキは僕のものなのに..........!
そう言いながら、狂気を目に宿してルキの事を考えているシウなのであった。
次回もお楽しみに!




