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「ミレイユ、次の予定は?」

「学園長の祝辞後に吹奏楽部と魔化学部の合同パレード鑑賞、その後に一旦王宮に戻られて民に向けてのご挨拶。そしてまた学園に戻って」

「うわあ、ディブったらハードスケジュール」

「何を言っているの、生徒会役員は全員それに随行するんですよ」

「ああ、分かっていたとはいえ大変ねえ」



 綺麗に着飾った生徒会役員は、その地位と装いに反して普通の子どものようにげんなりとしている。デイビットもそうしたい風な顔はしていたがさすがに言動には出さず苦笑いをしていた。かく言う私も本当ならこんなハードスケジュールは嫌だ。しかし放棄できるものでもない。用意してもらったレースのドレスに励まされながら皆に発破をかける。



「皆様、今期で学園生活最後の建国記念日の方も多いのですからしっかりなさって」

「私からも頼むよ、よろしく皆」



 王太子殿下からのお言葉に皆が襟を正す。切り替えが上手なのは今までの教育の賜物だろう。ここにいるほぼ全ての人は私を含め今後、政治であれ社交界であれ国の中枢に籍を置くことになる。建国記念日後も学園生活は暫く続くが、学生時代の最後の大仕事となるこの行事は彼らにとって卒業式の一歩手前にあたる。卒業式は在校生が準備を行う為、実質最終学年の生徒会役員の仕事はこれで終了だ。子ども時代の終焉と決別のタイムリミットは近い。何だか泣けてくる。皆大きくなったなあ…。



「ミレイユ? 大丈夫?」

「大丈夫よ、エステル。何かこう、胸にくるものが」

「ふふ、なあにそれ。さ、行きましょう」



 エステルに背を押されデイビットの隣に立つ。公の行事であるから男女のペアで出席する必要がある。今更だが、日本の乙女ゲームなのにルールは欧米のそれに近い。デイビットのパートナーは私、エドモンドのパートナーはエステルだ。さて、忙しい一日の始まりである。結局ヒロインはやって来なかったけれど、私の学園生活ももう終了する。軌道修正も何とか上手くいったのではなかろうか。……まあ、多分。


 学園行事、王宮行事、一般祝祭を行ったり来たりしてもう足は棒である。座る機会だってあるにはあったが休憩時間はほぼなかった。これはいけない。次にこんな行事があるようであればスケジュールの見直しをせねばならないけれど、削れるタスクなんてもう無いしでも何とかしないとまたこんなに疲れるのは嫌だ…とまで考えて、ああ、来年からはもう学生ではないしスケジュール管理もしないのだと思い至った。


 五年も過ごした学舎ももうすぐ通わなくなるのかと思うとどうしても物悲しい。後夜祭は多少の無礼講が許されることもあり今まですました顔をしていた上流階級たちも少しだけ和やかだ。とは言え、責任ある立場であることには変わりない。王宮の広いダンスホールで粛々とワルツを踊り当たり障りのない会話と建国記念日を祝う言葉が交わされるだけだ。やっとデイビットから一時的でも解放された私は飲み物を片手に弟たちや友人を探してみたが見つからず、気分転換にテラスに出た。


 このテラスはどのルートでも最後のイベントで来る場所だったので一度来てみたかったのだ。王宮のダンスホールに来る機会があっても、最終学年の建国記念日にこっそり来てみようと良からぬ考えを持っていたので今の今まで足を踏み入れたことはなかった。でも、実際に来て見ると何も特別なことはない。ただ城下町に見える灯りと小さく聞こえるお祭りのお囃子のような音は前世のそれを思い出させた。



「いいなあ、楽しそう」



 出店とかあるのだろうか。こちらで生まれてからは箱入り娘で下町にお忍びで行くようなこともなく過ごしてはいたが、元々私はあちら側の人間だったのになあ。



「機会があれば連れて行くよ」

「……やっぱり来ましたね」



 振り向くと案の定、デイビットが苦笑しながら立っていた。いや、こうなることは想定内ではあったが何となく、本当に何となく引っかかるのだ。何なのだろう、回避できなかったことに対するもやもやなのか、それとも。



「そんなに嫌がらないでよ。君だって分かっていただろう」

「まあ、そうなりますよね。順当でしょう」

「嫌?」

「嫌とか嫌じゃないとかではないのでは?」

「それって嫌だって暗に言っているのと同じじゃない?」

「何を仰っているのか」

「ミレイユ」



 デイビットは白地に銀の刺繡が入ったエンブレムを持っている。デイビットルートではトゥルーエンド前の最後のイベントでこのエンブレムをヒロインに渡して結婚を申し込むのだ。王のエンブレムは金、王妃のエンブレムは銀。成人した王太子と王太子妃は各々白地に金と銀の刺繍が入ったエンブレムをつけるのが習わしだ。逆に成人前はどの色でも構わないが、金と銀は入れてはいけない。


 あのイベントもスチルも本当に秀逸で! 何度やってももう一回初めからやりたいと思ってしまうくらい良いもので! それなのに、私はなんでこんな気分なのだろう。嬉しいのかそうでないのかすら判別できない。自分の感情が明確に理解できなくて酷い気分ではある。嫌なのか嫌じゃないのかも分からない、本当に分からないのだ。


 デイビットが嫌いな訳ではない。キャラクターとしては前世から好きだったし、生きている彼だってゲームでは分からなかった側面が次々と出てきてそこに惹かれてもいる。では、この心の落ち着かなさは何故。決してときめきではないこれは。



「君は、その、断ることはできないんだ」

「存じ上げております」

「怒っている?」

「聞いてばかりですね。怒ってはいませんわ、ただ」

「ただ?」

「分からなくて、どうして私だったのでしょう」



 そう、それも分からない。王太子殿下のお妃様候補としてご内定を受けていたのは私だけではない。地位はエステルの方が高いし、美人で有名な伯爵令嬢もいた。年が少し離れてはいるが侯爵令嬢は私以外にもいる。ヒロインは隣国の姫君だったが、その他にも適齢期のお姫様は数名いるし国内で結婚相手を探さなくたって良かったのに。それこそ私が十歳で軌道修正をする前に知り合っていた数々の令嬢たちがいた筈なのだ。それがどうして私だったのだろう。



「君が好きだからだ。……私は王太子であるから、他にも要因があるのは否めないが。ミレイユが好きだから、結婚して欲しいと思うのだよ」



 デイビットはさらりと何でもないような声色であるけれど、目線を外して早口で言った。イベントとは違うプロポーズだ。イベントでは「貴女以外は考えられない、愛しているのです。私と生涯を共にして下さい」と言われて何度ぎゃー! と叫んだことだろう。ちゃんと跪いて、真剣な表情で。ああ、そうか私は。



「私のどこが好きなのですか」

「ん゙?」

「とても大事な所なのできちんとして頂かないと、私の目をちゃんと見て」

「ん、うん。……そう、だね」



 ゲームのキャラクターではない生きているデイビット・ディア・ハイリッヒバルト。画面の向こうから見ていた人とは同じ顔だけれど、きっと違う人。


 さらっと気障な言動を繰り返し学生とは思えないくらいに凛としていて、もう次期国王として貴族たちに一目置かれている完璧な王子様ではない。それでも私はこの人が十歳の頃から、どんな勉強をしてきてどんな訓練を受けてきたのか、どんな苦しい思いと悔しさを味わってきたのかを知っている。やはり正しく王子様ではあるけれど、同時にただ一生懸命に生きている一人の男の子であったことを知っている。


 でもどこで私を選んだのかは知らなかった。私はヒロインではないから、ヒロインの代わりにもなれないのだ。それがきっと引っかかっている部分なのだ。



「正直な、所だ」

「はい」

「十歳まで、私は君のことが、その」

「嫌いでした?」

「ゔ、ん」



 それは知っている。軌道修正を心に決めて両親に開いて貰ったお茶会に初めて参加した時のデイビットは、かなり言葉に棘があった。冷や汗をだらだらとかく目の前の今の彼とは別人のように、笑いながら毒を吐くような子どもだった。


 前世を思い出した私にとっては微笑ましいだけだったけれど。嫌われているんだろうな、次は誘っても来ないだろうと思ってはいたが王太子殿下を除け者にする訳にもいかない。一応毎回、招待状を出すと律儀に毎回来てはいつの間にか普通にお話をするようになったのだ。



「君は、昔から才女として有名で、同い年だった私はいつも君と比べられていた」

「ああ、それは、まあ」

「初めの内は純粋に尊敬していたよ、凄い人だって。ただ、君さ……」

「まあ、あの、それは置いておきましょう」



 じとりと恨めしそうに見られる理由は分かる。十歳までの私はそれはそれは傲慢で王太子殿下であっても話に付いてこられない同年代の子どもなんて眼中になかったのだ。だから軌道修正を頑張ったんだからむし返すのは止めて頂きたい。



「まあ、だから君のことを妬んでいたんだよ。今ならそんなことをしている暇があるならもっと努力するべきだと思うけどね」

「建設的ですわ」

「だけど、君がお茶会を開き出してから認識は変わったよ」



 その為のお茶会でしたから。前世を思い出した私はそれまでの私とは正しく違ったのだ。認識が変わるのは当然である。まあ、思い出しただけで前世と同じ人物でもない。ミレイユとしての私と前世の私が混濁したような感じでもあった。



「……本当は勉強が嫌で泣き出したっていう君を、嗤ってやるつもりだったんだ」

「ああ……」



 実際そういう子どももいた。当時は残念だけれど合わないな、と次から招待状を出さない程度の選別をさせて貰いもしたが、そりゃあ年が近いからって比べられて教育係やご両親からやいやい言われていればそういうことも言いたくはなるだろう。悪いことをしたかもしれない。



「でも、ミレイユが」

「私が?」

「今まで私のことなんてどうでもいいって顔で見ていた君が、私のことじっと見て『仲良くして下さい』って言うから」

「はい」

「ああ、この子も王太子妃になりたいんだなって思って…」

「誤解です」

「知っているよ! 思い知っているよ、昔から、今もね! ただ…」

「ただ?」

「嬉しかったんだ、君が私を見てくれたから」



 誤解だったけどね、とデイビットは無理に笑おうとして失敗してまた俯いた。



「認められた気がしたんだ、私が王太子で良いと。あの頃はどうして君が侯爵家に生まれてどうして私は王家に生まれたのだろう、何故逆ではなかったのだろうとも悩んでもいたから」

「ディブ様」

「君がどんなに大変な思いをして勉強していたのかも知らなかった。知ろうともしていなかった、ただ妬ましかった。でもそんな君が私に向かって声をかけてくれたから、舞い上がってしまって」



 それは単純に優越感なのでは、と言おうとして遮られる。



「それからは、もう、ミレイユのことしか考えられなくて。君が初めて私の仕立てさせたドレスを着た時なんてひどかった。アルコールなんて飲んでなかったのに何日も足元がふわふわして」

「……」

「君が別に王太子妃になりたい訳じゃないのは、すぐに気付いたよ。だから、どうやったら好きになって貰えるんだろうかとか、どうやったら傍にいてくれるのだろうかとかずっと考えていた。今もだよ」



 思っていたより熱烈な言葉の数々に頬が熱くなるのを感じる。何なら耳だって痛いくらいだ。顔を少し上げて横目でこちらを見るデイビットも逆光で見えづらいが耳まで赤い。ああ、子どもだとばかり思っていたのに、いつの間に。



「君が好きだよ、ミレイユ。好きで好きでどうしようもなくて、君に見合う男になれるようにあれだけ卑屈になっていた勉学にも訓練にも真面目に取り組んだよ。君がそれとなく私のパートナーを辞退しようとする度にあれこれ手を回したし、君のことを狙う可能性がある家には何度も釘を刺した」

「ああ」



 それも知っている。勉強は自分の為だと思っていたけれど、パートナーの固定も他家への牽制も結構分かりやすかった。好意は勘違いであった時が怖かったから見て見ぬふりをしていたけれど。



「私の思いは陛下方も君のご両親もご存知だし、君は変わらず優秀で侯爵令嬢だ。王太子妃にそして王妃に足る資格がある。君は、例え、君が嫌だとしても、今日この場でこのエンブレムを受け取らなければならない」



 デイビットが少しだけ近寄って白地に銀のエンブレムを差し出してきた。いつもの余裕に満ちた笑顔はなくて、真っ赤な顔と引き結んだ口を隠そうともせずに。権力の関係上、絶対に断られることがない告白であるのにどうしてそこまで緊張しているのだろう。こちらまで緊張してしまうから止めて欲しい。



「ミ、ミレイユ、あの」

「……」

「どうしても、嫌なら、その」

「……」

「ミレイユ、ねえ」

「ちょっと、待って頂けます?」

「う、うん……」



 私にだって、深呼吸する時間が必要なのだ。ああ、心臓が痛い! こんな筈ではなかったのだ。彼のことは親戚の子どものように可愛く思っていただけだと信じていたのに!



「……だ、大体、他に言い様はないんですか。もっと、こう、ロマンチックな」

「ロマンチック……ああ、君好きだものね。ロマンス小説」



 言うなりデイビットは跪いて私の手の甲に口付けた。叫びそうになるのをどうにか堪えてじっと見つめる。



「愛しています、ミレイユ。どうか、生涯を私と一緒に生きてください」

「よ、ろこんで、お受け致します」



 もう叫びたい! ぎゃーって叫びたい! 淑女として絶対にしてはならないけれど、テラスの向こう側にはたくさん人がいるのだからできないけれど! この気持ちをどうしたらいいのだろう。叫べなくて外に出て行かない衝動が中で響いて倒れてしまいそうだ。ああこの後はどうしたら良いのだろう。


 イベントではプロポーズ後は暗転して、そのままトゥルーエンドに入っていたからヒロインがどうしていたのかも分からない。え、本当にこの後どうしたらいいの、と心の中であたふたしていたらデイビットが勢いよく立ち上がったので後ろによろめく。しかしデイビットが両腕をがっちりと掴んだので倒れることはなかった。



「え!?」

「え? え、って何です?!」

「本当に!?」

「え? え、ええ……?」

「や」

「や?」

「やったー!!!」

「きゃあ!?」



 抱き上げられてぐるぐると回される。慌ててしがみつくと更に回転が速まった。いつの間にこんなに力が付いたのだこの人、あああ! 顔が近い! めちゃくちゃ良い顔が近い! 止めて、本当に止めて。こんなに騒いだら絶対どこから見ている誰かのせいで社交界のネタにされる。ちょ、本当に何回転するのこれ、酔う。



「デイビット様、ストップ! ディブ様!」

「ミレイユ様が目を回されます!」



 あ、エドモンドとエステルの声がする。ああ、くらくらしてきた。前世から私、あんまり、絶叫系は、ちょっと。あら、それにしても、エドモンドも公式の場ではちゃんと様を付けて話せるようになったのね……。



「デイビット、落ち着かないか」

「父上、私はミレイユと結婚します!」

「分かったから、こら! 私がクラウンナイツ卿に怒られるだろう止めなさい!」



 かいてんが、とまらない……。


―――


 あの後、私は気が付いたら屋敷の自室で眠っていた。夢だったのじゃないかと現実逃避をしたが、そうは問屋が卸さなかった。社交界の前に学園の話のネタにされ、卒業前にひどく恥ずかしい思いをした。デイビットは何を言われても嬉しそうにしていたし、卒業式の日にはわざわざ私の屋敷まで来て自分の手で白地に銀のエンブレムを私につけた。


 お妃様になる為の勉強や準備期間などもあるので私たちの結婚は一年先である。王太子の結婚なので本当なら二、三年あっても良いのだが、デイビットが学生の内に先に勝手に進めていた部分があるのと私の優秀さのおかげで短縮されてしまった。


 自分で言うとなんだか気恥ずかしいが私が優秀なことは事実であるし、実際教育係としてついてくれた方や王妃様からも太鼓判を貰えているので仕方がない。しかも学生時代に秘書の真似事をしていたからか、正式に王太子妃になった後はスケジュール管理も一部だが任せられることになっている。これは防犯の面でも役立つだろう。ただ、厄介なことが一つだけ。



「ミレイユ!」

「近い!」

「良いじゃないか、婚約者なのだから」

「限度というものがございます! 近い!」



 デイビットがゼロ距離を強要してくるのだ。一緒にいる時は少しだけでも離れてくれず、常に抱きかかえられているし王宮ですれ違おうものなら走って追いかけてくる。一連の流れはすぐに周囲が慣れてしまったので誰も諫めてくれる人がいない。顔が! 近い!



「だって、君。私の顔好きだろう、それは昔から知っているんだ」

「ん、ぐ、す、好きですけど」

「じゃあ良いじゃないか、私も大好きな君を腕に抱けて幸せだ」



 今日も今日とて自室に連れ込まれてカウチの上で抱きかかえられている。未だ夫婦でない私たちなので勿論二人きりにはなれないようになっており、この空間には侍女やら侍従やらが控えている。


 私だってこの世界では生まれてからずっと貴族をしているが、だからって顔中にキスされているのを見られて平気でいられはしない。何度も怒って止めてと言ってもこの我の強い王子様は聞く耳を持たない。まだ嫁いではいないが実家に帰りますって言ってやろうかと何度思ったことか、その度に大好きな顔と声で幸せそうに「愛してる」と言われて何度絆されたことか。ああでもやり返してやらねば気が済まない!



「わ、私だって」

「うん」

「私だって、ディブ様のことが好きですし! むしろ私の方がずっと前から好きですし!」



 ぽかんと口を半開きにするデイビットがあの締まらない告白をした時のように、顔を真っ赤にしたので少し胸がすく。ただ何かバカップルのような返しをしてしまったと脳が理解してしまって私までじわじわと顔が熱くなってきた。



「ねえ、ミレイユ」

「は、はい?」

「今日、泊っていかない?」

「帰ります」

「何もしない、何もしないから」

「帰ります、もう帰ります。馬車の用意を!」

「本当に何もしないから!」

「誰か! ちょっと誰か!」



 遠慮の一欠けらも失くしてしまったデイビットはやはりゲームの王子様とは程遠い。けれども、この人が好きだ。エドモンドやエステルを巻き込んで騒ぎあって、これはゲームではないからきっと楽しいことばかりではないのだろうけどこの人と一緒なら大丈夫な気がしてくる。気がしているだけかもしれないけれど、今はこの幸せに浸っていよう。とりあえず、明日のデイビットの予定と私の予定を頭の中で反復しながらこの状況の打開策を考えた。


読んで頂きありがとうございました。

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