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レベル1鍛冶師だけど、ゴブリン倒すために聖剣を作ります  作者: zephyrusu
第5章 レベル1鍛冶師だけど、ついに聖剣を超える剣を作りました
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18話 見たことはないけど、よく知っている奴


「――あれかっ!」


 ガント村があったであろう場所から煙が上がっているのを見つけて数分後。

 ようやく目視できる距離までやってきた。


 ガント村の様子は、サラさんが言っていたようにがれきなどが転がっていて建物は一切の原型を保っていなかった。。

 それは同時に嫌な予感が的中したことを物語っていた。


 嫌な予感とは、暴れていた『何か』がただの魔物ではないということだ。

 魔物が暴れる理由は、食事のためか天敵(人間)の排除のための場合がほとんどである。

 それなのに、ガント村は建物も壊されている。

 村人を殺すために暴れて建物も巻き込んだ可能性も考えられなくはないけど、ガント村の惨状は建物を狙って壊したように思える。

 なので、この惨状を引き起こしたのは魔物ではない『何か』か、誰かに操られている『何か』という可能性が高いと思う。


「――まあ、結局のところ、暴れていたのがよくわからない『何か』であることに変わりはないか」


 ともかく、最初にするべきなのは、その『何か』の痕跡を見つけること。

 本体を見つけたならば鑑定をして、倒せそうか逃げるかを考えなくてはならなし、移動した痕跡があるようならば対応も変わる。


「――【透明化】」


 念のため聖剣を替えて姿を隠すスキルを発動させる。

 気配まで消せるスキルではないけど、姿が見えなくなるだけで安全性と安心感が違う。

 それに、生き残りが居た場合で俺に助けを求める声を上げ、それを聞きつけた『何か』に強襲される可能性もある。

 生き残った人がいたら出来るだけ助けたいところではあるが、それ以前に自分のみが第一だ。


 そうして、姿を消した状態で痕跡を探し始める。

 しかし、村の規模から言って3分の1ほど探したが『何か』を見つけることはできない。

 それどころか、、、


(――おかしい、、、 死体が一つもない、、、?)


 建物の惨状を考えれば、それはあり得ないはずだ。

 すくなくとも数人、多ければ十数人程度はいると思っていたのだが、、、


(もう少し、探してみよう)


 何か見落としている可能性もあるので、より念入りに辺りを探しながら移動する。

 そうして、さらに奥の方へ進むと――


『――グルウウウウウ』

(――っ! あれは!)


 唸り声を発しながら、まるで得物を探すように辺りを探っている『何か』を見つけた。

 その姿は見たことはないけど、良く知っているものだった。


 そいつは、両手でハルバードのような大きな斧を持っていて、こげ茶色の巨躯な体をしていた。

 そしてなにより特徴的なのは、頭が牛のようなものであること。


 ――そう。

 そいつは『ミノタウロス』だった。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 名前:神鋼を取り込みしもの『ミノタウロス』

  LV:  109

  HP: 5487

  MP:  721

 STR: 3634

 INT:  334

 VIT: 4921

 AGI: 2577

 スキル:【超剛腕】攻撃の対象の大きさが大きいほど、攻撃力が上昇する

     【超再生】MPを消費することで、HPを急速に回復することができる

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


(――これは、、、!)


 ――何より驚きなのはそのステータス。

 俺が今までに見た中で、一番強いんじゃないか?

 INT――すなわち知力が少ないので、実践となると多少戦い方でステータスよりも弱く思えそうだが、それでも純粋なステータスは今まで会った何よりも高い。


 だが、それよりも問題なのは、名前の前にある称号の部分。

 『神鋼を取り込みしもの』はモルと同じ称号。

 これは、つまり、、、


(――魔族が関わっている、、、のか)


 そういえば、サラさんがガント村では『神鋼』の使い道があると言っていた。

 もしかしたら、その結果が、このミノタウロスなのかもしれない。


 魔族と手を組んでいるのか、魔族から教わったのか。

 それとも、自分たちで魔族に『神鋼』を与える手段を思いついたのか。

 そして、このミノタウロスが村を壊したのは、魔族の思惑だったのか、ガント村の自業自得だったのか。


 いくら推測したところで理由はわからない。

 それを知るには、生き残りのダークエルフを探すのが一番手っ取り早いだろう。

 しかし、生き残りを探すのに、こんな化け物が歩き回っているのは危険だ。


 ――倒すしか、ないか、、、


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