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第13話 おにーさん、起きた?

 「あやせにぃちゃん遊ぼ!」


 「はいはい、何したい?」


 「んー、なんでもいい!」


 なんでもいいが一番困るんだけどな。


 「俺外行きたーい。」


 「外!僕も行きたい!」


 「外か、けど瑞雪が寝ちゃってるからなぁ。」


 「絢星、私は外はそこまで好きじゃないし、読みたい本があるから家で瑞雪の事見てるよ。」


 あー、うーん。栞なら瑞雪の面倒も見れると思うけど…。まぁ、大丈夫か。栞は俺よりしっかりしてるし。


 「栞、ありがとな。昼ごはん用の材料も買ってくるから1、2時間くらいしたら帰ってくるよ。」


 「わかった。それくらいなら瑞雪も起きないだろうし大丈夫。」


 「お姉ちゃんなんの本読むの?」


 「長編物のミステリー小説だよ。亜樹も好きでしょ?」


 何この2人、栞はまだしも亜樹は読めんのか?


 「亜樹が読めないところあったら栞に聞いてるんだよ。多分亜樹は内容は自分のわかる範囲しか理解してないし、難しいことまではわかんないよ。」


 「…琉生、お前は小説とか読めんの?」


 「読めはすると思うけど読もうとは思わないよ。俺は友達とゲームしてる方が好きだし。」


 現代っ子って感じだわ。俺もどちらかといえば、てか絶対琉生側の意見だし。


 「じゃあ琉生、亜樹、近くの公園まで行くか。帰りはご飯の材料買いに行くからな。」


 「わかったー。荷物多くなったら持つよー。」


 「早く行こ!」


 


 「絢星にぃ、なんか疲れてるように見えるけど、だいじょぶ?」


 「あやせにぃちゃん疲れてるの?」


 「いや疲れてない。普段二度寝してるような時間だから、少し眠いだけだよ。」


 公園はそんなに遠くないの助かるー。


 「はい、公園ついたぞ。俺はそこに座っとくからなんかあったらこっち来て。気をつけて遊べよ。」


 「はーい!」


 眠い…。少しだけ寝ようかな…。30分くらい2人なら遊ぶだろうし、少し仮眠しよ。起こされないことを祈る…。




 …今何時だ?


 「おにーさん、起きた?」


 「へい…今何時?」


 「10時半。」


 来たのが大体10時くらいだから、起こされずに30分寝れたみたいだな。

 …体起こそ。多分この声あいつだろ。


 「やっぱ結衣か。」


 「そうだよ。おにーさんが寝てる間は私がこっから2人のこと見てたから。特になんもなかったよ。」


 「ありがと、結衣。」


 そろそろ買い物行くか。

 …いや、2人とも楽しそうだしもう少しだけ遊ばせてやるか。


 「悠真は今なにしてんの?」


 「ゆう兄なら彼女さんと映画見に行ったよ。昨日の夜明日出かけようみたいな話してたから。」


 あいつなら急に予定作るもんな、あいつの彼女は会ったことあるけどだいぶ二人で楽しそうにしてたからな。お似合いカップルってやつだろうし。リビングだったから結衣もいたし。てか二人の世界に入り込まれたせいで俺と結衣どうしたらいいか分かんなくさせるのは迷惑だからやめて欲しい。


 「あ、おにーさん、私待ち合わせの約束してるからそろそろ行くね。」


 「おう、じゃあな。」


 「うん、ばいばい。」


 さてと、時間もいい感じだしそろそろ買い物行かないとだな。

 起きたばっかだから少し体重いな。まぁこのままベンチに横になっとく訳にも行かねぇし、そろそろ人も増えてくるだろうから起きないと。


 「絢星にぃやっと起きた?」


 「悪いな。じゃあ琉生、亜樹、買い物行くからついてこいよ。」


 「はーい!」

 「わかったー。」

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