第21話 よし、休もう
「ねっみぃ…。」
はぁ、なんか死ぬほどだるい…。それに頭も腰も痛いし…、寒気も…。動きたくない…。
でも動かないとダメだよなぁ。
「体温計…、どこだったかな…。」
あぁ、あったあった。
ピッ
熱は無いと思うけど…。
まぁ風邪とか微熱とかだったら学校行くか…。休めないし…。
ピピピッ、ピピピッ
測り終わった、えぇと、39.2℃か…。
よし、休もう。
「どうしよう…。病院は…、この調子じゃ1人で行けねぇな…。少し落ち着いてから行くか…。」
『うわー、それ大丈夫なやつ?先生には休むって言っとくわ。少し熱下がったらちゃんと病院行った方がいいやつだからな?』
「わかってる…、悠真…、先生にちゃんと行ってくれよ…。」
『はいはい、お大事にー。』
ツー、ツー、ツー
さっさと薬飲んでねよ…。あ、けど、薬って何飲めばいいんだ…?
「わかんないし飲むのやめて寝よ…。がちで頭痛いし体だるい…。」
俺は自分の部屋に行って、そのまますぐに眠りについた。
…今何時だ?
目を擦りながらスマホを取り画面を開く。
「12時か…、昼ごはん何食おう…。」
正直言えば今何かを作ろうという気は起きない。
ただお腹は減ってるからなにか食べたい。
あ、そうだ。
たしか今日休みって言ってたはずだし、家いるよな。呼んで作ってもらうしかないか。
「絢星が体調崩すなんて珍しいこともあるんだなー。うい、で、ご飯作ればいいんだよな?」
「頼む…、出来れば食べやすいの…。」
「おっけー。じゃ今から作っけど食べたら病院連れてくからな。」
「ありがと…。」
姉さんが休みで助かった。今の生活だと頼れるの姉さんくらいしかいないし…。
「ねぇ絢星、土曜日さぁ、栞の手が少し荒れて帰ってきたけど、何してた?」
あー、手見てやるの忘れてた。
多分姉さんに誤魔化しは聞かないから正直に言うしかないか?
「昼ごはん作ったあと俺が母さんのお見舞いに行ってさ、亜樹と琉生がたくさん食べて、俺の分がないって言ってたんだよ…。それで俺のいない間にオムライス作ってたから…、多分卵が肌に少し触れたんだと思う…。」
「ふーん。そういう理由なら怒んなくていっか。」
「そうしてやって…。」
「おっけー。じゃ卵がゆ作ったから食べな。」
「ありがとー…。」
うん、普通に美味しい。
けどだるいしさっさと食べよ。
「…ご馳走様。」
「食べた?じゃあ病院行くから車乗って。あ、てか今歩けんの?歩けないなら肩貸してやんよ。」
「肩貸して…。」
「ほい、じゃ行くぞ。」
ぶおん………
マスクつけとこ…。
病院まで寝てようかな…。
いやいいや、寝よ…。




