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レベル1鍛冶師だけど、ゴブリン倒すために聖剣を作ります  作者: zephyrusu
第5章 レベル1鍛冶師だけど、ついに聖剣を超える剣を作りました
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06話 魔法薬


「――じゃあ、ルウはエルフのお母さんの薬を買いに来ていたんだ」


 馬車での移動中。

 御者は例のごとくミミとココネが買って出たので2人に任せている。

 そこで、俺とシェーラとルウの3人でいろんな話をしていた。

 今はルウの話を聞いていたところだった。


「はい、、、 なんでも珍しい病気みたいで、治すためには高位の魔法薬が必要だったんです」

「それでユーリンに来ていたのか」

「はい。ユーリンは流通が良いですから、こうして目当ての薬も手に入りました」


 ルウが懐からポーションのようなものを取り出し、見せてくれる。

 鑑定してみようかと迷ったのだが、イービルの時のことを思い出し、もしルウが偽物を掴まされていたら困ると思い当たり、こっそりと【超高位鑑定】を使ってみた。


――――――――――――――――――――

 名前:低位魔法薬

 説明:軽い病気を治すことができる

――――――――――――――――――――


 ――あれ?

 これってもしかして、、、

 そういう、、、ことだよね、、、


 たぶん、子どもだからといって足元を見られたのだろう。

 いや、足元みるどころの話ではなく、これはもはや詐欺だ。


 ただ、問題なのは、、、

 この事実を、どうやってルウに説明するかだ。


 さすがに鑑定に聖剣を使ったことは説明できないし、それに鑑定したといっても、こんな事実そう簡単に認めることはないだろう。

 できることなら、ルウ自身が鑑定をすれば話は簡単なのだが、、、


 ――そういえば、【アイテムボックス】に入れっぱなしになっている鑑定石があったはず。

 これなら、ルウも納得できるはずだ。

 とりあえず、確認から、、、


「――そういえば、その魔法薬って鑑定してもらった?」

「えっ? いえ、、、 鑑定にはお金もかかりますし、魔法薬を買うだけで精いっぱいだしたから」

「じゃ、これを使って見て」


 少々強引な気もしなくはないが、結果はすでに分かっているのでしょうがないとしよう。

 【アイテムボックス】の中で倉庫番となていた、以前にお世話になった鑑定石を取り出し、ルウに手渡す。


「これは、、、 もしかして鑑定石ですかっ!? いいんですか、こんなに大きいものだと、かなりお高いんじゃ、、、」

「大丈夫だよ。とにかく、使ってみて」

「はい、、、 それじゃ、お言葉に甘えさせてもらいます。――『鑑定』」


 ルウが鑑定石を握り締め、魔法薬を鑑定する。

 わずかなタイムラグがあった後、ルウの顔が目に見えて変化していく。

 その変貌ぶりは、わかってはいたことだけど、さすがに見ていられないものだった。


「う、そ、、、 これじゃ、お母さんは、、、」


 ぽろぽろと、ルウの目から涙が零れ落ちる。

 泣かすつもりじゃなかったんだけど、、、


「どうする? 今からユーリンに戻ってちゃんとした魔法薬を探す?」

「で、、、 で、も、、、 私には、もう、お金、が、、、」

「お金のことは大丈夫。俺が出すから」

「です、が、、、 それに、お母さんには、もう、時間が、、、」


 ――そう、か、、、

 ルウの母親の容体は、結構悪いみたいだな。

 すでに旅路はターニア寄りの場所まで来てしまっている。

 ここからユーリンに戻って、またターニアに向かうとなると、。。

 ――たぶん、半月ぐらいはかかってしまう。


「これじゃ、、、 お母さんは、、、」


 ルウが最悪の事態を想像し、ダムが決壊したように、その目から大量の涙を流し始める。

 こんなに小さい子――それも混血魔ハーフであり、よほど危険で嫌な思いをしながらも、母親のために1人で遠い町まで薬を買いに行ったはずだ。

 それなのに、肝心の薬は偽物を買わされ、助かるはずだった母親は助からない。


 ――そんなこと、許容できるはずがない。


「大丈夫だ。ルウのお母さんはきっと助けて見せるから!」

「――えっ、、、」


 ――聖剣の力なら、病気の1つや2つ、どうにか出来るに決まっている



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