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体を入れ替えられて聖女では無くなったけど何も問題ありません  作者: アイ氏
2章シオン聖国の異端審問官

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【番外編】次の獲物

結局、エザベルお嬢様は捕まった。


まぁ最初から予想は付いていた事だ。


どれほど優れた『闇の魔道具』が有っても、それを使いこなす人間に能力が無ければ意味は無い。



だだし、こちらとしては、イザベルお嬢様から『闇の魔道具』のを与えた『代償』をしっかりと頂いた。


だから失敗して捕まっても別に痛くも痒くも無い。


贅沢を言うならフレイヤ公爵邸で、もう少しトラブルをイザベルお嬢様には起こして欲しかった。


それが波紋となって新たら契約者を生む場合があるのだ。


私はイザベルお嬢様に渡した魔道具からイザベルお嬢様の様子が分かる。


イザベルお嬢様は、残念ながら毒殺にも失敗して審問官に捕まり今は牢屋に閉じ込められている。


そして審問官に魔道具を外されて本来の姿に戻った時には、イザベルお嬢様の姿は老女になっていることだろう。


『闇の魔道具』の代償にイザベルお嬢様から若さを貰ったからだ。



若い女が一気に老女へと変わる。その姿を見た周囲の反応や、イザベルお嬢様の絶望した姿を、この目で見れない事は少し残念だった。


そして、わたし達が捕まえたフレイヤ公爵邸の侍女を古民家に残し私と仲間は姿を消した。


フレイヤ公爵邸の侍女は捕まえた時から水も食事も与えていない。


人は食事も水も飲まなければ3日で弱って死ぬ。


頭にも怪我もして居るし、こちらも今頃は死んでいるかも知れない。


そうなれば、そこから生まれた負の感情から新たな契約者が生まれる可能性もある。


仮にその侍女が助かってもフレイヤ公爵家には色々と付け入る隙があるし、ヴラド様はセインフォードや聖女がお気に入りのご様子だ。


彼等の周辺を引っ掻き回したら、きっとお喜びになる。

 

そしてヴラド様が望む様な強い魔物を作るには、まだまだ魔力が足りない。


だから私は次の獲物を探し始めた。

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