表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
花とたゆとう ふたたび  作者: 御通由人
61/86

第61章 十二月

 十二月になると、花蓮は毎日出勤した。

 それを店のホームページで知った時、正夫は彼女が結婚する意志を固めたこと、もう店を辞めるつもりでいることを直感した。

もうじき彼女と会えなくなると思うと、たまらなくつらく寂しい気持ちになる。 

 毎週末東京まで通おうかとも思った。しかし、彼女が毎日出勤するのは、今まで世話になった客に対してお別れの挨拶するという意図があってのことのように思われた。それを自分が行くことで邪魔してはいけない。

 これが運命ってものだと自分に言い聞かせ、今月も一回だけクリスマス前の土曜日に行くことにした。


 彼女にそれを連絡し、その時に一つ頼みたいことがあると言った。それは赤い下着を着てくれということだった。二度目に店に行った時に彼女が着けていた思い出の真紅の下着を。 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ