序列1位
初めましてルナです!精一杯頑張るのでどうかよろしくお願いします!
この世界には序列がある。序列とはみんなが誰しも持っている戦闘力を可視化した様なものだ。魔力量と技術力、剣術、隠密........など、さまざまな分野の序列がある。そして、それらを総合した序列もある。
その中でも、序列が一桁の者たちを皆畏怖と尊敬を持ってシングルスと言う。
だが、やはりシングルスでも圧倒的に実力差が開いている。序列1位と序列2位の間には圧倒的な実力差がある。けれど、序列1位はシングルスのメンバー以外には喋らないし顔も見せない。衆民の中では序列1位は弱者だと蔑んでいる奴もいる。
だが、シングルスは違う。彼は......序列1位は最強だ。
皆、口を揃えてこう言った。そして、絶対に序列1位を怒らせるなとも.........。
♢♢♢
ここは、対魔族専用機関本部だ。
俺は今ここに呼び出されている。呼び出した相手は勿論、対魔族専用機関本部の組長だ。
組長と言っても全然怖くないけどな........。なんなら、爽やかな腹黒野郎だ。だが、組長としては優秀だ。
名をシリウス・アルノルドと言う。
組長を15歳と言う若い歳で継いでいる。
そして、戦闘力もシングルス並みだ。まぁ、昔はシングルスだったみたいだが.........。俺には関係ないな。
「やぁ、よく来たね?君がこんな朝早くから起きれるなんて凄いね?明日は槍でも降るのかな?」
「そんなに、お望みなら今からお前の頭上に氷の槍を降らせてやろうか?」
「あはは、ちょっとしたジョークなのに........。」
「.........。」
俺はアイツを睨んだ。組長相手にそんな事をして良いかって?それは、大丈夫だ。俺だからな。
そして、何故か笑みを深めたアイツに威圧を込めて睨んだ。本当にいつも一言余計な奴だ。と言う意味を込めて。
「あはは、ごめんって。機嫌直してよ、ね?」
「何がね?だよ。俺は眠いから早く帰って寝たいんだが?」
「それは無理な相談かなぁ。今から君には長期任務に就いてもらうからね。」
「何故、俺が?他の奴らでも良いはずだが?........それとも、アイツらの実力ではダメなのか?」
「まぁ、そんなところだよ。」
「曖昧だな。.........任務内容は?」
「う〜ん、君はイングラシア学院を知っているかい?」
「........あぁ、聞いた事がある。確か、対魔族殲滅機関が人数不足だから出来た学院と聞いた。」
「うん、そうだね。10年前の魔王の惨劇の事件のせいでたくさん人が死んでしまったからね。」
「だな........。だが、それと何の関係がある?」
「単刀直入に言うよ。その学院に潜入して通って欲しいんだ。」
「........断る。.......と言いたいがまずは理由を聞いても良いか?」
「勿論。実はその学院にヤバい奴が入ったみたいでね。そのヤバい奴の監視をお願いしたいんだ。」
「ヤバい奴とはどうヤバいんだ?」
「全部だね。種族、血筋、異能........これらが、極めて危険なんだよ。」
「........まさか、魔王の血筋が入って来たとか言わないよな?」
「........うん、そうだよ。よく分かったね。」
「やっぱりな。昨日、魔王の気配がした。だが、魔王にしては弱すぎるから気のせいかと思ったが........。」
「弱い.......?あれの何処が........?アレは絶対に魔王クラスの強さだったよ?」
「そうだったか?まぁ、いいか。それで異能は?」
「異能は傀儡だよ。」
「傀儡?それなら、別に問題ないと思うが........?」
傀儡と言う異能はそこそこ希少だが死んだ奴を操る異能だ。だから、死ななければ問題はないはずだ。
「それが厄介な事に生きていても発動出来るみたいなんだよね。」
「それはまた厄介な奴が入って来たな。」
「で、その魔王の血筋を監視して欲しいわけ。はい、決定ね。それで、名前はセルディア・ヘキドール。色欲の魔王の娘だ。」
「色欲..........。なら、継承者か........。」
「いや、どうだろう?色欲は身体をいつも取っ替え引っ替えしてるから継承はされないんじゃないかな?」
「何故、お前がその情報を知っているんだ?」
「いや〜、それ程でもないよ。」
「褒めてるんじゃなくて質問しているんだが?.........まあ、言えないのなら良いんだけどな。」
「良いのかい?」
「興味ない。それに、俺だって予想はつく。どうせ、みえたんだろ?色欲が。俺だってたまに........いや、毎日見せて来るから嫌でも分かる。」
「あ〜、やっぱり君もか.........。ふふ、人気者は大変だね?」
「何処かだ。はぁ〜、という事は色欲からの依頼か。面倒だな。」
「さすがに分かっちゃうか.........。まあ、良いや。編入手続きはしてあるから明日にでも行っておいでよ。ちゃんとするんだよ?序列1位のルキウス・レインバーグ君。」
序列1位か........。要らない称号だったが今は助かってるな。だが、無敵の氷雪という二つ名はいらないな。そもそも、俺の魔法適正は氷属性だけではないしな。
っと、話しが脱線してた。
「分かってる。.........最近、体調は大丈夫なのか?」
「うん、大丈夫だよ。ていうか、ルキは心配しすぎだよ?僕だって、元シングルスなんだけど........?」
「でも、シウは俺のせいで........!」
「気にしてないよ。........僕が気にしてないんだから気にしないでよルキ.........。」
「.........また、暴走したら言えよ?」
「.......分かってるよ。それに、ルキこそ大丈夫なのかい?僕より君の方がキツイだろう?魔王の権能を2つなんて.........。」
別に2つとは言ってないが.........。まあ、シウの気にする事ではないか.........。
「別にキツくはない。元々、あった憤怒の権能は使い勝手が良いし。それに、あの時倒した怠惰の権能も気に入ってるし。」
「へぇ〜、そうなんだね。僕はまだ暴食の権能はまだ使いこなせないよ。」
「暴食だからな。気をつけろよ?」
「........うん、分かってるよ。あ、そういえば序列5位のセシリア・ルークスが君を呼んでいたよ?また、異能検査をサボったんだって?ダメだよ?」
「チッ、何でよりにもよってシウに言うんだよ。じゃあ、任務は明日で良いんだよな?なら、設定とか適当に作っといて?俺はお前の判断に任せるから........。」
「はいはい。分かったよ。それじゃあ、異能検査頑張ってね〜?」
「はぁ〜、分かったよ。じゃあな。」
「.........ルキは知らないけど、ルキの事は全部知ってるんだよ?だから、僕に隠さないでよ.........!」
と、ルキぐいなくなった部屋でシウが狂気な瞳を持ってルキが去って行った方向を見ながら言っていた。
初の投稿を読んで頂きありがとうございます!
次回もお楽しみに!




