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レベル1鍛冶師だけど、ゴブリン倒すために聖剣を作ります  作者: zephyrusu
第4章 レベル1鍛冶師だけど、勇者になってもレベルは1のままらしい
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09話 闘技大会、開催


「――それじゃ、今日はよろしくね、ノーラ」


 ついに、闘技大会の日がやってきた。

 ミミとココネとシェーラと別れ、ノーラと落ち合い、当日のエントリーを済ます。


「こちらこそお願いします、シロウさん、、、ではなくて、今日はカメリア様とお呼びしなければいけないんでしたね」

「うん。ややこしいかもしれないけど、お願いね」

「そんなことないですっ! カメリア様と共闘できるなんて心が躍ります!」

「出来る限り、足を引っ張らないように頑張るよ」


 今回俺はシロウではなくカメリアとして闘技大会に参加することにした。

 初めから、シロウとして参加するつもりはなく、仮面をつけた謎の人物として参加するつもりだったのだが。


 謎の仮面の人物でたくさんの魔剣を使ったら、否が応でも注目を集めてしまう。

 注目が集まればその分だけ、正体がばれるリスクが増える。

 そこで、魔剣をいくら使っても怪しまれないカメリアの方がいいと思ったのだ。

 カメリアは正体がわからない謎の人物ということになっているから、正体を隠そうとしても不思議じゃない。


「――それにしても、この格好はおかしくないかなあ」

「似合っていますよ、カメリア様」


 俺は、待合室の鏡でもう一度自分の姿を確認する。

 ばれないように、装備もいろいろと用意した。

 【偽装】の魔剣と、変装の魔法で2重に姿を変えた上に、カメリアの紋章をかたどった仮面をつけている。

 それと【鑑定偽造】のペンダント――王都でダンジョンに行ったときに作ったもの――でカメリアとしてのステータスに偽造してある。

 これだけやれば、よっぽどのことが無ければばれないだろうけど、、、


 ――代わりに、少しばかり見た目が怪しい人になってしまっている。

 特に仮面がいけない。

 仮面のせいで怪しさが倍増している。


「――はあ。しょうがないか、、、 まあ、ともかく、今日は頑張ろう!」

「はい! 全身全霊で頑張ります!」


 ――これも、優勝して『神鋼』を手に入れるためだ。


◇◆◇


『レディース&ジェントルマン! 大変長らくお待たせいたしました。ただいまより闘技大会を開催しますっ! まずはルール説明から』


 司会の女性が意気揚々と大会のルールを観客たちに説明し始める。

 大会のルールはパンフレットにも書いてあったのを頭に入れてきた。


 ・殺しは禁止。大怪我程度までなら大会側が用意した魔法使いが治せる。

 ・武器や装備は自由。魔法も使用可。

 ・2人とも戦闘続行が不可能になると敗北。


 主なルールはこんなところかな。

 そんなに難しいルールではないので、普通に戦えば大丈夫そうだ。


『――解説には、皆さんご存知。元Aランク冒険者である、シューゾさんに来ていただきました。よろしくお願いしますシューゾさん』

『――大会に参加する人も観戦する人も、みんな熱くなれよっ!』


「この物語はフィクションであり実在の人物団体とは一切関係ありません」

「シロ――カメリア様、急にどうしたんですか?」

「いや、なんかこのセリフを言わないといけない気がして、、、」


『それでは、さっそく闘技大会A組の一回戦を行いたいと思います。――選手入場です!』


 俺たちの出番はA組の3組目になる。

 闘技大会に出場するペアは全部で16組。

 それを8組ずつA組、B組と分けて各組でトーナメントを行い、各組の勝者たちが最後に戦って優勝者を決める方式になっている。


 ――つまり、4回勝てば優勝だ。


◇◆◇


『いや~、良い戦いでしたね』

『勝ち負けなんかどっちでもいいんだ! 彼らは本気で戦ったそれがすばらしい!』

『いやいや、これは大会ですから勝ち負けは重要ですよ? まあ、確かに素晴らしい戦いでしたが』


 1組目の試合はCランク同士のペアと、A・Bランクのペアの戦いだった。

 もちろん、A・Bランクのペアの勝ちで終わった。

 一応Cランク同士のペアの方も、隠し玉を持っていたのだが、、、

 しかし、そこは歴戦の冒険者であるAランク冒険者。

 相手の作戦を見抜き、しっかりと勝ちを拾っていった。


 2組目の試合は、Cランクペア同士の戦いで、特筆するような戦いではなかった。

 どちらも死力を尽くし戦っていたのを、解説者がものすごい褒めていた。

 どこかで聞いたことのあるような暑苦しい解説だったのは、気のせいだろう。


『それでは、A組の一回戦3組目の試合になります!』


 ――いよいよ俺たちの出番だ



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