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レベル1鍛冶師だけど、ゴブリン倒すために聖剣を作ります  作者: zephyrusu
第3章 レベル1鍛冶師だけど、聖剣使っていたら勇者になりました
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10話 聖剣『エクスカリバー』


「――ご、剛田、、、?」


 女の人を襲おうとしていた男は、俺が異世界に来ることになった原因となった人物、、、

 高校の卒業式の日、屋上から俺を突き落とした、剛田だった。


(ここは、勇者しか入れないはず、、、)


 俺は剛田に向けて【超高位鑑定】を使う。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 名前:勇者『ゴウダ ツヨシ』

  LV: 4

  HP:2136

  MP:1783

 STR:1940

 INT:1518

 VIT:2066

 AGI:1874

スキル

 【勇者】【言語翻訳】【簡易マップ】【アイテムボックス】

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 ――やっぱり、剛田が召喚されたっていう勇者だったのか、、、


 それより、ステータスがおかしい。

 勇者だとしても、レベル4でこれはありえないだろう、、、


(あの剣、まさか、、、!)


 剛田が背中に掛けている剣。

 ――なんとなくだが、強い力を感じる。


 俺は、剣の方にも【超高位鑑定】を発動する。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 名前:聖剣『エクスカリバー』

 レアリティ:不明

 攻撃力:S

 斬れ味:S

 耐久性:S

 恩恵: HP+1500

     MP+1300

    STR+1500

    INT+1300

    VIT+1400

    AGI+1500

 スキル:【一触全斬】MPを消費して発動する。触れたものを切り裂く。

 説明:最高の金属『神鋼』を用いて最高レベルの職人が作った聖を冠する剣。

    勇者のみ装備可能 ※作成者は装備可

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


(――エクスカリバーっ!?)


 剛田が装備していた剣は、やはり聖剣だった。

 それも、かの有名な『エクスカリバー』の名前の、、、


(――『神鋼』で作られた聖剣はここまで強いのか、、、 恩恵の値も段違いだ)


 俺が恩恵狙いで打った聖剣の2倍まではいかないが、1.5倍以上はある。

 もともとの俺自身のステータスなんてものはあってないようなものなので、聖剣を2振り装備していなければ戦うことなんてできそうにない。


 ――けれど、逃げられない理由もある。

 顔を見られたのもかなりの問題だし、それに、、、


「――てめえのせいで、俺の人生は最悪だよっ! それなのに、まだ俺の邪魔をするのかよっ!」


 剛田は俺のことを逃がすなんて考えていないようだ。

 その狂気に満ちた表情は、あの日の屋上のシーンを蘇らせる。


 ――忘れもしない。

 俺がいじめられた日々も。

 最後のいじめも。


 いまだに恐怖で足が震える。

 武者震い、、、ではない。

 ――俺は怖いんだ。剛田のことが、、、


 でも、俺は変わった。

 この世界にやってきて、少しずつだけど確かに変われたんだ。


 ――だから。


「――もう。逃げない、、、!」

「『かじし』のくせにいい度胸だな! いいぜ、もう一回殺してやるよっ!」


 剛田は、背中の聖剣『エクスカリバー』を抜き、切っ先を向けてくる。

 直接見てみると、そのすごさが良くわかる。

 一片の曇りすらない黄金色の刀身は、刀匠として見ても素晴らしいものだ。

 『エクスカリバー』の波動を受けるだけで、身がすくみそうだ。


(――確か、『エクスカリバー』のスキルには、触れたものを切り裂くってあったな)


 俺はエクスカリバー対策に聖剣『オレイカルコス』を選択する。

 もう一つの恩恵用の聖剣は『ハーゴード』を選んだ。


 『オレイカルコス』のスキルは【瞬間再生】。

 MPを消費して刀身を復活させることができるスキルで、フルメタル・ゴーレムのスキルと使い勝手は変わらないから、『エクスカリバー』と斬り合うには持って来いだろう。


 『オレイカルコス』を抜き、正眼に構える。

 剣術などは俺には無いが、この構えが一番しっくりくる。


「――はっ。『かじし』の分際で、聖剣を装備した勇者である俺に勝てると思っているのか?」


 ――確かに俺は鍛冶師で、しかもレベル1だ。

 普通に考えたら、勝てる見込みなんてないのだろう。

 しかし、、、


 ――俺には、聖剣を2振り持てるという有利な点がある


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