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フェイドアウト断章  作者: 石藏拓(いしくらひらき)


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出版トラブル【返品された本の最後】

出版トラブル【返品された本の最後】

本は99% 売れない。

有名作家の本は図書館で読まれる。

本は売れない。だから本屋はデパートのように消滅していく。


売れなかった本は、

書店から返品された。

倉庫に保管された。


では、その本は最後にどうなるのか。

いつまでも倉庫に置いておくことはできない。

在庫が残れば、保管場所が必要になる。

契約によっては、一定期間を過ぎた本について、

処分という選択肢が出てくる。


出版契約を結ぶ前に確認しておきたい。


「売れ残った本は、最終的にどうなるのか?」


「処分するとき、誰が決めるのか?」


「処分費用は誰が負担するのか?」


「著者が残った本を引き取ることはできるのか?」


「こんなに費用がかかるのか」


本を出版する。

多くの人は、ここで終わりだと思う。

しかし実際には、

出版

↓

書店へ

↓

売れない

↓

返品

↓

在庫

↓

保管

↓

そして最後に処分


という流れまで考える。


本は、売れなければ「商品」ではなく「在庫」になる。


そして在庫には、保管するための場所が必要になる。


「いくらで本を作れるか」


と同じくらい大切なのは、


「売れなかった本の最後にいくらにかかるのか」


出版契約は、

本が完成するまでではない。

売れない本をどうするかまで契約する。

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