なんで機嫌が悪いんだよ!?オマエもデートしてただろ!お互いそれが普通だろ?
こんにちは。
あまのじゃくです。
全5話のショートストーリーです。
毎日19時10分更新です!
是非とも、1話だけでよいので読んでみてください!
よろしくお願いします!
翌日。
7時30分。
いつものようにインターホンが鳴る。
お待たせ。
おはよ。凛は颯介から目をそらして挨拶をした。
ふたり無言で歩く。いつもよりもお互いの距離が少し広い。
おい…。凛…。
なんか機嫌悪くねえか?
別に。ただ眠いだけ。颯介こそ今日はなんも話さないじゃん。
いや、俺もただ眠いだけだ。
あっ、そ。
8時。
校門前、亮が何やら勝ち誇った顔で凛を待っていた。
おい、おせーぞ、凛!
「ご…ごめん」
亮は颯介に見せつけるように、凛を連れて校舎へ入っていった。
遅れて芽衣が現れた。
あぶなーい。忘れ物して一旦、家に帰ったから遅刻するかもって思ったぁ!
昨日は楽しかったね!!
「あ…ああ!」
颯介、どしたの?まだ寝ぼけてるの?
まったく、これから毎日、わたしがモーニングコールしちゃうかな?芽衣は楽しそうに笑っている。
18時。
帰宅。
さっさと風呂入っちまお。
颯介はシャワーを浴びながら今朝の凛の態度を思い出していた。
なんだよ…あいつ。考えるのをやめるようにシャワーを強くした。
21時。
窓がコツコツ鳴る。
窓を開けた。なんだよ、凛。
別に。
颯介の部屋の漫画借りようと思っただけ。
で、との漫画だ?
読みかけの漫画などない。
あ、えと…全部読んじゃってた。
凛の顔が少し赤くなった。
なんだよ、自分の読んだ漫画くらい忘れんなよ。
べ、別にいいでしょ!凛は思わず声を荒げた。
凛はドカっと颯介のベッドに腰かけた。
沈黙した時間が流れる。
あ、あのさ。
あ、凛、聞きたいことが…。
ふたりの声が重なる。
なんだよ。凛から言えよ。いいよ、先に颯介の話し聞くよ。
凛…昨日楽しかったか?
いい笑顔してたよな…。
ま、まあ…彼氏といるときは楽しいのが普通だよ。
そうだな…そりゃ普通だわ、と颯介。
じゃ、颯介はどうなの?
あんなオシャレして。楽しかったんだでしょ?
そりゃ彼女といて楽しいのが普通だろ。
それはそう…だよね。と凛
凛ってさ、デートするとき、あんな感じなんだ?
どういう感じ?
ま、まあ…。メイクしてミニスカート履いて、女らしいっていうか、かわいかった。
颯介はしまった!と思った。
考えていたことをくちばしってしまった。
か、か、かわいい?あたしが?
いや、いや、いや、その、変な意味じゃなくてさ。
汗が吹き出した。
颯介こそ、あたしといる時より頼りがいがありそうってか、カッコよかったかも。
カ、カッコいい!?俺が?
あ、あたし、何言ってんだろ!バカ!
颯介は恐る恐る、え…と…凛と亮先輩ってどこまで進んでるのか…?
は?颯介、何きいてくるんだよ?
さすがにデリカシーなさすぎでしょ!
…別になんもしてない。キスもしてない…。
颯介こそ芽衣とどうなってんの?
まさか、最後までとか…。
あるわけねぇじゃん!
お…俺だってキスもしてないわ!
颯介と凛はお互いに安堵した表情に変わった。
凛は、あ~なんだこの空気!
颯介のベッドに仰向けになった。
颯介の匂いがする。
凛はベッドに顔を埋めたいと思った。
颯介、この前のゲームの続きやろうよ。
あ、あ…やろうか。
颯介と凛は並んでコントローラーを握った。
バカ!颯介!そっちじゃない!
エイム下手くそ過ぎんだよ!
凛こそ、何回デスしてんだよ!
ふたりして敵に倒された。
あはは!俺達、ゲーム下手すぎだろ!?
まーねー。あたしもあんま得意なほうじゃないし。
楽しければそれでいいんじゃね?と笑っている。
やっぱ颯介は親友…いや、なんでもない…。
い、いちばん気が合うな!一緒にいて楽しいよ!
お、俺も凛といると楽しいな。やっぱ気が合うな。
そうだ、颯介!
今度の土曜日、釣りに行かない?
凛、おまえ、小学生かよ、颯介は笑った。
昔からお互いに暇なとき、しょっちゅう行ってたじゃん?
それに、たまには青空の下にいるのもいいもんかもよ?
凛は父親に連れていってもらう子供のようにはしゃいで言った。
そうだな!久しぶりに行くか!
俺と凛、どっちがたくさん釣れるか競争だな。
負けた方がアイス奢り!
ふたりは次の土曜日が楽しみで待ちきれない気持ちになっていた。
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【明日、完結になります!!】




