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妖精の見つけ方
「妖精なんているものか!」
なんて思っている方が、ほとんどでしょうけど――
実は、日本にも妖精はいます。
正確には“精霊”と呼ぶほうが近いのかもしれませんね。
日本には古来より「八百万の神々」という考え方があります。
そのうちのいくつかは、洋風に言うと精霊さん、という存在なのかもしれません。
一番見つけやすいのは、木の精霊さんです。
次に、水や岩の精霊さんなどもいます。
まずは、樹齢の長い木を探してみましょう。
人があまり来ない山の中や、神社の奥の方などにあります。
見つけたら、そっと話しかけてみてください。
普通に「こんにちは」で十分です。
すると、どこかキラキラ輝いて見える木があるはずです。
それが、精霊さんのいる木。
木の根元あたりに、五〜六センチくらいの小さな階段とテーブルを作ってみましょう。
その上に、小さなお菓子やきれいな水を置いておきます。
次の日、お菓子や水だけがなくなっていたら――
それは、精霊さんが訪れた証拠です。
もし足跡を見たいなら、テーブルの周りに細かい砂をまいておきましょう。
きっと小さな足跡が残っているはずです。
ただ、ひとつだけ残念なことがあります。
精霊さんがいない場所で行ったときは、そのことを覚えていますが――
精霊さんがいる場所で行ったときは、なぜか記憶が消えてしまうのです。




