魔法が使えない?って嘘だよね!?
お気に入り登録者が160人越えとは…。
ありがとうございます!
「ふぅ…。」
あれから暫くして、ようやくおしりの痛みが消えて少し楽になる。
「おのれ…。」
ボクは目の前にある腹立つ本をキッと睨み付ける。
しかし、はっきり言ってしまえば、この現状は自分の所為なのだ、そんな事はちゃんと解っている。
解っているのだが、それでも憎き、この本に責任転換せずにはいられない、この気持ち。
あぁ腹立つ。
だけど、このままでは何も進まないので、ボクはそれをグッと飲み込んでから再度本を捲った。
【本の内容(続き)】
『んで、次は魔法の使い方だな。
っと、その前に面倒せぇが、やることがあってよ~、それは何かって言うと魔力の存在を感じ取らなきゃいけねぇって事だ。じゃあ早速だが感じ取れ!』
どうやるんだよ!
『………なんて言われても、お前らバカには、わっかんねぇだろうな(笑)
だから次ページをさっさと捲れ!そこに術式が書いてあるから、その上に手を置いて目でも瞑ってみろ!』
いちいちムカつくな…。
そう思いつつも、書かれている通りにページを捲ると、そこには二重丸があり、その中にグネグネした文字列と、なんだか訳が分からないような模様が書かれていて、これぞ魔法陣!って感じがする。
そこに手を置いてから目を瞑ってみると、いとも簡単に「あ、これが魔力なんだな~」という感じの力が見つかる。
あっさり見つかったのは良いけど、なんだか拍子抜けだな…。
ん?これって魔法の才能があるって事じゃないのかな!?やったね♪
ボクは嬉しくなり意気揚々と次のページを捲るが、どうやらそれは勘違いだったようで。
『魔力は感じ取れたか?じゃあ次の段階だが、その前に1つ、魔力をすぐに感じ取れた奴らに言わせてもらう、お前ら自分が魔法の才能があるって思ったか?…フフ思っただろうな。
勘違いすんじゃねーよバーカ!いいか?魔力ってもんは大きすぎたり、小さすぎたりしたら見つけにくかったりするんだよ!
つまり、これで魔法の才能の有る無しは決まらねぇんだよ馬鹿共!ガッカリしたか?ガッカリしただろう!
まあ逆も一応あるんだがな!ハハハ!』
…あとで燃やしてやる(怒)と決意する。
『さて!次はもう1回前のページに戻って今度は魔力を動かしてみろ!これは魔力操作の才能の有る無しが決まるからな~。』
…と書いてあるが、いちいち戻らなくても今感じている魔力を動かせばいいんじゃないのかな?
魔力をイメージし易いだろうとの考えで、目を瞑り、魔力を動かしてみると、思っていたよりも自由自在に操作出来た。
これも意外と簡単だったなと思いつつ、更に魔力を鳥や魚などの色んな形に変えていく。
…意外と面白いや。
そうやって、しばらく魔力操作で遊んでいると、ふと魔力とは違う大きな力を感じる。
例えるならば、魔力がスポンジのようなフワフワした物で、大きさがボクの拳大ぐらいなのに対して。こちらはまるで鋼のような硬さと大型トレーラーなみの大きさがあるため、魔力と比較するとかなりでかく異質だ。
試しに動かしてみると、魔力と同じように動かせたが変化させたりは全く出来なかった。
なんだこれ…?うーん気にもなるが今は魔法の勉強の途中だから後で調べてみる事にするとしようか。
さて魔力操作も出来た事だし、お次は何かな?
『魔力操作は出来たか?これは魔力の無駄遣いをなくしたり、魔法そのものをコントロールするのに必要だからな!
じゃあ今度は魔力を放出してみろ、これが出来なきゃ魔法は使えないからな、やってみやがれ!』
ボクは、ふぅんと楽観的な考えで、これも簡単に出来るだろうと思い魔力を放出してみるが…。
………………?
「ふん!てい!やあ!そい!」
……………!?
「ふんー…!」ぷるぷる
!!??
何度やっても、ぷるぷるするほど力を込めても全く一切驚くほど魔力のまの字すらも出て来ない…、ページを戻って魔法陣に手を置いて再度やってみるが結果は同じだった。
ちなみにもう一方の力は使えはしたけど、正直何も変化が見られないし元々こっちは魔力じゃないようだった。
少し焦ったボクは何か他にコツが有るのか調べるため本を捲っていく。
『よーし、魔力放出も出来たようだなぁ。』
出来てないよ!
『魔法は全て放出した魔力に術式を書いて発動するから、これが出来なきゃ魔法なんて夢のまた夢だな!まぁ魔力放出が出来ない奴はいないが!ハハハ』
ここにいるよ!
『これも魔力操作と同じで才能の有る無しが決まるが、両方共に何度も使ったりの訓練によって変わるからな!』
その訓練すら出来ないよ!
そうやって暫く読み進めていくが、なんの希望も無い…。
そして最後のページを捲る…。
『じゃあな馬鹿共!しっかりやれよ屑共!』
まじか…よ…。
じゃあボクは魔法を使えない…?
かなりのショックで頭が白くなっていったボクだった…。
魔法の奴はまだまだ続きます。




