第12話 ポケモン全部やる ⑧ 『ポケットモンスター シールド』
今回は『シールド(盾)』をやっていく。
先に言っておくが『剣盾』を好きな人は注意してくれ。かなり辛口だ。『ブラック』の回で書いたようにポケモンシリーズにはシンプルに出来が悪い作品があると言ったが、残念ですがこれがそれにあたる。
<良かった点>
結局のところ、多くのプレイヤーがポケモンに求めているものはジム巡りからのチャンピオン戦にあると開発側は理解したのだろう。今回は特に図鑑を作ってくれと強く進められることもなく、オープニングからポケモンリーグのエキシビジョンマッチ。
主人公の主目的もガラル地方最大のエンタメであるジムチャレンジ、そしてガラル地方の英雄ダンデに挑むことが目的となり、そこは一貫してブレず、ダンデがストーリーの中心でい続け、誰も彼もがダンデを最強と讃える。
前前作『XY』ではジムリーダーがストーリーに絡まず印象が薄いと言ったが、この『剣盾』はそもそもジム巡りがストーリーだからジムから出てこなくてもストーリーに絡んでいることになり、ラスト一匹でのBGM変化、カッコイイセリフカットインからの、本作の目玉要素ダイマックスとこれだけで十分にキャラが立っている。だから印象薄すぎるジムリーダーがいるということもなく、マッスル、セクシー、老婆、ムチムチの人妻など突飛過ぎない範囲……その塩梅は本当にギリギリだが属性が足されてキャラが薄すぎて忘れた、ってことはないだろう。
ポケモンバトルがスポーツ、フィールドが満員のスタジアムという、俺が子供に頃にポケモンの世界に行けたらどんなにいいだろう、と願ったような世界観がジムにはある。
もう一つはワイルドエリアだ。野生のポケモンが種類も数も非常に多く、天候や時間帯によって出現率も変わるのは……有利にも不利にも働くが、俺のようにいろんなポケモンで周回したい人間には助かる要素だ。2019年の発売当時は
「ワイルドエリアはワイルドエリアというゲームで出してほしい」
と言ったが、後の『レジェンズ』2作品や『スカーレット・バイオレット(SV)』は地続きでほぼすべてのフィールドがワイルドエリアに近いため、正当に進化した。『剣盾』での段階では「ワイルドエリアに行こう」と思わないと行かないからな……。
今回のプレイでも最初のジムバッジを入手した段階でプレイ時間が7時間半に迫る程ワイルドエリアに入り浸っていたが、それ以降はほぼ行かなかった。
だがポケモンの自由度を高めるワイルドエリアの導入は歴史的に見て大きな功績。
<よくなかったところ ①-虚無>
ワイルドエリア以外が虚無。
「薄い」と評される『XY』を超えて虚無であり、むしろ心地よくない要素の方が大きい。
ワイルドエリアのエリアの自由度は確かに高い、高いよ。好きなポケモンを選べる楽しさ、これは何度でも讃えたい。
だがワイルドエリアを離れて町や道路を旅すると、メイン登場人物であるライバルのホップ、ビート、マリィ、先輩のソニア、チャンピオンのダンデなどが数珠つなぎに立っており、常時次にどこに行くか誘導される超一本道。ここには全く自由度がない。ジムの順番を選べないどころか(まぁ選べない作品の方が多いが)、ジムの次の街に行こうと思うと後述のファッキンフーリガンのエール団が道を各所で塞いでいるというヒドい仕様。
そして終盤のジムの内容が虚無。
6つ目のマクワ/メロンのジムチャレンジは見えない落とし穴を避けて歩くというイライラする要素はあるが、ゲーム性もあって悪くはなく、クリアした時のカタルシスがあるからそのための溜め、代償……こんなに重い言葉を使うはずではなかったが、ゲームディレクターの桜井政博氏曰くは「ゲームは自分で溜めたストレスを自分で解消する」という駆け引きがあるので、マクワ/メロンの試練は別にいいんだ。
7人目のネズのジムはそもそもジムリーダーのネズが仕事を放棄してジムリーダーが集まってオーディエンスに顔を見せるイベントにも来ない。ネズのジムは街丸ごとジム……というかファッキンフーリガンのエール団が占拠しており、エール団の雑魚と連戦するだけで仕掛けがない上、エール団は倒したところで気持ち良くならないどころかこれまでのファッキンっぷりで出てくるだけでイラつくのでストレスがたまるばかりだ。つまりネズはジムリーダーとしての職務を果たしていないし、引退して妹のマリィにジムリーダーを譲りたいと思っている。しかも目玉要素のダイマックスすら「嫌い」といってやらない。
最後のジムも仕掛けはない。ジムのモブとダブルバトルの三連戦。ダブルバトル、三戦すべてが天候ギミックというのはあるが、1~6番目のジムと比べると7、8という終盤がモブとの連戦というのは未完成感が否めない。
そして物語を巡りブラックナイトと伝説のポケモンの話も全てホップ、ソニアの誘導でついていき、
「これなんだと思う?」
→伝説のポケモン
ブラックナイト
みたいに選択肢から選ばされて話が進んでいく。多分どっちの選択肢を押しても正解のため、ストーリーはほぼ頭に入ってこない。相槌係。
また、黒幕は「1000年先のガラルのエネルギー問題のため」として伝説のポケモンを使った計画を立て、巧みにダンデを説得する。そしてその計画を「明日やろう」と持ち掛けるが、その明日はダンデvs主人公の防衛戦というガラル最大級のイベントなので明日はちょっと待ってほしいと当たり前のことを言われる。なのに黒幕はリーグ主催者でありながらその防衛戦をぶっ壊して強硬する。何故一日待てなかったのかは不明。
そしてその肝心の黒幕とダンデの会話シーンは止め絵の紙芝居。
<よくなかったところ ②-人物>
ジムリーダーやDLCのクララなど短い登場時間のピンポイントでいいキャラはいる。だが物語に長期的に参加するキャラはどんどん魅力が薄れていく。ゲーム上の描写不足や描写過多、共闘イベントに関するものだ。以下に列挙していく。
1)ホップ
生涯無敗の最強無敵のチャンピオン・ダンデの弟。主人公と同じ日に旅立つライバルキャラ。なのだが、序盤でビートに負けて巻き込みでダンデを貶されて以降ずっとそれを引きずっている。
「アニキが最強だ」「アニキまでバカにされたんだぞ」「俺はアニキの弟としてふさわしくない」
と基本的に主語がアニキでこいつ自身のプライドとかがすべてダンデに置かれている。このダンデ偏重の描写は後々まで尾を引いてしまう。
最終盤に共闘イベントがあるのだが、そこは鋼タイプのトレーナーの巣窟だ。だがこいつが繰り出すのはノーマルタイプのバイウールーで鋼に打点がないため何も仕事が出来ない。ここは本当にどうにかしてほしかった。しかもこっちも先頭のポケモンをチェンジ出来ないままの連戦だったはずなので、ここに主人公も鋼が苦手なポケモンで突入すると実質1vs2のダブルバトルかつ鋼苦手なまま延々とやらされることになる。偶然にも俺の先頭は格闘だったのでどうにかなったのだが、せめてバイウールーが格闘タイプの『ボディプレス』を覚えてくれていればまだマシだった。
こいつに関してもストーリー上では相槌係。もう慰めるのも飽きたというくらいアニキのことで落ち込むこいつを慰めることになる。
2)ダンデ
無敵のチャンピオン。生涯無敗。ガラル最強。ダンデさんには敵わねぇぜ!
そういう空気の漂う絶対王者。だが物語が長引くにつれて、↑のホップとは違って「残念さ」が際立ってくる。
まず何が残念なのかというと、苦戦こそしないがダンデの出してくるポケモンは一般的に強ポケと呼ばれる部類が多いということだ。まず先頭ギルガルドというのが度肝を抜く。
つまりこのダンデは、持ち上げられすぎではあるのだが確かに強いボスになれる資質はあった。
そのダンデは道中で道案内じみてあちこちに立っており、周りの人間はダンデさんだー! と大喜びし、とにかくとにかく持ち上げられている。
そして謎の赤い光や地震といったアクシデントの際もダンデが出てきて、
「ここは俺に任せて先に行け」
と主人公は呑気にジム巡りを続行。しばらくするとニュースで「またまたダンデさんが大手柄! 大解決!」と、ダンデがどう解決したのか、怪奇現象は何だったのかの断片も明かされない。
『剣盾』にはせっかくNPCと共闘のレイドバトルがあるんだから、どこかでダンデと一緒にレイドバトルをして、そこでダンデが強さを見せつける勝ちイベントがあればダンデがちゃんと強かったことに疑問を持たなかったかもしれない。
つまりダンデは周囲が強い強いと言い、持ち上げ、戦ったら実際に強いがラストバトルまで伝聞以外でその強さを知ることが出来ないキャラクター。そこが過剰なダンデ礼賛に思えてしまう。
ただし敗北後の演出は悪くない。
3)エール団
擁護不能のファッキンフーリガン。悪の組織ではあるが今までの悪の組織とは一線を画す。
まずこいつらに思想はない。陸地を増やす、海を増やすといったストーリーと世界観に直結するバカな野望のマグマ団とアクア団、分け合うために命を減らすというシビアな野望を抱えたボスとそのボスに共感せずサークル活動になっているフレア団……。そういう思想がなく、ただスパイクタウンのジムリーダーのネズとその妹で主人公と同期のマリィを応援するための集団であり、マリィのジム巡りの援護として他のジムチャレンジャーの邪魔をする。道を塞ぐ、旅に必要なアイテムを横取りしようとする、戦いを仕掛けてくるなどだ。ネズの本拠地スパイクタウンに至っては、マリィ以外のジムチャレンジャーを通さない→ネズに挑戦出来ずに脱落させるために街に入れないようにしており、街には入れても中では数の暴力で攻めてくる。
マリィもネズも有難迷惑に思っている節があるようだが、それでもこいつらをしっかり抑止出来ないならばマリィはチャレンジャー失格、ネズはジムリーダー失格だろう。
そんなファッキンフーリガンのエール団はストレスしか生まない。
<よくなかったところ ③-デザイン>
きつい見た目のキャラが人物、ポケモン共に多すぎる。
特にモブトレーナーは見た目がひどく、ビジネスマンはスーツにちょんまげ状の禿げ頭、警察官はガン開きの死んだ目、空手王はジト目と巨大萌え目みたいに……説明の仕方に困るくらいにチグハグで気持ち悪く、直感的に不快感がある。
ポケモンの方は例えばタイレーツだ。タイレーツは実際は星のカービィじみた一頭身の可愛いポケモンが隊列を組んで歩いているという設定だが、初見時は壁の穴から出てくるカラフルな毒のある毛虫と勘違いしてしまうほどだった。
あと根本的に擬人化の方向性が間違っているんだと思う。
『剣盾』以前以後にも、ポケモンに人間の動作をやらせようとしたり、ヒト型のポケモンもいた。初代のルージュラに関してはまんまヒトってのがネタだったし。
御三家にしても……例えば前作『SM』のジュナイパーは弓矢使い、ガオガエンはプロレスラー、アシレーヌはシンガーだった。次作のマスカーニャはマジシャン、ラウドボーンはシンガー、ウェーニバルはダンサーと、人の動作の真似……ここでは一般との用法は異なるが擬人化されている。『剣盾』のゴリランダーはドラマー、エースバーンはサッカー選手、インテレオンはスパイとなっている。
ゴリランダーは比較的正統派のゴリラ×ドラマーだろう。ゴリランダーはいいと思う。
問題はエースバーンとインテレオンだ。エースバーンが人間すぎる。ウサギ耳が映えただけの人間で、サッカーのユニフォームを着ているし顔も極めて人面。
この人面すぎるポケモンは他にもおり、例えばイヌポケモンのパルスワンもほぼ人面犬。モンスターのフォルムに人間の顔が浮かんでいるポケモンがエースバーンやパルスワンをはじめに多く、モンスターと人間の境界が曖昧になっている。他の作品で言うならば『BW』のダゲキ、ナゲキみたいな感じだ。後年のマスカーニャもかなりヒト型に近いフォルムだがマスクで顔が一部隠れているため人面すぎて気持ち悪いことはない。
他の作品は モンスター→ポケモン→ヒト とデザインしたのかもしれないが、この剣盾は ヒト→ポケモン→モンスターなポケモンが多い気がする。
あとインテレオンみたいに見た目が尖りすぎているタイプだ。インテレオンは極端にガリガリすぎ、前作『SM』で共存不能な異形の異常種と定義されていたウルトラビーストの一角、フェローチェと同じくらい細い。タイレーツといいコオリッポといいインテレオンといい、受け狙いの一発芸みたいなデザインのポケモンが多いのが残念。ただし一発芸タイプのポケモンは刺さる人間には刺さる。俺も最初は戸惑ったが今はじわじわ来てインテレオンにメロメロだ。
最大の問題点はカセキメラだな。二つの化石を蘇らせた上に合成することで復活するポケモンだが、上半身と下半身が別のポケモンなので継ぎ目から体の太さが違って太い方の肉の断面が見えていたり、片方が氷タイプだともう片方の体が凍えている……つまり歪な復元によって苦しんでいるということが図鑑に記載されているといった惨状。今までモンスターと仲間として扱ってきたはずなのに、生命として愚弄するカセキメラはネタでは済まない。サイドンとラプラスの上半身を切り落としてすげ替え、片方はラプラスの冷気でサイドンの部分が凍え、片方はサイドンの砂で潤いボディがガサガサになって苦しんでいるようなものだろう。これは本当にエール団を超える最悪の要素だったと思う。
残念だ。カジリガメやアーマーガアみたいに普通に良デザインもいるのに。
<よくなかったところ ④-マックスレイドバトル>
ワイルドエリアのパワースポットではダイマックスした野生ポケモンと戦え、経験値のアメや技レコードがもらえるため円滑に進む。だがマックスレイドバトルに参加するNPCは嫌がらせでしかなく、未進化ポケモンや攻撃せずに自分のステータスを高めるだけのポケモン、果ては攻撃技ナシまでいる。当たりNPCはいるが、難易度に見合っておらず「攻撃しろよ!」と本気でイラつく。これが敵の弱い序盤しかワイルドエリアに行かなかった理由でもある。
<ちなみに>
DLCはやらないことにした。DLCにはBGMも含めて極めて俺好みのキャラクターだったクララがバージョン違いで出るのだが、俺は『盾』がクララだと思って3時間程進めてクララは『剣』の方だったと思い出した。クララに会えないなら別に行かなくてもいいや。個人的に『剣盾』の収穫はメッソン、ワイルドエリア、クララにしかないと思っているので……。
DLCも含めて完成品なのか、DLCがなく発売時の状態が完成品なのか、それはいろいろ意見があるだろうが……。とにかくDLCはやらなかった。
<パーティ>
正直ここまでほぼ辛口一色なのに呑気にパーティ紹介してもどこかチグハグだが、一応やっておく。
①メッソン→ジメレオン→インテレオン
↑でちょっと辛口批評したが大好き。超超超大好き。特にメッソンが……。
今まで初プレイ時は炎タイプと決めており、2019年の発売当初も店で受け取って帰宅するまでヒバニーで行く気だった。だが特典としてランダムでもらえるステッカーみたいのがメッソンだったこと、いざダンデからもらえるポケモンを選ぶというタイミングで、ヒバニーにカーソルを合わせた後に「こいつだ!」と急にメッソンに呼ばれた気がした。
以降何周かしているが、メッソン以外を使ったことがない。メッソンを使いたいというのもあるが、ホップやダンデの好き嫌いはさておき、俺以外がメッソンを使うのが許せないというくらいメッソンにメロメロ。
②ピカチュウ
なんと『雷の石』が見つからず進化しないまま完走。ピカチュウ専用アイテムで火力を劇的に上げる『電気玉』を持たせていたのでライチュウ以上の火力はある。ただし相手から一発もらうと基本的には落ちる。
③アマカジ→アママイコ→アマージョ
『SM』から二連投。『SM』では敵を弱化しつつ場に長く居座る粘り強さだったが、『SM』に比べて難易度が落ちたため確定Aダウンの『トロピカルキック』での粘りよりも素のタフさと火力が目立つように。他のポケモンの耐久が低いので、所謂タンク役のような立場で支えた。火力番長。
④ヤンチャム→ゴロンダ
これには訳がある。詳細は後述。アマージョと同じく高めの耐久を活かして繰り出すタンク役。終盤はほぼワイルドエリアに行かなかったので格闘技が低威力の『ローキック』のまま最終盤まで戦った。それでも十分。
⑤アブリー→アブリボン
『SM』から二連投。アブリボンの強さに気付いたのが『剣盾』の初プレイ時で、前回も話したが「こいつ序盤から仲間になっていいレベルじゃないだろ……」のスピード、そして高威力技の早期習得。7番目、8番目のジムリーダーに強い。アブリボンを初プレイ時に知って以降、旅ではほぼ必ず入れる相棒枠。
⑥イーブイ→エーフィ
『銀』以降の登板。今回は最初にエンカウントしたイーブイがメスだったので、その子のタマゴから孵化したイーブイをエーフィに進化させた。卵から孵らせるとなつき度が捕まえるよりも高いからな。『銀』はほぼエスパー一本で押し切るパワーファイターだったが、今回は『マジカルシャイン』『シャドーボール』などサブウェポンに恵まれた。
? – ワルビアル
ここまで『ブラック』『X』『サン』と三連投だったワルビアルだが、今回はDLCでしか入手できないので見送った。ジムリーダーのタイプを見るとワルビアルは相当劣勢だったのだろうが、要所要所で「ワルビアルがいてくれたらなぁ」という深刻なワルビアル依存が感じられた。
と、序盤で枠が埋まったため後半はワイルドエリアに行くことはなかった。耐性が偏り、苦手な相手にはとことん弱い。飛行タイプの強敵がいたらやばかった。
殿堂入りまで14時間57分。半分くらいが一つ目のバッジをとるまでのワイルドエリアだ。
背番号は14にした。Nがアルファベットの14番目だから。
<まとめ>
とても辛い評価になってしまうが突貫工事と悪趣味な悪ふざけが作ってしまった悲しい失敗作という感じですね。主人公やマリィ、それから↑でも書いたカジリガメやアーマーガアのように普通にいいデザインがいるのにああなってしまったのは、ステレオタイプに喧嘩を吹っ掛ける「ふざけてんのか?」ではなく、「ふざけたんだろうな……」という相手に話しかけることもないガッカリ感だ。
また、この世代に登場するバトルタワーは前作のバトルツリーまでとは全く異なるバトル施設であり、俺は『USUM』のバトルツリーに幽閉されることとなった。
<151の思い出>
①ようやくまともな社会人へ。
それまで有期雇用契約であちこちの同業他社を転々としていた俺は、はじめから数年で去る外様の格安助っ人外国人みたいな扱いを受けてきたが、『剣盾』発売の年に俺はようやく……。まだ将来のある若者として扱われたような気がした。当時29歳だったが、俺に出来ないことを「だからこいつはダメだ」ではなく「じゃあ出来るようにしてやろう」と優しく育ててくれる上司に出会えた。その上司のお子さんに、上司づてでポケモンのアドバイスをしていた気がする。
②“先生”との出会い
この『剣盾』をきっかけにポケモン実況界の王もこう先生の動画を見るようになった。パンデミックの頃は大変お世話になったというかもこう先生の動画を見まくった。そこから派生してレジィ氏、パデック氏の動画を見るようになった。
③ゴロンダへの想い
今までもたびたび触れられてきたポケモン二次創作『ゴロンダ、白黒つけるわよ!』。あまりの人気のなさにプロローグ打ち切りとなったが、何故ゴロンダ? と思われるかもしれない。初プレイ時は特性『頑丈』の岩、鋼タイプをワンパンチするために『型破り』のゴロンダを使っていたのだが、ジムリーダーたちのダイマックス口上……例えばルリナは「スタジアムを海に変えましょう! カジリガメ、ダイマックス!」だった気がするのだが、じゃあ自分の手持ちで口上作るなら何にするかなぁと思った時に場にゴロンダが出ていたので『ゴロンダ、白黒つけるわよ!』になった。
④創作への波及
拙作『California Zombie Killers』に登場するマンガ家サミーのマンガに登場する登場人物はゴロンダ、インテレオン、アブリボンと初プレイ時のパーティがモチーフ。来月にははじめたい『アブソリュート・トラッシュ』8部の敵幹部にもインテレオンがいる。相当インテレオンとメッソンに脳を焼かれている。
⑤はじめての文学フリマ
『剣盾』発売後、俺は友人の某氏に拙作『東京悪魔』の同人誌を作ってもらい文フリに行くことになった。その道中、バトルタワーをしながら聴いていたラジオで「え? 壇蜜が清野とおると結婚!?」「オードリー若林結婚だとぉーッ!?」と驚きの情報を食らい、駅を乗り過ごした。
⑥Oasis団
俺はイギリスのバンドOasisのファンなのだが、ガラル地方のモチーフがイギリス、サッカースタジアムみたいなジムと知った時に悪の組織はフーリガンのオアシス団がいいなぁ、と思っていたのだが、実際のOasisが悪の組織みたいなものだからなぁ……。多分エール団よりOasisの方が悪いことやってる。
<次回予告>
文句なし! これはもう文句なしだ! これ以上にないぞ!
異論をはさむ余地などない最高傑作であると先に言っておこう!!!
次回、『ポケットモンスター スカーレット』。




