訳が分かんなくてもいいよね?
久しぶりのレイちゃんです。
とゆう訳(どうゆう訳?)で人物紹介~。
アメミット
性別・女性
身長・172cm
容姿・頭部がワニで、それ以外は普通に人の体。
ちなみになかなかのワガママぼでー(笑)
一声・知っている人は知っていると思うけど、エジプト神話の罪人の魂を喰らい、この世から抹消する神様。
その御力は今作でも《独一魔法》として御健在で、ついでに魂を調べる能力も所持してます。
ボルフ
性別・男性
身長・260cm
容姿・ぶっちゃけ人狼、毛は灰色にちょっと茶色を混ぜた感じ。
ちなみに毛並みは、どちらかと言うとゴワゴワしてる。
一声・普段は、とある一族で副長的な存在で活躍中、ちなみにアメミットの事が好き。
ゴッドフリード・フォン・バトラー
性別・男性
身長・180cm
容姿・金髪碧眼のかなりのイケメンで、体の線は細めだが、筋肉はかなり引き締まっている。
一声・ぶっちゃけ勇者か英雄的位置の人、不老の魔法で年をとっていないので、いつまでも若いまま。
ちなみにロリコンでもペドでもないが、何故かレイちゃんに一目惚れをした変態と言う名の紳士。
「うぅ…、お願いだからレイは、あんな風にはならないでくれよ……。」ぎゅう…
「………うん…?」
……えーと、なにこの状況?
状況の理解のために、今のボクの状況と、そこに至るまでの間を簡潔におさらいするとしようかね。
家族御帰宅→ボクお出迎え→兄貴泣く→両親微笑む→兄貴抱きつく(ボクに)→で、今。
…うん、なにこれ?訳が分かんないや。
ただ、今分かる事はボクの後ろ辺りから、物凄くドス黒いオーラ?みたいなやつがビンビン感じられるって事ぐらいだ。
そこでボクは……あれ?可笑しいな?って思う。
確かボクの後ろにはパメラさんしか居なかったはずだけど………?
……まさか、パメラさんが…?
いやいやまさかね?パメラさんが、こんな背中越しでも分かる様なドス黒いオーラ?を出す訳無いしね!
たぶん、たぶんだけど、この物凄いドス黒いオーラ?は、ボクの気のせいと言うやつだろうな。
うん、きっと気のせいだ…。
「ブツブツ…(私のレイお嬢様に、このクソガキが…私のレイお嬢様に、このクソガキが…私のレイお嬢様に、このクソガキが…私のレイお嬢様に、このクソガキが………〈リピート〉)」ボソボソ…
後、なんか色々ブツブツと独り言を呟いている様だけど、あまりにも小声過ぎて良く聞き取れない。
急な来訪者に、なんか色々考えてるのかな?とか思っておく事にしとく。
あ、そうそう、学術院の説明会から帰ってきた両親が、珍しくお客さんを連れて来たのだ。
こんな事は、ボクがこの世界に生まれて初めての事なので、ちょっとドキドキなボク。
まぁ生まれてまだ3年---もとい3廻りしかならないんだけどね。
お客さんは3人で、1人は鰐顔の女性---比喩なんかじゃなく本当に首から上が鰐になってるんだけど、目からは何か優しい印象を感じる、大人のお姉さんって雰囲気の人。
2人目は人狼、つまりワーウルフって奴なんだけど、身長がかなり大きく、長身の父よりも頭2つ3つぐらいデカい。
あと、なんかモフモフしてそうだから、後で触らせて貰おう。
んで、3人目なんだけど、そこでボクは衝撃を受けた。
その人は肌色の肌で、角も生えていなければ羽も尻尾も無く、目や手足なんかも2つづつしかないし、無駄にデカかったりチビかったりしてない………。
そう、3人目のお客さんは人間の男性だった、どこからどう観ても人間、ザ人間、これぞ人間と言わんばかりの人間。
何か付け加えるとするなら、爆発しろよと言いたくなる程のイケメンっぷり。
………くそう、本当に爆発すればいいのに、このイケメソは!!!勿論物理的にだ!
………ってゆうか彼がここに居るって事は、意外にも悪魔と人間は友好的な間柄なのかもしれないな。
ただ、彼だけが特例って可能性も捨てきれないけど、とりあえずボクとしては悪魔が人間を発見して「ヒャッハー!人間だ!人間だー!殺せー!皆殺しじゃー!!!」なんて事にはならない様だから一安心だね。
なんて考えながら、その人をじろじろ観察していると、ふいに目線が合った。
まぁじろじろ観てたから、そりゃ視線も感じて当然かな。
とか思っていると、イケメンがイケメンによるイケメンのためのイケメソスマイルをしてきた。
パッと見は、爽やかで好印象を与えるイケメソスマイルなんだけど、彼の目の奥からは邪な雰囲気がビンビン感じる。
ボクは、この部類の邪な雰囲気には前世で覚えがあった。
あれは、高校時代に友人とナンパ(武道家なのにって所はスルーで)に出かけた時の事で、その友人が同じ様なオーラを出してたし、友人いわくボクも出してたらしい。
そんなこんなで見事にナンパは惨敗すぎて、ちょっと女性恐怖症になりかけた程だ。
その時の邪な目線は、勿論ボク自身に対して向けられたものでは無いので、たいして気にしてなかったけど、今こうやって自分自身に向けられると「あぁ、これなら女性に近付いただけで罵倒される訳だよ。」と納得できる。
ちなみにその後、彼女にナンパがバレて物理的に死にかけたのは良い思い出だ………。
…………………………。
………ん?あれ?ちょっと、お、おかしくないかな?
母やパメラさんに対してなら分かるんだけど、何故ボクに対してなんだろう………?
ま、まさかロリコン!?!?い、いや今のボクの歳を考えるとペドだ!!!何てことだよ異世界で初めて会った人間が変態さんだなんて信じられない!!!
た、たぶん、きっとこの邪さは気のせいかもしれないから、再度確認してみるかな?
チラッとな。
「!(邪)」ニコリ(邪)
………や、やべぇコイツはマジだ、マジの変態さんだ、早く顔ごと視線を背けたいけど、兄ががっちりホールドしてきやがるもんだから逃げる所か身動きすら取れないぜ、いいかげん離れろよ、こんちくしょうい。
と考えながら体をもじもじしていると、それ察してくれたのかパメラさんが動いてくれる。
「…ここで立ち話も何ですので、中に入りませんか?」
「ム、そうだな。」
「ではルアズ坊ちゃま?レイお嬢様から離れましょうね?(いいかげん私のレイお嬢様から離れろクソ坊ちゃま)」ゴゴゴ……
さ、さすがみんな大好き(ボクが特に)パメラさん!
だけど何でかゴゴゴ…って謎の凄みが聞こえる気がする。
まあいいや、兄からも離れられたし、変態さんからも顔を背けれたしね。
……いまだ視線は感じるけど。
「ねーねー、レイ。」
「なんでしゅか、おにーしゃま?」
「手を繋ごうよ!」
………先程からこの兄の心境の変化に付いていけないボク。
出掛ける前はどっちかと言うと嫌われていたはずなのに、帰って来たと思ったら、なにこのシスコンっぷり。
学術院の説明会とやらで何かあったに違いないと思うけど、そこに触れてはいけない気がするし、いったいどうすれば……。
ん?変態さんが、こっちを更に強く見ているな………?
「レイちゃん、僕と繋ぐかい?(邪)」ニコリ(邪)
や、やばい!更に変態さんとゆう選択肢まで出てきやがった!!絶っっっ対に選ばないけどね!!!
「おにーしゃまと、つなぐ!!」
「レ、レイ…。」うるうる
えっ?手を繋いだだけで泣き出しそうだなんて、本当に何があったんだ!?
き、気になる~~~!
そんなこんなで戸惑いながらも家に入る、道中ベタベタくっついてくる兄が正直うっとうしかったけど、兄妹仲が悪いより良い方が好ましいだろうと思い、ボクはぎこちなくも兄に甘えることが………できたかな?
ひとまずリビングで一息ついてから、学術院の事うんぬんで母と兄の不在の中、3人の自己紹介タイムがおこなわれた。
鰐顔の女性がアメミットさんで、
人狼のデカい人がボルフさん、
そして変態さんがゴッドフリード・フォン・バトラーさんだ。
すごいかっこいい名前だよゴッドフリードさん、イケメンだし………。
これでロリコンじゃなければ、さぞかしモテただろうに残念だね。
ちなみに今の所は、やっぱり独身らしい。
まぁ、ボクには関係無いけど………だからこっちを見るんじゃないよ変態さん。
変態さんと目線をずらすため、すかさずボクが顔を背けると、鰐顔の女性---もといアメミットさんが何かに気付いたみたいにボクの顔を見てくる。
「あら、レイちゃんは左右で瞳の色が違うのね。」
「あ、はい。」
「ふふ…、とっても綺麗だわ。」
「!、あ、ありがとーごじゃいましゅ!」
おぉ…、な、なんてゆうことだ!
このオッドアイはボクが体の中で最も気に入っている部分なので、全体的に褒められるよりもなんだか嬉しい気分になるよフヒヒ♪
「もう少し良く見せてくれないかしら?」
「いいでしゅよ♪」
とゆう訳で、ボクは上機嫌でアメミットさんに近付き、目線を合わせる………。
そこでボクの意識は途切れた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ごめんなさいね、レイちゃん。」
アメミットは、そう言いながら気を失ったレイを抱きかかえ、ひとまず丸いテーブルの上に寝かせると、場に居る全員がテーブルを囲うようにして立ち並ぶ。
「ム、ではパメラよ、俺が学術院に居る時に送った内容なのだが………。
本当にレイが、わずか3夜で文字を理解したのか?」
「……はい、事実です。
それも、私が教えたのではなく、御本を読み聞かせしただけで、お覚えになられました。」
そんな2人の会話に、ボルフとゴッドフリードが反応する。
「それが真面目な話なら凄いな……。
ガイン、君がボルフやアメミットを呼ぶ程に危惧している理由が僕にも分かるよ。」
「まあ、これが杞憂に終われば良し、危惧してるどうりなら、なお良しだ。」
「……ボルフそれは言い過ぎだよ、ガインに失礼じゃないか。」
「10廻り前の事を忘れたのか? 我は、あんな事態がもう一度起きるぐらいなら、この少女が【奴】である方を期待している。
そうなれば、今度こそアメミットの力で【奴】を存在ごと抹消できるのだからな。」
「……はぁ、君はもう少しガインの事を考えてだn---
「ム、話だけならば後でもできるだろう、まずは確認をする事が重要だ。」
少しづつだが、ゴッドフリードとボルフの会話が白熱しかけているのを察知したガインが、この一言で2人を遮り、アメミットに続きをするように促す。
2人は会話が中断されたためか渋々と言った感じでも、アメミットが術式を開始すると真剣に経過を眺めていく。
それから暫くすると、ホワホワとレイの体が光出し術式の完成を伝えると、アメミットが最後の確認を取る為周りを見渡し一言。
「そろそろね、もう少しで魂を表に引きだせるわ。」
その言葉に、いち早く反応を示したのはパメラだった。
彼女は険しい顔をしながら、アメミットとレイの間に滑る様に入り込む。
「アメミット様、その様な事をしますと魂が非常に悪影響を受けますよね?」
「…えぇ、そうね。
でも、その方が確かなのよ。」
パメラの言葉に、少し呆れ?ながらアメミットがそう答えると、パメラが更に声を上げる。
「っ! レイお嬢様を何だと思ってらっしゃるのですか!?」
「ム、俺からも頼むアメミットよ、ただでさえ負荷をかけるのだから、これ以上の事をしたくない。」
パメラに遅れてだが、ガインが抗議すると、アメミットは若干戸惑う。
すると、今度はボルフがアメミットの背後に回り、ガインとパメラに反論する。
「我はアメミットの考えに賛成だ、【奴】が入っていないにしても、この少女は何かが怪しい、この際とことん調べるべきだ!」
「…くっ! やはりお伝えするべきでは無かったですね……。」
「ムゥ、ゴッドフリードはどう考えているか聞かせてくれないか?」
まさか、ここにきて討論しなければならないと思って無かったガインは、ゴッドフリードに意見を出してもらい、多数決と言う形で場をおさめようとの意図を持って話をふる。
………彼に期待も込めて。
「僕もガイン達と同じ意見だね、今はレイちゃんが怪しいって事を調べる時間じゃない、【奴】の存在の有無を確かめる時間だからね。」
「ム、これで決まりだな。」
自身の期待通りの返事に、ガインは心底安堵した。
だが、それを表に出せば「私用が絡んでいると」追い討ちをうけかねたいので内心だけに留め、これ以上有無を言わせない為にも事を無理やり進める。
それを察してかは分からないが、アメミットは何も言わずにレイをそのままの状態で調べ始めた。
それからおよそ30分経ち、アメミットはレイの体から離れた。
そして、アメミットから結果を聞くために、今まで静かだった空間が更なる静寂に包まれる。
「この娘の中には【奴】は居ないわ…。」
どこか落胆した雰囲気で吐き出された答えだったが、緊張で張り詰めた空間を緩和させるには充分な結果になった。
ガインは安堵のあまり、崩れ落ちそうになる巨体を支えるのに必死になり。
パメラは今すぐにでも、小さな我が主に抱きついたい気持ちを必死でこらえた。
他の3人も、1人1人は違えど臨戦態勢をゆっくりと解いていく。
部屋に居る全員が疲弊した面持ちでいた………。
そんな中、「ついでだから」とアメミットが気付いた事を口にする。
「この娘、変わった《独一魔法》を所有しているわね。」
「……ム、どんな魔法だ?」
そんな新事実に、ガインは娘の能力を知れる嬉しさと、勘弁してくれよと逃げ出したい気持ちが半々で聞き返す。
「《倉庫》?みたいな魔法のようね、でも詳細はきちんと覚醒してからじゃないと分からないわ。」
「ム、そうか…。」
「では、とりあえず調べるべき問題は済んだのですから、早くレイお嬢様を起こしましょう!」
「そうね。」
と、パメラに急かされて、アメミットは自分がかけた魔法を解いた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「う、うーん…。」
あれ……?ボクはいったい何を…?うーん…、なんだか記憶が混濁しているなぁ……、それに何だか気分?がグネグネ?する……、汚い話だけど嘔吐しすぎて頭がクラクラする感じに似てるかな?
おかげで思考がまとまりやがりませんよ、くそんちくしょうぃーー…。
「ム、レイ、大丈夫か?」
………んー?なんで父が?今は学術院に居るはずなのに、いや…帰ってきたんだっけ?
それにしても、みんなボクを、みてるな、あんまりみないでおくれよ、てれるから…。
「少し朦朧となさってますね……。
私が、しばらく部屋で様子を診ます!」
「……ム、俺も付いていく。」
「いえ、ガイン様は御客様の相手をおねがいします。」
…? けんかしてるのかなぁ? けんかして、ほしくないんだけどなぁ………、あれれ?パメラさん、なんでボクを、だきかかえるの? ボクひとりで、あるけるよ?
「では、失礼します!」
………ここちいいし、まあいいか………。
ようやく二回目のアンケ結果を拾えたぜ。
次回はちょっとグロいのを入れたいなぁ、なんて考えている影次郎です。




