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老師の日記  作者: 佐々木 英治


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1/10

老師の資格試験。01


『老師の資格試験』


俺はまだ「自称」老師だ。

本格的に老師を名乗れるよう、資格を取っておくべきだろう。


会場に到着。そこは、なかなか威厳がある者たちが大勢だ。

まず受付へ行く。

受付「老師様は、どの分野でエントリーされますか?」


…まずい。目標が「老師」(種目は問わない)なんで、分野なんて考えてなかった…


受付「ただいま、こちらの『おまかせコース』がおすすめですが」

「じゃあそれで」

サービスは、なかなか良いようだ。

受付「それでは、予選第一回戦へお進みください」

予選は4人の総当りで、勝ち→3P、分け→1P。上位2名が勝ち抜けらしい。


俺の最初の相手は…

「私は中国で拳法関係の老師をしております。どうぞよろしくアル」

まずい…体格では同じくらいだが、俺は『不戦勝』とかでしか勝ったことはない。


ルールは?ルールはどうなってるの!?

審判「公平を期すため、じゃんけんで決めます」

…限定じゃんけんとかじゃなく?

審判「至って、普通の。但しフライングは1回で失格です」


……。


審判「では行きます。じゃーんけーん…ぽぉおおん!!」

(相手)グー。


……。


パー。


勝った。


「あ、後出し!後出しアルよ!」

「ごめん…でも後出しについては何も言われなかったし」


審判「老師さん。後出しを認めますか?」

「いえ…彼のフライングだと思います」

審判「…中国拳法老師、失格です」


「マイガーッ!!」


語尾に「アル」つけてるのに、最後はアメリカ人っぽかったなぁ…




<勝ち点3を獲得!>





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