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老師の日記  作者: 佐々木 英治


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2/10

老師試験・予選第二試合


最初の勝利で勝ち点3。ここで勝てば決勝トーナメントに出れる。

これで(何かは未定だけど)老師に一歩、近づける!


…しかし受付のお姉さんの『おまかせコース』って、なんだったんだろう。

マックとかのレジで後ろに並ばれてる気分で、つい、それで申し込み(?)をしてしまったが。


審判「両者…前へ。お題!『心に響く言葉』!」


次の相手は…ふふん。若造だ。せいぜい80歳ぐらい。

人生経験の差で、競り勝つ!!


80歳「では…。こほん。『わしの孫は、昔、上祐ギャルでした…』」


なっ!?


審判「技ありッ!」


しくじった。油断した。

厳しい。かなり厳しい一撃だよ…。心に響きすぎだよ…。

だが。追撃が甘い!


80歳「『SMAPって、5人だっけ?6人だっけ?』」


俺はそんな、ヒカルゲンジの量産型のことなど全く興味ない。

今の新型のことも全く知らない。

どうせあと5年か10年で、また新型が量産されて投入されるのだ。憶えておくのも面倒だし。


ただ『森くん』って名前は、なんとなく憶えてた。

『キムタク』も憶えてたけど、プロ野球選手の広島→巨人→コーチ→死去のほうが衝撃的だった。


#豆知識。(野球のほうの)キムタクはもともと捕手。公式戦では投手以外の全てのポジションを守った男

・実は左打席でのバントは巧くない(もと右打者。途中でスイッチヒッターに転向)


亡くなった方を嘆いていてもしょうがない。

字数制限(1000字)もあるし、ここで決める!


「これだけは…これだけは言いたくなかったけど…『ファーストキスはイソジンの味でした!』」




…会場、号泣。




審判「一本、そこまでっ!」


勝利と引き換えに、大事なものを失ってしまった気がするが…。



<勝ち点+3、合計6!>



放送『お客様にお知らせいたします。予選第三試合は、勝利者ボーナスとして、勝ち点1000がプラスされます』


……。


そういうことは、早く言ってくれよ…。恥を晒しただけじゃんか…





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