第33話 小動物みたい
「絢星さん、本当にすみません。」
「いや別にいいけど、海音さんも来るのは想定内だったし。」
「お、絢星くんさっすがだねー。」
うん、この人の分のご飯は作らない。
あと一応の想定で生徒会長が来る可能性も考えてたが、これはないと思ってたから予想通りだな。
「絢星さん、今日はお願いしますね。」
「おう。朝ごはんは食べたんだろ?なら昼までなんかしとくか?」
「なら絢星さん、部屋のベッドを借りてもいいですか?少し寝不足で…。」
「そこのソファで寝るのはダメなのか?」
「あ、もしかしてだけど、私と絢星くんがソファに座れなくなるんじゃないかって考えてるんじゃないの?」
「お姉様の言う通りですね…。」
あー、それくらいなら俺は気にしねぇんだけど。そういうのも希空は気にしちゃうのか。
「絢星くんは多分気にしないとか言うから大丈夫だと思うよ〜?」
「勝手に決めんな。ただ別に気にしないのは事実だからなんとも言えねぇ。」
「絢星くん、また膝貸してあげてよ。」
「えぇ…、そうするならブランケットだけ取ってくるけど、希空はそれでいいのか?」
「絢星さんのご迷惑でないのであれば…。」
…素直な甘えとけばいいのにな。いやまぁ他人だから気を使うのは分かるけど、使いすぎっていうかさ。
「じゃあブランケットだけ取ってくるから少し待ってろ。」
「絢星くんやっさし〜。」
俺は自分の部屋まで行って、栞達が使う用のブランケットを手に取る。最近選択したばっかだし大丈夫だろ。たぶん。
そしてすぐにリビング戻る。
「おかえりー。」
「はいはい、ブランケット取ってきたから寝るなら寝ろ。膝使うなら使っていいから。」
「絢星さん、優しいですね…。では甘えてお膝借りますね…。」
希空はそう言いながらも少しだけ躊躇っているようには見えた、がすぐに膝の上に頭を置いて眠りについた。
「すぅ……すぅ……。」
「あー、海音さん、希空にブランケットかけられるか?俺は膝貸してるからブランケットかけにくいし。」
「んー、別に元からそのつもりだったよ。絢星くん、そういう所あんま考えないって分かってるし。」
くっそ腹立つ、やっぱこの人の不満のご飯作らなくていいか?いや、この人なら材料持ってきて自分で作り出すか…。うわ、めんどくせぇ…。
「ねー絢星くん。希空って小動物みたいでしょ?」
「あー…、言われればそう思うかも。俺からすれば子猫みたいな感じだけど、海音さんから見たらどうなんだ?」
「うさぎかなぁ、絢星くんといる時だけ楽しそうだし。まぁ絢星くんのおかげで陸斗の前でも少しは笑うようになったんだけどね」
「それなら良かったな。」
「…絢星くんさ、膝枕、ほんとにしてていいの?」
「別に減るもんじゃねぇしな。」
「そっか、じゃあ私も少し眠いから寝るとするよ…。じゃおやすみ〜。」
海音さんはそう言ってソファの端の方に行って眠ってしまった。
「俺も少しだけ寝るか…、眠いし…。」
昼前には起きられるし、そのまま俺も眠りについた。
永歌です。
色々あるので簡潔に書きます。
25日は訳あって投稿できませんでした。
理由は私生活が少し忙しくなったからです。
もう1つ報告します。
基本的には2日に1回午前6時に投稿しますが、6時じゃなかったり、そもそも投稿されなかったりがこれからは少しあります。その時は忙しいんだなと思ってもらえると。
いつかはちゃんと定期投稿に戻すつもりですのでしばしお待ちください。
報告は以上です。
永歌でした。




