第40話 久しぶりの連絡
「ふぁ…、眠い…。」
風呂から出た後、ソファに横になりそう呟く。
正直、家にいる時くらいは1人でいたかった。悠真でも家には泊まらせる気ないのに、話して間もないやつを泊めるとか考えてもみなかった。
栞とかも最後に泊まったの半年前とかか…。そういや、俺ってあいつらのことちゃんと見れてんのかな。
「今度来た時、もう少し構ってやるか。」
体を起こして冷蔵庫の開けに行く。
明日、冷蔵庫の中の物だけで何とかなるか。てか今日買いに行った時もう少し買えばよかった。
とりあえず水だけ飲も、喉乾いたし。
冷蔵庫の中の飲み物はお茶と水の他に、ジュースが3種類ある。俺は水とお茶以外あんま飲まねぇんだけど、琉生とか亜樹はジュース好きだから買ってるだけだけど。
…久しぶりに少しだけ飲んでみようかな。いや、やっぱ水でいいか。
棚からコップを取りだし、冷蔵庫の中の天然水を注いで飲む。水とか味ない方がやっぱ俺は好きだな。
「…。」
ソファに戻り、リビングのテーブルに置いておいた自分のスマホを手に取る。
そして、
プルルル…、プルルル…
電話をかける。出てくれるといいんだけど。久しぶりにかけるし、出てくれるかな。
プルルル…、プルルル…
「もしもし、絢星、どうした?」
「久しぶり、次いつ帰ってくるつもり?」
「寂しいのか?まぁ6月に有給取って1週間は帰るつもりだから。なんかご飯作っててくれ。」
「あのさ、父さん。平日に戻ってくるなら俺昼頃は家いないから、出来れば学校終わる時間に帰ってきてもらっていい?どうせ鍵持ってないだろうし。」
「鍵は持ってないな、わかった。なら18時くらいに帰るな。帰る日には連絡するから早めに帰ってこいよ。」
「分かってる。じゃあな。」
ツー、ツー、ツー
帰ってくるのか、1年ぶりくらいに。俺の事放置しといてご飯作れか。それはいいけど母さんの見舞いには行かせるか。
…とりあえず父さんの部屋の布団借りるか。
そう重い俺は階段を上がり父さんの部屋に入る。掃除は1週間に1回くらいはしてるからそこまで汚れてはない。ベッドの上の整えてある布団を手に取り部屋を出る。
「あの…、絢星さん…。少しいいですか?」
「希空、どうした?」
「明日、お買い物に付き合って貰ってもいいですか?買いたいものがあって…。」
「別にいいけど。それなら早く寝ろよ。」
「ありがとうございます。じゃあおやすみなさい、絢星さん。」
「ん、おやすみ。」
希空との会話を終えてリビングに戻る。そしてソファに横になる。
買い物か。行くなら海音さんとでいいだろうに、なんで俺なんだ?まぁ考えても分からないしいいか。
「ふぁ…、ねっむ…。」
部屋の電気を消し、自分に布団をかける。
そして、いつもより早く眠りについた。




