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千文字悪役令嬢  作者: うたた寧々


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千文字の繰り返し

前回のあらすじ


千文字姫の呪いの根源を発見したけど、途方もない時間がかかる魔法だった。

皆はどうやって解決すればいいのか迷う。

「何回までならいける?」


「……120回」


(120回か)


私の記憶は未だ(もや)がかかったような状態だ。


魔界を出る時、父から渡されたアイテムボックスがあったなと思い出す。


黒い金属製の外見に似合わず意外と軽いが、箱の正面に目玉がついてるのが玉に(きず)だ。


「えっ、何それ、気持ち悪いね……」


魔法で手元にボックスを呼び出すと、カテジナが間抜けな感想を言うのでちょっと傷ついた。


ボックスの目も若干しょんぼりしてしまった。


しかし結構貴重品も入ってたはずだ。


あらゆるアイテムが詰まったそれをかき回す。


(何か役に立つものは……)


「……それ、超越者の秘薬(オーバードーズ)……?」


ノースフェイス家は異国の錬金術師とも取引があるという。


秘薬にも詳しいのだろう。


「何ですか、それは」


アシュレイはあまり詳しくないようだった。


「世界に5本しかないとされる、大昔の錬金術師が練り上げた秘薬よ。

 一回飲むと魔力が倍加するっていう――」


アリスフィアは気付いたようだ。


「これを、可能な限りイザベラ様の魔法で時を戻して繰り返し飲む。 それで得た魔力を全部、()()()の起動に使う」


補助脳は魔族特有の能力だ。


増やせば増やすほど並列して魔法を使ったり頭を使うことが可能になる。


相応の魔力が必要だが、魔王レベルにもなると膨大な数の補助脳の使役が可能だ。


それに、ホワイト家の能力があれば個人の能力は引き継ぎできるはず。


「確かにそれなら理論上は70回足らずの時間遡行で済むかも……でも、危険よ。 常人なら耐えられるはずがないし、それに――」


「そんな膨大な魔力を、ファリアに……魔王の手先に与えていいの?」


アリスフィアの言葉を遮ったのはカテジナだ。


先程からずっと敵意を彼女から感じていた。


(もっともな意見ね)


「私は今ここで解く方法を提示しただけ。

 ……ただ、後日となったら多分、魔界は対価を求めるよ。 今なら善意で協力できる」


「まさに悪魔と取引ね」


ずっとだんまりだったベルが、その美しい唇をふっと緩ませた。


オルスフェーン国の貴族には数々のしきたりがある。


貴族が複数いる場で揉め事が起こった際は、最も高位かつ、歴史の古い貴族に従うこと。


しばしの長考のあと、ベルは私の方へ、その白く細い五指を差し出す。


「イザベラ・ホワイトの名において命ずるわ。 私に協力なさい、ファリア」


オルスフェーンの様式に従い、私は丁寧に跪いた。


「ご下命のままに」


それは期限のない、ずるい命令だった。


私はわかってて引き受けた。

チートにチートを重ねていきますわ~~~~~~~~~~~!!!!!!!!

組み合わせ爆発✕魔法チート✕指数関数って絶対面白いと思ったんです。

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