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オーガとの戦闘

遭難生活30日目

未だガチャは当たらない。

今ではすっかり森への暮らしに慣れた。

「隠匿Lv.4」、「気配感知Lv.4」、「ウサギ耳Lv.4」を常時発動している。消費魔力は誤差の範囲な為問題は無い。

食事や水分補給は以前と変わらず竹と木の実に頼っている。これのおかげで「毒耐性Lv.9」「麻痺体制Lv.6」に上がった。


ずっと同じ方向に進んでいるが景色に変化は無い。

一応遭難生活10日目で「アイテムボックス」に入っている双子石を壊し自分が死んでいないことを伝えた。

正直伝えられたのか分からないが、知るすべは無い。今は、気にしないでおこう。

最近は隠れてばかりじゃいられないので自分を強化するべく積極的に戦っている。


ゴブリンに「魔手」を使わず戦ったり…

これは成功して5時間かけて戦い見事勝利した。

あんときはうれしかったなー。


寝ている大蛇を奇襲したり…

ばれていたらしく返り討ちに遭い左腕を失った。

「回復Lv.8」をかけまくりなんとか回復したがやばかった。


オーガとの戦闘で疲労している熊を背後から奇襲したり…

途中まではうまくいっていたが、熊が火を吐くとは思わなかった。

予備の服まで焼かれて今では蛮族スタイルである。


二日見た見たやつより弱いオークと戦ったり…

二日目のオークは特殊個体だろう。たしか授業ではユニーク個体とか言っていた。

この森はゴブリンでさえ異常な強さをしているため、ユニークオークとかもはやバグだろう。

ともあれ、弱いオークには「魔手」による一撃必殺でなんとか勝利した。


このほかにもたくさんの殺し合いをしてきた。

まぁ、ほとんど負け試合だったが…

だがそのおかげで以前よりはるかに強くなった。

領都でも稽古をしていたが所詮稽古だ。あまり身が入っていなかったのだろう。

このように殺し殺されの環境に入るとそんなことは言っていられないのである。


僕は次の勝負相手のオーガを探す。

あのとき追い回された屈辱は忘れていない。次こそはリベンジする。そんな気合いを胸に探すのであった。

夜、それは生物が休む時間。寝て明日に備える。それが夜である。

だが、この森では違う。夜に活発に動くモンスターや、寝ているところを奇襲したり、逆に返り討ちにするモンスターなど阿鼻叫喚である。

まぁ、僕もそのうちの一人であるがな。

今回狙うオーガは人型であり、人型の魔物は夜は寝る。そこを奇襲してやろうというのが作戦である。


「気配感知Lv.4」がオーガの気配を捉えると、僕はすぐに向かう。さいわい、周りには動いている気配がないため狙いやすい。

寝ているオーガの木の上までいき、ある物を出現させる。

(「魔槍」召喚!)

以前から「魔手」同様、手から出した魔力を槍に変えようとしていた。

遭難してから夜試行錯誤しており、ようやく完成したのである。この森にいる魔物のほとんどは自分の肉体を武器に戦っている。僕だって拳を鍛えるため、木や石に打ち付け強くしていたが正直付け焼き刃である。

そんなときにできたのがこの槍である。消費魔力は大きいが武器は武器。リーチ差を縮めるし、特に切れ味が凄い。


僕は槍を突くため勢いを付けて木から落ちる。槍がオーガの頭に当たる瞬間、奴は気付いたらしい。とっさに避けようとするが肩を槍がかすめそのまま腕を切り落とす。

最初の奇襲は失敗したがこれなら問題ない。腕を失うと攻撃の手数が減るし、重心がぶれる、そして何より痛いというのは身をもって知っている。

追撃しようとするがすぐにオーガは僕の方を睨むように見て、戦闘態勢に入る。

だが、僕は構わず追撃をする。オーガも攻撃をしようとするが攻めあぐねているみたいだ。

特にこの両手に持つ槍を警戒している。

攻撃する僕に逃げるオーガ。以前と逆の関係に僕はこんなにも強くなったのかとうれしくなる。

オーガは埒が明かないと思ったのか、反撃してきた。構わず槍を突くが腹をかするだけに終わる。

こうなると今度は僕がまずい。槍はリーチが長い分、近づかれたら不利になる。オーガもそれが分かっているのか攻撃を仕掛けようとする。

だが、それは罠だ。


「「魔手」!「魔槍」!!」


オーガからしたら両手が塞がっている今がチャンスだと思ったのだろう。

でも、無ければ作ればいい。僕にはそれができる。

さらに「隠匿」のもう一つの効果である自分の気配を目の前に出現させる。


オーガからしたら、急に奇襲され、腕を失い、敵の腕と槍が増え、敵がもう一人現れる。脳がフリーズしても仕方が無いだろう。

オーガの止まった隙を狙い、僕は槍を振る。

オーガの胴体はきれいに分断され倒れる。


「やっっったーーー!!」

僕は大声で喜ぶのであった。


その後、他の魔物に狙われ死にそうになったのはいい教訓になった…

やっぱりこの森は鬼畜である。


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