老師の資格試験。01
『老師の資格試験』
俺はまだ「自称」老師だ。
本格的に老師を名乗れるよう、資格を取っておくべきだろう。
会場に到着。そこは、なかなか威厳がある者たちが大勢だ。
まず受付へ行く。
受付「老師様は、どの分野でエントリーされますか?」
…まずい。目標が「老師」(種目は問わない)なんで、分野なんて考えてなかった…
受付「ただいま、こちらの『おまかせコース』がおすすめですが」
「じゃあそれで」
サービスは、なかなか良いようだ。
受付「それでは、予選第一回戦へお進みください」
予選は4人の総当りで、勝ち→3P、分け→1P。上位2名が勝ち抜けらしい。
俺の最初の相手は…
「私は中国で拳法関係の老師をしております。どうぞよろしくアル」
まずい…体格では同じくらいだが、俺は『不戦勝』とかでしか勝ったことはない。
ルールは?ルールはどうなってるの!?
審判「公平を期すため、じゃんけんで決めます」
…限定じゃんけんとかじゃなく?
審判「至って、普通の。但しフライングは1回で失格です」
……。
審判「では行きます。じゃーんけーん…ぽぉおおん!!」
(相手)グー。
……。
パー。
勝った。
「あ、後出し!後出しアルよ!」
「ごめん…でも後出しについては何も言われなかったし」
審判「老師さん。後出しを認めますか?」
「いえ…彼のフライングだと思います」
審判「…中国拳法老師、失格です」
「マイガーッ!!」
語尾に「アル」つけてるのに、最後はアメリカ人っぽかったなぁ…
<勝ち点3を獲得!>




