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レベル1鍛冶師だけど、ゴブリン倒すために聖剣を作ります  作者: zephyrusu
第4章 レベル1鍛冶師だけど、勇者になってもレベルは1のままらしい
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02話 魔物の実験体


「――4名様ですね。お部屋の数はどうしますか?」


 着いた村は、マラア村という小さい村だった。

 その村に1つしかない宿屋に俺たちは泊まることにした。

 そして、宿屋の従業員である女性が爆弾発言を落としたでのある。


 ――いや、本来ならば普通の接客なのだが、、、

 問題があったのは、俺たちの方だ。


「今回こそ、俺は1人部屋にしようと思う。それとミミとココネで1部屋、シェーラで1部屋、の合計3部屋でいいか?」

「――良くありません! 私たちはご主人様と一緒がいいです」

「私もシロウ様と一緒がいいの」

「待ってくださいまし。それならば私もシロウ様とご一緒がいいですわ」


 と、こんな感じに意見が割れ、話し合いが始まったのだが、、、


「いや、俺は1人のほうが、、、」

「ご主人様は黙っていてください!」

「これは、私たちの問題なのっ!」

「そうですわ。女には時に引けないことがありますのっ!」


 早速俺は省かれた。

 ――いや、俺の問題でもあると思うんだが、、、


 結局、大部屋に4人で泊まることに決まった。

 一応ベッドの数は人数分あるので、全員で同じベッドで寝るとういう事態は避けることはできた。


 ――いつになったら、落ち着いて寝られる日がくるのだろうか、、、


◇◆◇


「――それにしても活気がないな」


 宿屋を確保した後、まだ昼近い時間だったので、村の中を見て回ることにした。

 しかし、気になることがあった。

 それは、マラア村がその規模以上に活気がなかったことだ。


「前に来たときは、もっと活気があったの。もしかしたら何かあったかもしれないの」

「少し気になるね。どっかで聞いてみるか」


 ちょうど、村人が営んでいるであろう雑貨屋みたいな店があったので、そこのおばちゃんに声をかけてみることにした。


「すみません。ちょっとお聞きしたいのですが」

「なんだい?」

「どうも、前に来た時よりも、村に活気がないと思いまして、、、」

「ああ。あんたは旅人だから知らんのか。最近、この近くで普段は出ない大型の魔物がでてさね。その討伐で村の若い衆が駆り出されたものの、結果が芳しくなくてね」


 この世界は、基本何処でも魔物が出没する。

 それは、当然マラア村も例外ではない。

 と、いっても、普通はスライムやウルフなどの弱い魔物しか出てこないらしい。

 ところが、おととい見たこともない大型の魔物がでたらしい。


 すぐに、村の中でも少しは腕の立つ若い人と在中していた冒険者でパーティを組み、討伐体を結成した。

 ところが、返り討ちに遭い、数人の犠牲とけが人を出して敢え無く断念。

 今は、村長などが対策を練っているらしい。


「もしかしたら、避難命令が出るかもしれないから、皆荷物をまとめているのさ」

「おばちゃんは逃げないの?」

「こんな時だからね。もし誰かが何かを買いたい、となったときに開いている店屋が無いと困るさね。どうせ私は逃げるときに持っていく荷物何てほとんどないからね」

「そうなのか、、、 ありがとうおばちゃん。お礼に何か買っていくよ」

「毎度あり。お兄さんも魔物には気を付けることさね」


 おばちゃんにお礼を言い、情報のお礼の代わりに、いくつか品物を買った。

 話を聞いていたミミやココネ、それにシェーラも何か言いたそうな顔で俺を見てくる。


 ――気持ちは俺も一緒だよ。


「その大型の魔物ってやつ、経験値稼ぎのついでに狩りに行くか」

「「「はい(なの)っ!」


 ――俺たちは、大型の魔物がいたという場所に向かった。


◇◆◇


『――ガアアアアアッ!!!』


 そこにいたのは、ガイアウルフに似た魔物だった。

 しかし、ただ似ているだけで本質は全く別なものだということを【超高位鑑定】のおかげで知ることができた。


 鑑定の結果、こいつはどこにでもいる魔物のウルフだった。

 しかし、何かの実験体として使われ、異形の変化を遂げたらしい。

 実験の影響で放置しても1週間ほどで勝手に死ぬみたいだけど、マラア村を襲う可能性もあるので、倒してしまおう。


「私たちが倒します」

「やってやるのっ!」

「私も加勢しますわっ」


 討伐体を撃退したせいか、それとも魔物でも倒したせいなのか、ウルフは地味にレベルが上がっていたので、経験値として美味しくいただくため、俺抜きで戦うことになった。

 ――念のため、聖剣を準備しておこう。


 ミミとココネが、持ち前の俊敏さを活かし、魔剣を使ってかく乱する。

 その隙を突いて、シェーラが火属性の魔法を発動させる。

 実験の結果か、ウルフは意外なタフさを見せたものの、火属性の魔法が弱点らしく、苦戦するようなことはなく倒せた。


「――みんな、お疲れ様」


 戦い終わった皆をねぎらう。

 とりあえず、これでひとまずは、マラア村も大丈夫だろう。


 ――それにしても、一体誰が魔物の実験などしているのだろうか



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