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レベル1鍛冶師だけど、ゴブリン倒すために聖剣を作ります  作者: zephyrusu
第5章 レベル1鍛冶師だけど、ついに聖剣を超える剣を作りました
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04話 旅は道連れ?


「――それじゃあ、それらしい情報は無かったんだ」

「申し訳ありません」

「ごめんなの」

「すみませんですわ」


 手分けして行った『神鋼』の情報収集だが、ミミとココネとシェーラは成果は得られなかったみたいだ。

 となると、、、


「俺が聞いてきたのだけが、唯一の手掛かりか」


 鍛冶屋で聞くことができた『神鋼』の情報が1つ。

 ただし、その情報には問題があった。


「でもな、その村ってダークエルフの領土なんだよな、、、」

「それは難しいですね」

「厳しいなの」

「ダークエルフはプライド高いですからね、その村に行くのは困難ですわね」


 ――そう。

 『神鋼』が採掘されたことがあるガントという村はダークエルフの領土らしい。

 ダークエルフはプライドが高く、半血のエルフや他種族が入ることを禁止している。

 それはガントも例外ではないようで、軽く調べたが、やはりダークエルフ以外は立ち入り禁止になっていた。


「――とすると、どうすればいいかな」

「そうですね、可能性としては立ち入りの許可を頂くとか」

「ダークエルフの知り合いを作るとか」

「こっそり入って、ちょっと拝借することとか」

「いや、、、シェーラ。それは犯罪じゃ、、、」


 まあ、最後の手段としてはシェーラの案も、、、

 ――いや、やっぱりダメだな。


 それならミミとココネも意見だ。

 どちらにしても少し難しい気がするが、それもまた旅の一興だろう。


「ともかく、とりあえずガントの近くの町に行ってみようか」

「わかりました」

「了解なの」

「わかりましたわ」


 今日はもう遅いので、明日出発することにしよう。

 ――このまま、この町にいるよりはきっと有意義なはずだ。


◇◆◇


「――よし。じゃ、出発しようか」

「「「はい(なの)!」」」


 船で運んだ荷物の中には、今までの旅でもお世話になった馬車も積んできた。

 なので、馬は買うはめになったが馬車自体は今まで通り『カメリア商会』の宣伝付きの馬車だ。

 ――だからなのだろうか、、、


「すみません、、、」

「うん? どうかしましたか?」

「あの、、、 乗り合い、させて頂くことはできませんか?」


 フードで顔を隠した1人の少女が乗り合いを頼み込んできた。

 別に商人の馬車に乗り合いを頼むことは珍しいことではない。

 もともと商人は冒険者を護衛として雇って移動するのが普通だからだ。


 ただし、ここで問題がある。

 他人の目があったら聖剣を使うことができなくなってしまうのと。

 シェーラの身分がばれることは、あまり良くない。


「――ああ。すみません。こちらにも事情があって、できれば他の馬車に頼んでくれないかな?」

「それが、他のところにも頼んだのですが、すべて断られてしまいまして、、、 どうかお願いできませんか? 私にできることならなんでもしますから」


 ――うん?

 他のところにも断られた?


 基本的に馬車の乗り合いを断られる場合は2つぐらいだ。

 定員が超えている場合とお金が払えない場合。


 ここは大きな港町でたくさんの馬車が行き来している。

 なので、頼んだ馬車全部が定員オーバーなんてことはないだろう。


 そして、お金の方だが。

 ある程度のランクの冒険者になれば、護衛料と差し引きされる場合があるが、彼女は見た目から言って戦えるような雰囲気ではない。

 まあ、ここは異世界なので、見た目=強さではないが、彼女はそれを踏まえたうえでも頼りなさすぎる。

 だから、お金がないから断れた可能性が高いだろう。


「――もしかして、お金が無かったりするの?」

「い、いえ、、、 そんなに多くはありませんが、少しは持っています」


 ――おや。

 お金でもないらしい。

 それじゃ、断られた理由って、、、


「あの、、、 すみません。 私はこういうものなんです、、、」


 少女が、その顔を隠していたフードを取り払う。

 今まで隠れていた『それ』が露わになる。


「――えっ、、、」

「――っ!? ご主人様離れてくださいっ!」


 状況に気づいたミミが、慌てて俺と少女の間に割って入る。

 それも、魔剣を手にして、、、


「この人は魔族ですっ!」


 彼女の頭には、小さいながらも『角』が存在していた。

 それは魔族の証。

 しかし、俺にはそれよりも気になったことがあった。


 ――彼女の耳だ。

 彼女の耳は、ピンととがったように斜め上を向いている特徴的な耳だった。

 ルジオールで出会ったイービルとはまったく印象が違う。


 それよりも、最近よく見かけた耳に似ていた。

 ――そう。

 エルフの耳によく似ているのだ。


「――ち、違いますっ! 私はエルフと魔族の、ハーフなんです」


 ――やっぱりハーフか、、、


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