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幼児になった私、異世界で楽しく暮らしています  作者: 秧摩真羽


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4/5

3.かまい過ぎは嫌われますよ!

 なぜだ?


 ぷっくりした頬、ムチムチの手足、ポッコリお腹。

 完全なる幼児である。

 おそらく三歳?

 いやもしかしたらもっと小さいのか?

 せめて某超有名推理漫画の、組織の薬で小さくなった主人公みたいに、小学生程度にしてほしかった。


「ルコさん、今日も可愛い」


「ルコ、本当に可愛いっ」


「・・・・・・」


 今朝も目が覚めたばかりの私を、左右から二人の男が覗き込んでいる。


 その二人の正体は、この世界では「漆黒の騎士ウォレン・アセロ」と「白銀の魔導士シリウス・レンドール」と呼ばれている。


 今世間で話題の二人である。

 今、この二人が「傾国の美女」を巡って恋の火花を散らしていることになっているらしい。


 だが、現実は――ある意味、もっと酷い。


「ルコさんの頬、ぷにぷに」


「ルコのもちもちの肌……たまらない」


「・・・・・・」


 私は無言で二人を睨みつけ、短い腕を精いっぱい伸ばす。


「頬をちゅちゅくな、二の腕をもむな!」


 ぺちん!

 まず右のウォレン。

 ぺちん!

 次に左のシリウス。


 怒りの限りを込めて力いっぱい抗議する。

 しかし。


「怒ってるルコさん可愛い」


「確かに」


 まるで効いていない。


「シェクハラでしゅ!」


 私の渾身の訴えは、今日も虚しく部屋に響いた。


読んでいただいてありがとうございます。

面白い!気になる!続きが読みたい!と思ってくださる皆様、

ブックマークや下の☆☆☆☆☆にて評価いただけると大変嬉しいです。

また、お恥ずかしながら、誤字脱字等ございましたら、こっそりと報告よろしくお願いいたします。

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