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レベル1鍛冶師だけど、ゴブリン倒すために聖剣を作ります  作者: zephyrusu
第3章 レベル1鍛冶師だけど、聖剣使っていたら勇者になりました
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12話 剣核の開放


「――はあ!?」


 剛田によって地面に叩きつけられた、聖剣『エクスカリバー』が折れた。


 ――ありえない、、、

 聖剣があんなことで折れるなんて、、、 ――っ! いや、違う!


 折れた聖剣『エクスカリバー』は、その力の波動を失ってはいなかった。

 それどころか、力が増大しているっ!?


 暫くすると、折れた『エクスカリバー』が光の粒子となって空中に広がる。

 その光が再び集まり、剣の形を構成していく。

 光が実体化され、新たな(・・・)『エクスカリバー』となった。


 俺はあわてて『アナライザー』を取り出し、【超高位鑑定】を発動させる。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 名前:聖剱『エクスカリバー』

 レアリティ:不明

 攻撃力:S

 斬れ味:S

 耐久性:S

 恩恵: HP+2500

     MP+2300

    STR+2500

    INT+2300

    VIT+2400

    AGI+2500

 スキル:現状では存在しません

 説明:聖剣『エクスカリバー』の剣核が解放された状態。

    勇者のみ装備可能 ※作成者は装備可

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 【超高位鑑定】によって謎が解けた。

 剣が剱に変わっていて、スキルは無くなっているが、恩恵の値が驚くほど上がっている。


「――これが、剣核の開放か、、、」


 確か、ルトリアの町の海龍討伐祭でやっていた劇の中で、英雄が魔剣の剣核を開放して海龍を撃退したとか言っていたはず。

 代わりに、魔剣を失ったとも語っていた。

 ――そう、、、 剣核を開放した剣は失われるはずなのだ。


「俺なんか相手に、聖剣を犠牲にするのかよ、、、」

「そんなこと関係ねえ! ただ、俺が『かじし』なんかに負けることだけはあってはならねんだよっ!」


 ――狂っている。

 剛田には、俺という名の敵しか見えていないらしい。


「――死ねっ! 『かじし』っ!」

「――くっ、、、」


 半ば暴走状態の剛田の攻撃は、先ほどよりも随分荒々しいものになっていた。

 しかし、聖剱となった『エクスカリバー』の恩恵が高すぎる。


 躱せないことも多くなり、つい『オレイカルコス』の刀身で受け止める。

 しかし、『オレイカルコス』は『エクスカリバー』を受け止めるたびに折れてしまう。

 以前のスキルは無くなっているはずなので、これが剣核が解放された聖剱の斬れ味なのだろう。

 折れた『オレイカルコス』を【瞬間再生】で直すものの、すぐに折られてしまう。


「――このままじゃ、MPが、、、」

「はっはっは!!! いいね、その表情が見たかったんだ。『かじし』にはそれがお似合いだぜっ!」


 焦る俺を、満面の笑みを浮かべる剛田。

 しかし、俺には打つ手がない。


「――くそっ、、、」


 ――剛田の攻撃を、なんとか凌ぐだけしかできることはなかった。


◇◆◇


「――【瞬間再生】、、、」


 俺は、もう何度目になるかわからない【瞬間再生】を発動させ、『オレイカルコス』を直す。

 至る所に攻撃を受けて、体中が痛みという悲鳴を上げている。

 このままでは、HPの恩恵も怪しくなってくる。


「ひっひっひ、、、 いい気味だな『かじし』」


 ――どうする?

 考えるんだ、、、


 このままだと、本当に殺される。

 また、あれを繰り返すことになる。


「いい加減死ねよっ!」

「そう、簡単に、くたばるかよ、、、」


 なんとか、『オレイカルコス』で、攻撃を防ぎ、【瞬間再生】を発動させようとする、が、、、


「――MP切れか、、、」

「はっはっは。――ようやく終わりかっ!」


 『オレイカルコス』以外に、【瞬間再生】のようなスキルを持つ聖剣は作っていない。

 他の聖剣を使い捨てにすれば、もう少し戦えるかもしれないが、結局のところただの時間稼ぎにしかならない。


 時間を稼いだところで誰かが助けてくれるわけでもない。


 ――ここまでか、、、

 こんなことなら、仏心なんか出して、女の人を助けようなんて思わなければよかったのかもしれないな。


 諦めようと思い、剣を持つ手から力を抜こうとしたとき――


『――私たちを使って?』


 ――誰かの声が聴こえた



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