第42話 何かわからない
希空と共に街の中を歩く。
「希空、海音さんと生徒会長の誕生日っていつなんだ?」
「そうですね、お兄様が5月5日、お姉様が5月6日です。双子ですが、お姉様は日を跨いで産まれた見たいですので。」
「そうか。」
双子で誕生日違うの、かなり珍しいな。
知ってるやつの誕生日は近くないし、まぁ海音さんの分だけ買うか。生徒会長は買う気になんないし。
「絢星さん、ショッピングモールに行ってもいいですか?」
「あぁ、別にいいけど。昼もそこでなんか食べるか。」
「ショッピングモールに行くのは3年振りなので楽しみです。」
3年振りか、まともに遊べてないんだろうな。まぁ生徒会長がそういう奴だったし仕方ないっちゃ仕方ないか。今はある程度強制しないとは思うから付き添いありで出られるだろうけど。
「ところでショッピングモールのお昼ご飯って何があるんですか?」
「別に色々あると思うけど、まぁ希空が食べたいやつでいいんじゃねぇの?フードコート行けばそれぞれ食べたいの食べられるだろうし。」
「それもそうですね。では早くショッピングモールに行きましょうか。」
その後も学校や、希空の家の話とか、色んな話をした。
そうこうしているうちに、ショッピングモールに着いた。休日だし、大型ということも相まってかなり人が多い。見る限り、家族連れやカップルが多そうに見える。
「思ったよりも人多いな。希空、はぐれんなよ。」
「分かってます。絢星さんは身長が高いですし、私からは見失うことないと思います。」
ショッピングモールの中に入る。外に比べて少し涼しい室内はかなり賑わっていた。
「まずお兄様の方から行きたいんですけど…。私、お兄様が喜びそうなものが何かわからないので、絢星さんなら男性の方が喜びそうなもの分かりませんか?」
「生徒会長が喜びそうなものか、普通の男が喜ぶようなものは渡しても喜ばないだろうし、無難に文房具とかでいいんじゃないか?」
「お姉様が夜遅くまで勉強しているって言ってましたし、シャーペンをプレゼントします。」
そうして希空はショッピングモール内の地図の方へと行く。
「文房具なら…、ここのRAFTってところにしましょうか。」
「そこなら、向こうの方か。昼になるくらいには2人分買い終えたいし、さっさと行こうぜ。」
「はい、分かりました。」
希空が選んだ文房具店に向かう。
そこに行くまでも人は多いから、希空の身長的に見失ったらまずいな。
そう考えても、これといった問題はなく、RAFTに着いた。
「早速中に入りましょうか。絢星さん。」




