師匠
風が強い夕方だった。
草木が揺れ、鳥が鳴いている。
「お前はなんの目的でここに来た?」
師匠が問うと、
「剣王を探しに来た。」
そ、剣王??
「チッ、やっぱ兄さん狙いで来たのか、」
え?
あっ(察し)
シーン、とした空気の中いきなり、俺はくしゃみした。
「ハックシュン!」
ビュン、と俺のくしゃみの音で師匠は素早く斬りかかった。
ガキンッ、と音が鳴った。
「やっぱ硬ぇよなぁ、」
「ワシを簡単斬れると思ったのか?小僧」
といい、大声で笑っている。
「誰が斬ってないって?」
いきなりの師匠の言葉に俺とブロックスはびっくりした顔になった。その瞬間、真っ二つに割れた。すげぇ、これが、師匠か。
「師匠ー!さすがです!」
流石に俺は調子に乗りすぎていた。
そこから俺たちは世間話で盛りあがっていた。
今回の話だって、したかった。
俺がふと、前を見たら---------
「し、師匠、う、後ろ」
師匠はん?と後ろを振り返ったとき、
「「ブラックルーム」」
そこに居たのは、真っ二つになって死んだはずのブロックスだった。
「てめぇ、何しやがった!」
師匠がキレたときにはもう遅かった。俺たちの周りに黒い空間に包まれた。
「「くっくっ、お前らはもう終わりだ」」
そう言って何かの準備をし始めた。
「「よしぃ、準備は整ったぁ」」
不気味な声だ。頭が潰れそうだった。
「「ふんっっっ!」」
なんか急に力を入れだした。
バゴン、と大きな音がしたとおもったら、元に戻った。
「面倒だな。」
そう言いつつも、剣を引き抜いた。
「残念、もう終わりでぇす」
------!?
俺は何も感じなかったが、師匠は感じたらしい。
「炎太!速くこい!」
わけも分からず返事もせず、俺は師匠の下へ走ったが、
「もう終わりですよぉ、少年」
師匠は焦っていた。
「くそっ、間に合わねぇ、」
そう言い俺の元へ駆けてきた。
「師匠?」
「大丈夫、俺が必ず守るから」
「さぁ、さよなら。」
「自爆」
そう言い放ったとき、強烈な爆風と光と、
爆発が俺たちを襲った。




